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「拙訳再訪」 翻訳は、同じ文を訳しても十人十色と言いますが、 ひとりの翻訳家が時を経て同じ作品に対峙した時、 やはり色は変わるのでしょうか。 約40年の翻訳歴で200冊にものぼる訳書を上梓してきた田口俊樹氏が、 デビュー作を皮切りに、自身の「記憶に残る」翻訳作品を読み直し、 時代と共に変わること、変わらないことを検証しながら 翻訳談義を繰り広げます。 翻訳とは何か。自分はどんな翻訳がしたいのか。 そんな問いに指針を与えてくれる、ベテランの言葉に 耳を傾けてみてください。

田口俊樹氏プロフィール

訳書は『八百万の死にざま』（ローレンス・ブロック著 早川書房）、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』（Ｊ・Ｍ・ケイン 新潮社）、『その犬の歩むところ』（ボストン・テラン 文藝春秋）など約200冊。著書に『おやじの細腕まくり』（講談社）などがある。 翻訳ミステリー大賞発起人。

番号 タイトル 更新日
第18回 レイモンド・チャンドラー『待っている』の巻（2007年）
――小鷹信光さんと三川基好の思い出NEW		 2020年5月13日
第17回 ジェームズ・Ｍ・ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』の巻(2014年)
――思い焦がれた名作の新訳！		 2020年3月10日
第16回 リチャード・モーガン『オルタード・カーボン』の巻(2005年)
――思い出がいっぱい詰まった難物		 2020年1月16日
第15回 デイヴィッド・ベニオフ『25時』の巻(2001年)
――映画を見て思わず「あっ！」		 2019年11月5日
第14回 ボストン・テラン『神は銃弾』の巻（2001年）
――難物中の難物に悪戦苦闘（2）		 2019年9月10日
第13回 ボストン・テラン『神は銃弾』の巻（2001年）
――難物中の難物に悪戦苦闘（1）		 2019年7月24日
第12回 ジョン・ル・カレ『パナマの仕立屋』の巻（1999年）
――またしても翻訳人生の危機！		 2019年5月17日
第11回 フィリップ・マーゴリン『黒い薔薇』の巻（1994年）
――YOUに“こだわる”。		 2019年3月7日
第10回 ネルソン・デミル『チャーム・スクール』の巻（1996年）
――翻訳人生最大のピンチ！？		 2019年1月8日
第9回 チャールズ・バクスター『世界のハーモニー』の巻（1991年）
――現在形は悪魔の囁き？		 2018年11月9日
第8回 クレイグ・ライス『第四の郵便配達夫』の巻(1988年)
――名物編集者との超肩こり初仕事		 2018年9月5日
第7回 エルモア・レナード『マイアミ欲望海岸』の巻（1988年）
――和臭か、無臭か、洋臭か。		 2018年7月20日
第6回 マイクル・Ｚ・リューイン『刑事の誇り』の巻（1986年）
――頑固親爺とおやじギャグ		 2018年5月7日
第5回 アン・タイラー『アクシデンタル・ツーリスト』の巻（1989年）
――めざすべき翻訳とは？――		 2018年3月7日
第4回 ローレンス・ブロック『聖なる酒場の挽歌』の巻（1986年）
――数字の話あれこれ――		 2018年1月9日
第3回 ウェイド・ミラー『罪ある傍観者』の巻（1985年）
――「が」と差別語が多すぎる！		 2017年11月8日
第2回 ローレンス・ブロック『泥棒は選べない』の巻（1980年）
――泥棒バーニイ×ジョン・レノン×ニューヨーク		 2017年9月11日
第1回 ジョン・ウィンダム『賢い子供』の巻（1978年）
――だるまに助けられる！		 2017年7月10日

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