【アメリア】みんなで作るインタビュー8・global2j LLC紹介編
 
  みんなで作るインタビュー


 [紹介編]
読み物  
外資系金融機関、企業の財務部門を主な顧客に、金融経済分野に特化した翻訳サービスを提供するglobal2j (グローバル・トゥー・ジェイ)。登録翻訳者の研修制度も備えているという同社に、金融経済翻訳について伺いました。

※希望者には、学習方法について参考となる資料をglobal2jより直接お送りする特別プログラムを用意しました。詳しくはこのページの最後をご覧ください。

 第8回 global2j LLC
 
<第8回> 紹介編|インタビュー編 1  全2ページ
 
需要の手応えを感じる金融経済分野の翻訳

 翻訳需要は確実に増えているとおっしゃる宮嶋さん。「特に、この4、5年は景気低迷の影響から、企業はコア・ビジネスに集中する方向です。翻訳のような周辺業務は外部の優秀な会社もしくは個人にアウトソースする傾向が強まっています。」(宮嶋さん)。
 さらに、金融経済ならではの翻訳テクニックを社内で教育することは非常に難しく、それが外部のプロを使いたいという要望の理由のひとつだとも言う。「弊社で独自に調査をしたところ、外資系金融機関の5割には翻訳を外注するニーズがあり、残りの2割には社内翻訳者がいることがわかりました。社内翻訳者は辞めてしまったり病気になったり、あるいは一時的に翻訳業務が集中することもありますので、そうした場合のピンチヒッターが必要になります。従って潜在的には全体の7割が何らかの形で外注の翻訳者を必要としていることになります」(中島さん)
 翻訳の需要はあるものの、それに十分に応えられる実力を備えた翻訳者が少ないのもこの分野の特徴だと言う。「クオリティに厳しいお客様の中には、安心して任せられる優秀な翻訳者は十指に満たないと話す方もいらっしゃいます」(宮嶋さん)
 
金融経済翻訳 3つの特徴

 金融経済翻訳では、押さえるべき3つのポイントがあるという。
 まず第1に『個性を出すよりも正確な文章を』書くこと。金融経済翻訳は投資の判断材料となる文書も多い。そこで、情報を正確に伝えるためには、ニュートラルな表現が必要となってくるのだ。
 次に、文体としては、ビジネス上、説得力のある表現が要求される。「例えば、トライアルの応募訳文を見ていると、“もっと〜した”“どんどん〜した”といった表現に出会うことがあります。口語ではよく使いますし、決して間違った表現ではありませんが、金融経済翻訳では“さらに〜した”“著しく〜した”“急速に〜した”などの表現が一般的です」(宮嶋さん)
 専門用語が多いので、その日本語訳を確実に身につけるということも重要だ。例えば、monetary easingの訳語は“金融緩和”だが、fiscal easingは“財政緩和”ではなく、“財政拡大”と訳さなければならない。「非常に細かい点ですので、弊社のトップクラスの翻訳者でも間違える場合があります。漫然と経済記事を読んでいても、専門用語はなかなか把握しきれません。間違いを適切に指摘されないと覚えるのは難しい。でも、一度指摘されたら次からは二度と間違えない、そうした姿勢が大事です」(宮嶋さん)
 
金融経済の知識を身につけるには

 そもそも金融経済の基本的な知識がなければ、いくら翻訳の勉強をしてもこの分野の翻訳をこなすことはできない。「マクロ経済、為替、株など、各々の分野に必ず入門書があります。それらを読んで、まず日本語で知識を身につけておかないと、英語を読んだ時に論理展開を正しく理解することができません」(宮嶋さん)
 入門書で基礎知識を身につけたら、次は新聞だ。「日本経済新聞を読めば、理論の勉強にもなりますし、正しい日本語とはどういうものか、あるいは金融経済翻訳で求められる文体とはどういうものかがわかります。併せてFinancial Timesを読みます。同じテーマの記事を見つけて、日英の記事を読み比べることによって専門用語や表現の勉強ができます」(宮嶋さん)
 さらに、各種の金融機関が出している調査レポートの類を読むことも勉強になる。各社ともウェブサイトを通じて発表しているので、これらをできるだけたくさん読むことで金融の知識を拡充させることも重要だ。
 
必要なのはバックグラウンドではなく興味と向上心

 非常に高度な知識を要求されるだけに、この分野の翻訳は、経済学部出身、あるいは金融機関に勤めた経験があるなど、十分なバックグラウンドがなければ翻訳はできないのではないだろうか。実際にglobal2jに登録されている翻訳者は、どのような人が多いのか尋ねてみた。
「私たちも意外だったのですが、現在、活躍なさっている翻訳者のみなさんの経歴は実にさまざまなんです。金融機関や会計事務所などの出身者がいる一方で、法学など経済学部以外からの出身者、メーカーを退職なさった方、元予備校講師の方や主婦など、必ずしも金融関係のバックグラウンドがあるとは限りません。でも、みなさんに共通しているのは、金融経済に非常に興味があるということ。金融の実務経験がなくても、この分野に興味があり、翻訳テクニックと文章力を身につければ、誰でもトップになれると思います」(宮嶋さん)
 
トップ翻訳者を育成する2つのシステム

 global2jでは登録翻訳者の翻訳力向上のために行っていることが2つあるという。まずひとつは翻訳者が担当した仕事の完成版を可能な限りフィードバックするということ。「これによって翻訳者の方が翻訳力を向上させてくれると信じています。そうすれば、次にお願いしたときは誤訳が少なくなり、弊社の見直しの手間も省け、良い循環が生まれるはずです」(宮嶋さん)
 もうひとつは各翻訳者の必要性に応じ社内研修として、仕事とは関係ない課題を自主的に提出してもらい、細かい点まで添削をして返却するというものだ。「自分の原稿に赤が入ってくると、よりダイレクトに自分の欠点や癖が見えてきます」(宮嶋さん)。
 こうした登録後のフォローアップによって確実に実力を付けてきた翻訳者も多いという。「3カ月後、半年後にハッとする瞬間があるんです。登録した翻訳者の方が、ぐんと力を伸ばしたことを実感する瞬間が。フィードバックが着実に蓄積されて学習効果が出ているのがわかり、非常に嬉しいです」(中島さん)


 
アメリアWebサイトではスペシャルトライアルを実施し、アメリア会員も多数活躍中の翻訳会社global2j。金融経済分野の翻訳に興味があるという方は、このチャンスを逃さずに質問をぶつけてみてください。

『トップ翻訳者の学習方法〜アンケート結果』送付サービス(global2j提供)

 いくら時間をかけて勉強しても、学習法が正しくないと思うように力がつかないということがあります。金融経済翻訳のコツと正しい学習方法を知ることは、翻訳力を高める近道です。
 そこで、global2jの登録翻訳者を対象に行った翻訳学習方法についてのアンケート調査結果を希望者の方にお送りいたします。ご希望の方は「質問をする
ボタンをクリックし、「global2j翻訳学習法アンケート結果希望」と明記のうえ、氏名・e-mailアドレス・電話番号・希望理由(翻訳学習の目的)今回の記事に関する質問、感想を11月5日(水)までにお送りください。

(※質問の受付、アンケート結果送付サービスの申し込みは11月5日で終了いたしました。)

 
 
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