【アメリア】対談の部屋 12-2 翻訳お料理番鉄人座談会 Ms. Shellyお疲れ様でした&図書カード争奪レシピ公開しちゃいます!
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対談の部屋
<第12回> 全6ページ
第12回 翻訳お料理番鉄人座談会 Ms. Shellyお疲れ様でした&図書カード争奪レシピ公開しちゃいます!

2.鉄人の悩み:あちらが立てればこちらが立たぬ。受賞者の選考って大変!

F:選考時の悩みとかってありますか。

S:文章が上手く読みやすい、内容もほとんど合っている。でも唯一の誤訳が肝心な箇所という訳文と、誤訳箇所はゼロだけど、文章のセンスは先の人と比べると劣ってしまう訳文は、最後の最後まで「あぁ、どうしましょう〜」って悩むハメになっちゃう。

O:地文はそこそこでもセリフが光っている訳文と、セリフはまぁまぁだけど地文が上手くてテンポよく読める訳文をふるいにかけるのもキツイ! いつもピッタリ2通残ってくれないからねぇ(笑)

J:こちらがあきれるほど誤訳もなければ表現も完璧な応募訳文であれば選考は文句ナシなんだが、そういうことってなかなかない。というか10年以上やっているけどまだ出会ってないかも。たった1パラグラフの翻訳でも奥が深いということでもある。

F:なるほど。それでも、受賞者とあと一歩さんを決定しなくてはいけませんよね。

O:最後まで残った訳文というのは、どれも日本語として読みやすい仕上がりになっているものばかり。なので、送られてきた訳文全体の質が目安になることも。「今月はセリフを上手く訳せた人があんまりいなかったから、セリフを最優先にしよう」みたいな。それでも絞れなかったら、もう一度、誤訳や表記ミスの数や程度を再チェックしていきます。

S:確かに、訳文全体の質は目安になるわよね。受賞者の訳文は皆さんに紹介されるわけだけど、ただそれはMr. Joshuaもおっしゃっていたように、あくまでも「その月の中では優秀な訳文」であって、訳文の品質についてはまた別の話なのよ。

F:そう言えば、参加された方から「受賞者の訳文は1箇所間違ってますがいいんですか?」、「どこそこの部分は受賞者の訳より、○○とした方が適切な表現だと思います」というメールをいただいたこともありました。

J:誤訳が少なくても日本語が拙ければ受賞の可能性は低くなる。また仮に、そこの部分はメールしてきた人の方が適切な表現だったとしても、他の部分が受賞者より劣っていれば、総合的な見地から選外となってしまうのだ。あと「鉄人の正解訳を楽しみにしています」という感想を時折見かけるけど、正解は訳例のみではない、ということは心得ておいて欲しい。
 
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