翻訳の仕事の流れを解説。求人応募前から納品後のフィードバックまで
翻訳の仕事にはある程度決まった流れがあります。
未経験・初心者の方でも、その流れを知っておくことで安心して業務に就くことができるようになるでしょう。
「翻訳の仕事ってどんな流れで行うの?」
このように思っている方のために、応募から納品後まで、すべての流れをご紹介します。
翻訳の求人に応募してから契約するまでの流れ
翻訳の仕事は「応募」「翻訳」「その後」の大きく3つの段階に分けられます。
まずは、本格的に仕事をする前、応募の段階で何をするのか見てみましょう。
翻訳の求人に応募する
どのような仕事をするにせよ、まずは求人に応募しなければ始まりませんね。
仕事の内容や報酬額、条件などをよく確認して応募します。
翻訳トライアルに参加する
求人によって、応募後にトライアルを行うことがあります。これは応募者を選抜するテストのようなもので、実際に文章の翻訳を行います。
トライアルでとくに一定の基準を満たしている翻訳者と、契約が結ばれるということですね。
基本的に、トライアルで報酬は発生しません。しかし、ここでの品質が採用の可否を決めることになるため、全力を尽くしましょう。
トライアルでも、しっかり自分の仕事をすることが大切だということです。
また、トライアルは厳しい戦いになることが多く、落ちるのが当たり前とも言えます。1人を選ぶトライアルに10人が参加すれば、倍率は10倍です。
1回落ちたぐらいで気に悩むことなく、何十回でも応募を続ける必要があります。
クライアントと契約して仕事を開始する
企業と翻訳者のお互いが条件に合意したら契約となります。
どちらかが契約書を作成し、内容をよく確認した上で署名することになります。
契約後、指示書などの各資料が送られてきて業務開始になります。
契約して翻訳の仕事を始めた後の流れとポイント
契約が終わるといよいよ業務開始になります。まず資料を探すのか、とりあえず翻訳してみるのかなど具体的なやり方は各翻訳者によって変わるところでしょう。
以下では、それ以外のポイントについてご紹介していきます。
仕事の内容によっては試訳を送る
案件によっては「1週間で試訳を送ってください」という指示が来ることがあります。
試訳とはサンプルのこと。冒頭の部分だけを翻訳して納品することで、方向性の確認を行います。
試訳を送った後はクライアントからフィードバックが送られてくるため、以降の翻訳に反映させていきます。
翻訳の仕事が完了した後の流れ
納品してしまえば仕事が終わり!ではありません。納品原稿に関するやり取りが発生する可能性がありますので、最後までクライアントとのコミュニケーションを大切にしましょう。
納品して受領されれば、それで1つの案件が終了となります。この後は改めて求人に応募する、継続で依頼をもらうなどして新しい仕事に着手します。
しかし、その間にクライアントからフィードバックが来ることがあります。
時には厳しい言葉が送られてきて落ち込むことがあるかもしれませんが、翻訳者としてスキルアップするためにとても大切なものですので、かならず確認しておきましょう。
クライアントは暇ではありません。「2度と頼むか!」という相手にフィードバックは絶対に送りません。
どのような文面でも助言してもらえるということは、期待されているということでもあります。継続して仕事をもらえるお得意様になる可能性も十分あるため、真摯に受け止めるよう努めましょう。
翻訳の仕事の流れは簡単。未経験・初心者でも安心してできます
ここまで、翻訳の仕事の流れをご紹介してきました。
フリーランスの仕事としてはよくある流れですが、トライアルや試訳などがあることは意識するべきポイントかもしれません。
ていねいな対応、こまめな報連相など、ビジネスパーソンとして当然のことを心がけていれば、翻訳の仕事の進め方で困ることはないでしょう。