働き方は自分で選べる!フリーランスで翻訳の仕事をつかむコツ
会社で働く人なら一度は自分の好きな仕事だけしたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
英語の得意な人なら自宅でフリーランス翻訳者として仕事をすることも夢ではありません。
フリーランスなら自分で仕事を選ぶことができるうえに人間関係に悩まされることもありません。しかし仕事の探し方やフリーランスで生活していけるか不安に思っている人もいると思います。
今回はフリーランスで翻訳の仕事をしていくための方法やコツをご紹介いたします。
翻訳がフリーランスに向いている最大の理由は自宅ですべておこなうことができること
翻訳の仕事は外国語の文章を日本語に、逆に日本語を外国語へ訳していく仕事であり基本的に一人で作業することができます。しかし会社で翻訳の仕事をする場合、翻訳の仕事だけでなく事務やほかの業務をしなければならない場合がほとんどです。
フリーランスは多くの場合、仕事の受注から納品にいたるまで自宅で完結させることができます。
子育てや介護中などで外出が難しい方は、自宅だけで仕事ができるのでおすすめの働き方になります。
フリーランスなら実力をつけていけば誰でも評価される
どんなに良い翻訳ができたとしても会社では役職のある人が優遇されることが多く、一般社員やその会社で働き始めたばかりだとなかなか評価されず、理不尽と感じることもあるのではないでしょうか。
それに比べてフリーランス翻訳者なら評価の基準は翻訳の質の一点になります。正確な翻訳や確実に納期を守ることはもちろん、表現力や専門知識などでほかの翻訳者よりもすぐれた翻訳をすることで高い評価を得ることができます。
新卒だから、もう歳だから、働きはじめたばかりだから仕方ないなど会社の評価に不満がある人でもフリーランスなら自分の努力しだいで上を目指すことができます。
フリーランスで翻訳の仕事をしたいなら複数の翻訳会社へ登録しよう
翻訳の仕事がしたいと思っても実績がなければ仕事を依頼してくれる企業はほとんどありません。実績のない初心者や自分のスキルに自信のない人は複数の翻訳会社に登録することからはじめましょう。
未経験者でも翻訳会社によってはサポート体制が充実しており、初心者OKの仕事やトライアル試験に合格することで、経験者と同じレベルの翻訳の仕事を用意している翻訳会社もあります。
チャレンジ精神をもって始めのうちは自分が応募できる仕事にはできるだけ応募してみましょう。そうすることが仕事をもらえるコツであり、実績を増やしていくことができるはずです。
翻訳の仕事をフリーランスで行うための2つのコツ
(1)得意なこと・好きなことを磨いて専門分野をつくろう
一言で翻訳といっても大きく3つに分けることができます。1つめは医療や金融などあらゆる業種で使われる文書を訳す「実務翻訳」、2つめはノンフィクションや小説などを訳す「出版翻訳」、3つめは映画やドラマなどを訳す「映像翻訳」です。
はじめのうちは実績作りや雰囲気をつかむためにいろいろな分野の翻訳をすることもよいですが、できるだけ早い段階で自分が専門にしたい分野をしぼることも大切です。
来るもの拒まずで自分が苦手な分野の翻訳ばかりしているとモチベーションがさがって翻訳の質もあがらず、悪循環に陥る可能性もあります。
例えば、もともと金融の知識がある場合はその知識を金融翻訳に活かすことができますし、海外の小説が好きであれば出版翻訳の勉強を楽しんでおこなうことができるでしょう。
自分の得意な分野や好きな分野にしぼってスキルを磨くことが、翻訳の質や単価の高い仕事を見つけるコツになります。
(2)資格はアピールポイントになる!初心者のTOEIC・英検は効果あり
翻訳は資格がなくても仕事はできますが、資格があれば応募するときのアピールポイントになります。とくに実績の少ない初心者の場合はTOEICや英検は発注先に自分を売り込む材料になります。
翻訳に直接関係のある資格には「ほんやく検定(JTF)」などもありますが、大変難しいため初心者はTOEICや英検などでアピールするとよいでしょう。
フリーランス翻訳者でもっとも大切なことは信頼を得ること
はじめのうちは右も左もわからず大変なことがたくさんあると思います。とくにフリーランスの場合、近くに教えてくれる人がいないので自分で解決しなければなりません。
でも大丈夫です。今ではインターネットでフリーランス仲間を探すことができ、アメリアで翻訳の悩みを解決することもできます。
つねにスキルアップすることを怠らず小さな仕事でも責任をもって完成させることが発注元からの信頼へとつながります。この信頼の積みかさねが自分の希望する内容の翻訳や働き方へとつながっていくことでしょう。