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情報誌・コラム
アメリア会員インタビュー
子安 亜弥さん
坂田
:勉強を続けたかいがありましたね。初めての訳書の感想は?
子安
:ずっと目標にしていたことだったので、もちろん嬉しかったです。ただ、「自分程度の実力の人はごろごろいるぞ」ということも自覚していました。そのなかで自分がこの仕事をもらえたのは、運によるところが大きい。それは自分が一番よくわかっていました。だから嬉しかったけれど、不安も強くありました。「もし1冊目で終わってしまったらどうしよう」と。やはり1冊目を出すよりも、2冊目を出すほうがずっと難しいと思うんです。
坂田
:そうですね。コンスタントに仕事を続けることは、とても難しいことですよね。子安さんの場合は、どうなりましたか?
子安
:幸いそのときは、それから3年間、毎年1冊のペースで偕成社から仕事をいただくことができました。また翻訳のほかにソフト開発の会社でも仕事をしていたので、とても忙しくなってしまって、それで学校のほうはしばらく休むことにしたんです。
坂田
:翻訳者として、まずは順調な滑り出しといったところですね。
子安
:ところが、それから私生活であれこれと大変な日々が続き、一時は翻訳をすっぱりあきらめてしまおうかと考えたこともありました。
坂田
:訳書を出したこともあるのに、あきらめるだなんてもったいない!
子安
:当時はですね、「食べていける仕事を探さなくちゃ」という焦りが強くあったんです。自分の年齢なども考えると、一人前の翻訳者になれるのはいつのことやらと悲観的になり、「確実に収入が得られる実用的なスキル」を身につけなくちゃいけないんじゃないかなんて、急に現実的なことを考え始めちゃって。それでまったく門外漢だった簿記の資格を取って、会計事務所でパートの仕事を始めたんです。「女性が歳をとってもできる仕事=経理」と、非常に短絡的な発想からでした。でもその仕事は、私にとっては時間の切り売りみたいなものだったんです。
坂田
:さまざまな葛藤があったんですね。
子安
:そんな最も落ち込んでいた時期に、アメリアの推薦で児童向けノンフィクションの翻訳のお話をいただいたんです。そうしたら、やっぱり自分はこの翻訳という作業が好きだし、能力はさておき、性格的には向いているんじゃないかと再認識したんです。人生で仕事の持つ意味ってすごく大きいですよね。単純に考えても一日の大半を費やすものだし。それならやはり好きなことをやりたい。だったら会計事務所の仕事をしながらでも、もう少し勉強を続けてみようと思ったんです。私にとって翻訳とは、「意味のある、本当にやりたい仕事」だと気付いたんです。
坂田
:新たなチャンス到来ですね! 一度、翻訳をあきらめかけたからこそ、どれだけ翻訳が好きかがわかったのかもしれませんね。とはいえ、アメリア会員でもそういう方が多いと思いますが、仕事をしながら翻訳の勉強を続けるということは、予想以上に大変ですよね。
子安
:学校に通わずひとりで勉強を続けようと思うと、つい日常の忙しさに流されてしまいそうになります。そんなとき、アメリアの定例トライアルや翻訳コンテストは、とても励みになりました。自分のレベルや欠点を客観的に知ることができるし、「今度こそ」とやる気も出ます。それから、あまり勉強とはいえないかもしれませんが、最初に教えていただいた先生から「1週間に最低3冊本を読め。くだらない本もマンガも読め。映画は週に最低3本見ろ」と叩き込まれたんです。その言葉のおかげで、好きな本もマンガもビデオも映画も「勉強だもんね?」と堂々と楽しむことができました。
坂田
:アメリアの定例トライアルや翻訳コンテストに何度もチャレンジなさったとのことですが、成績はいかがでしたか?
子安
:絵本、短編小説、映画のノベライゼーション、ハーレクイン等々、数え切れないほどチャレンジしました。そこそこ良い結果が出たこともあれば、まったくダメで「やっぱり才能ないんだ」と落ち込むこともあり。でもコンテスト結果を見て、会員番号が自分と同じぐらい古い人が載っていると、「がんばってるんだなー」とひそかに嬉しくなったりします。
坂田
:その気持ち、わかります! アメリアの会員番号は入会年度で始まりますから、新しい会員さんか、ベテラン(?)の会員さんか、一目瞭然ですよね。私の会員番号は1999・・・・・なので、200・・・・・・の会員番号を見ると「新しいな?」と思いますよ。
子安
:私なんて1992・・・・・です!
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