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本日はスリリングなタイトルの本をご紹介いたします。アメリア会員の古森科子さんが共訳されました。

『殺人者たちの「罪」と「罰」: イギリスにおける人殺しと裁判の歴史』

~内容紹介(Amazonより)~
人を殺した人間は、どのように裁かれるべきなのか?

―殺人にいたる理由をどこまで視野に入れるべきか?
―外的な圧力や絶望的な状況は殺人の理由になるか?
―殺害する意図がなかった場合の罪をどう考えるべきか?
―責任能力の概念をどのように適応すべきか?
―法人による殺人をどう裁くことができるか?

過去に起きた驚愕の事件の数々を俎上にのせ、人命を奪った人間の「罪」と「罰」が定義され、分類されるプロセスを明らかにするスリリングな考察。正しい「裁き」をめぐる社会意識の変遷を浮き彫りにする異色の社会史!

古森さんのコメントはこちらです↓

「現役弁護士である著者が、英国における数々の殺人事件に焦点を当て、正しい『裁き』について様々な角度から考察した作品です。

本書では、英国の法律において『謀殺(murder)』と『故殺(manslaughter)』の2つのカテゴリーに分かれる『殺人(homicide)』について、社会の移り変わりとともに司法の判断がどのように変化していったかを、過去の主要な殺人事件とともに追っていきます。人が人を裁くことについても考えさせられる一冊です」

日本にはかつて尊属殺人罪があり、こちらも時代に適さなくなったため廃止されましたね。社会の変化によってイギリス司法がどう変わっていったのか、大変興味深いです。

古森さん、お知らせいただきありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

アメリア事務局 相澤