加納 美奈さん
特許翻訳をきわめる
プロフィール
大学卒業後、転職活動の際、新聞の求人広告を眺めていると、英検準1級~1級保有者を求める特許事務所の求人が多いことに気づく。早速応募したところ、採用され外国出願事務担当として、出願書類の準備、権利維持のための事務手続き、海外の特許事務所と国内企業知財部とのやり取りなど、様々な業務に携わる。その後、外資系企業に派遣として勤務するも、再び特許事務所に転職し、特許翻訳の経験を積む。地方への引っ越しのため特許事務所を退職し、現在に至るまでフリーランスとして特許翻訳を専業にしている。原稿起草者や知財担当者の意向に沿った訳文、明確で読みやすくお客様がチェックしやすい訳文、過不足のない丁寧な訳出、などを心がけている。
日本アルプス山系に登りに行くことが毎夏の楽しみになっている。日本百名山踏破をもくろんでいたこともあったが、現在はそれにこだわらず、自分が楽しめる山を登っている。普段座りっぱなしの仕事のため、体力維持が今後の課題。
出願明細書の英訳を中心に活動
加賀山 :今日は岡山県にお住まいの特許翻訳者、加納美奈(かのう みな)さんにお話をうかがいます。以前公開されていたプロフィールを拝見していますが、まず翻訳実績にある「出願明細書」というのは、特許を出願するときの書類ですか?
加納 :そうです。特許庁に出願する書類で、「特許翻訳」という場合にはほぼこの書類の翻訳を指します。
加賀山 :この翻訳は英語から日本語ですか?
加納 :私自身はいまほとんど100パーセント日英翻訳ですが、両方ありまして、最近は外国からの日本への特許出願(英日)も増えていると思います。
加賀山 :出願する先は英語圏ですか?
加納 :アメリカがいちばん多くて、次がヨーロッパですね。ヨーロッパは欧州特許庁(EPO)に出願し特許付与後、指定国へ移行します。あとはアジアで英語を使うシンガポールやインド。ほかに、たとえばインドネシアなどは、英語からさらに現地語に訳されると思いますが、案件の大半を占めるのはやはりアメリカとヨーロッパです。
加賀山 :日本の企業が申請したい技術などを持っていて、それを英訳したうえで各国の特許機関に申請するということですね?
加納 :そうです。たいてい日本ですでに特許を出願していて、その特許をほかの国にも展開するのです。日本語の明細書を英訳して、各国向けの出願書類を整えます。
現在は、PCT出願という種類がありまして、国際出願を受理官庁に1回することにより、特許協力条約(Patent Cooperation Treaty)のすべての加盟国に出願したのと同じ効果が得られますが、その場合でも加盟各国に審査が移行していく段階で書類の英訳が必要になります。いま私の仕事の過半数はこの国際特許に係る翻訳ですね。
スペースが許せばモニタのサイズを上げたい。
キーボードは東プレREALFORCE。
加賀山 :実績のなかにある「オフィスアクション」というのは何でしょうか?
加納 :この「オフィス」とは各国の特許庁のことです。出願明細書を提出したあと、各国がそれぞれ審査してレスポンスをしてくるのですが、それを「オフィスアクション」と言います。米国や欧州出願の場合、審査書類は英語で、お客様や特許事務所担当者の必要に応じて和訳します。それに対する日本の出願人からの応答が「指示書」で、こちらは日本語からの英訳です。
ただ、これらは特許事務所のなかで弁理士などの担当者がみずからやることも多くて、フリーランスの翻訳者が担当する件数は減っているように感じます。私もここ数年はやっていません。
加賀山 :いまのお仕事は翻訳会社を介さずに、特許事務所から直接来るのですか?
加納 :いろいろなルートがありますが、私は翻訳会社と特許事務所の両方から依頼されています。ある特許事務所の専属で働いている方もいらっしゃいますし、特許を出願する企業の知財部門と直接契約している方もいると思います。
加賀山 :「判例ニュース」という実績もありますが、これはほかの仕事とはちょっと違いますね?
加納 :はい。外国で特許関係の訴訟があると、その内容が以後の審査に影響を与えるので、実務をされている方は訴訟にも目を配っています。訴訟や審査・審判上争われた内容を分析して実務に反映すべく、外国の特許事務所などが判例のニュース速報、ニュースレターのようなものを出しています。それを翻訳する仕事です。昔は私も、そのようなニュースレターや知財情報誌、論文などを翻訳することがありました。
1文が数ページにわたることも
加賀山 :判例ニュースや論文は英日の翻訳ですね。以上から考えると、やはりお仕事の中心は「出願明細書」の日英翻訳でしょうか?
加納 :ここ数年はほぼすべて明細書です。
加賀山 :明細書はどれも形式が似ているのですか?
加納 :かなり決まっています。ですから、特許翻訳は一見とっつきにくそうですけど、型があってやりやすい面もあります。その型のなかで発明を特定し、発明の権利範囲を押さえるのです。
加賀山 :出願内容に左右されない一定の型があるということですね?
加納 :化学とか電気とか分野によって書き方は少し違いますし、会社や事務所の方針によっても変わりますが、先ほど話した国際出願などでは、書く項目もその順番も決まっているので、それにしたがわなければいけません。発明の名称、分野、背景技術、関連技術の文献名、図面の説明、そのあとに発明の詳細な説明、そして最後に「クレーム」と呼ばれる権利範囲、それに要約書をつける。これはどの国でも、どんなルートで入ってくる仕事でも同じですね。
加賀山 :まったく素人の質問ですが、そこまで型が決まっていると、書き方が下手だから通らなかったとか、うまく書いたから通ったということはそんなに起きないのでしょうか?
加納 :いいえ、起きます。フォーマット自体は決まっていますが、内容はいろいろですので。どの国でもまず「方式審査」で出願書類の不備がないかをチェックしますが、方式が通ってもそのあとの「実体審査」で、記載内容や翻訳がまずいと、明確性を欠くという「拒絶理由通知書」が出されることもあります。
ですので、明細書の翻訳では、訳語の選択や正確性にとくに気を遣います。心情とか表現のニュアンスは入る余地がないので、特許翻訳でそれらを気にする必要はありませんが(笑)。
加賀山 :なるほど。
加納 :いちばん審査で見られるところは「クレーム」で、とくに単数・複数とか、冠詞のaとtheの違いなどが重要です。あと、クレームは1文で書かなければいけないという決まりがありまして、長いとA4で1〜2枚になるものもあります。
加賀山 :それが1文!
加納 :それも書き方はあるので、勉強すればいいだけですが、じつはそこが機械翻訳でいちばん対応しにくいところじゃないかと思います。特許の範囲をできるだけ広くするために、具体的なものではなく概念を書くところに慣れる必要があります。
加賀山 :ちょうど話が出たのでうかがいますが、最近は機械翻訳も増えていますか?
加納 :とくに翻訳会社を経由して依頼が来ると、機械翻訳を翻訳支援ツールのパッケージに組みこんでいる場合が多いのではないでしょうか。おそらくITなどと同じように、特許は機械翻訳がかなり進出している分野のひとつではないかと思います。
結局、機械翻訳の精度は、どれだけデータを拾っているかによりますよね。特許の場合、そのデータの蓄積が特許庁などのデータベースにいくらでもありますから。関連技術もたくさんあるので、ここ数年で機械翻訳はかなり進みました。
加賀山 :危機感を覚えたりしますか(笑)?
加納 :最初は恐れをなしていましたが、実際に利用してみるとそうでもありません。私もいわゆる「ポストエディット」の仕事をよくやりますが、「エディット」というからには「編集」するだけで、チェッカーみたいな仕事かなと思っていました。でも実際は違って、「翻訳エンジンから出力された結果を利用して訳文を作る」という感じです。
とくにクレームの部分などは、1文が長すぎてエンジンが対応しきれません。英訳なのにときどき日本語のままで残していたり、重複や抜けがあったり、エンジンが「力尽きる」んですよ(笑)。私の感触では、A4で1枚ぐらいの文だと、機械は5行ぐらいで「ふうーっ」と力尽きて、本当の主語はもっと下のほうにあるのに、そこまでの内容で適当に訳してしまうような(笑)。
加賀山 :そうなんですか。
加納 :それと、だいたい機械翻訳はCAT(翻訳支援)ツールとセットで使われますよね。CATツールは原文と訳文を1文ずつ対応させて訳していく構成ですので、機械翻訳もひとつの文の周辺は訳語が統一されていますが、明細書という納品物全体を見ると、あまり統一されていません。文脈を考慮しませんから。
特許のクレーム翻訳の場合、書く内容の抽象度が高いという問題もあります。たとえば、「マウス」や「キーボード」といった具体的な名称ではなく、クレームでは「入力手段」というふうに概念として書きますが、機械翻訳はその対応関係をうまく汲み取みとったり、長い1文の情報を整理して構成しなおしたりすることができないんです。やはり全体を見たうえでの手直しが必要になります。
というわけで、いまの機械翻訳の出力をそのまま使うことはできないと思います。
加賀山 :現状がわかりました。おもしろいですね。プロフィールには、主な取扱分野として、電気・電子、機械(画像処理、医療機器、自動車、ロボット、電池、半導体など)が書かれていますが、これはいまも変わりませんか?
加納 :分野はもっと広がっています。とくに最近は、化学系でもAIと組み合わせるなど、分野が融合してきています。たとえば、創薬で新しい物質を探すときにもAIを使いますよね。半導体でも使用する材料は化学ですし、だんだんありとあらゆる分野が含まれるようになってきています。私はバイオはあまり手がけませんが、ほかはけっこう全般的にやっています。
加賀山 :特許翻訳はほかの翻訳と比べて何か独特な分野という感じがしますね。
加納 :独特です。特許翻訳をやる方は、特許専業が多いと思います。ある言語を別の言語にするという意味では翻訳ですけど、文芸、ビジネス、マーケティングなんかの翻訳とはぜんぜん違います。英語自体はわりと決まりきった表現で、難しい構文は使いません。高校までというか、なんなら中3までの英語の構文でもなんとかなるくらいで(笑)。
実務翻訳者のなかでも「特許以外」という方がいらっしゃいますが、たぶんクレームの部分を読んだりして、ちょっとやめておこうと思われるのかもしれませんね。そこだけ読んでも抽象的で、意味がわからなかったりしますから。型は学べば身につくので、最初のとっつきを克服すればなんとかなると思いますが。
特許事務所での経験で仕事全体の流れがわかる
加賀山 :経歴についてうかがいます。特許事務所に7年間勤めて、外国特許事務や所内翻訳を担当されたということです。その後フリーランスになられて、全体でどのくらい特許翻訳をされていますか?
加納 :途中、出産・育児で1年半ほど抜けていますが、20年以上ですね。件数でいうと、フリーになってからでも1000件を超えています。
加賀山 :フリーになられた動機は何でしたか?
加納 :じつは、否応なくという感じでした。事務所で働くのは好きで、肌に合っていたので、辞めるつもりはなかったんですが、在職中に出産や引っ越しがあって、やむをえず。いまなら在宅やリモート勤務も考えられたかもしれません。当時は納品がフロッピーという時代でしたから(笑)。
加賀山 :いまは岡山にお住まいですが、特許事務所は東京だったのですか?
加納 :いいえ。夫の仕事の都合で何箇所か移動して、名古屋に住んでいたこともあります。
加賀山 :アメリアに入られたのはいつですか?
加納 :フリーランスになってしばらくしてからです。いまアメリアは情報収集で活用しています。求人でどういうものがあるかとか、特許以外の分野の動向がわかりますし。入会してトライアルで仕事のおつき合いが始まり、いまも続いている会社さんもあります。
加賀山 :フリーになられてから、仕事がなくて困るといったことはありませんでしたか?
加納 :あまりなかったですね。子供が小さいときには不測の事態に対応できなくなるのでセーブしていましたが、もともと2日ぐらい仕事がなくなると焦るほうなので(笑)、減りそうな気配を感じたら手を打っているかもしれません。
ただ、リーマンショックのときには減りましたね。私だけではなく業界の傾向として、報酬単価も落ちました。
加賀山 :コロナ禍は関係ありませんでしたか?
加納 :コロナの影響はぜんぜんありませんでした。むしろ自分の出かける用事がすっかりなくなってしまったので、いくらでも仕事ができました(笑)。登山が好きで、ときどき仕事を休むんですが、コロナ禍ではそれもなくなったので、仕事はやや増えたかもしれません。
ネットで調べ物が完結することも多いが、紙の本も好きで集めている。
加賀山 :最初の仕事はどうやって開拓されましたか?
加納 :もとの職場との関係でいただく仕事もありましたし、トライアルを受けて翻訳会社にも登録しました。
加賀山 :お使いのツールについて、「翻訳チェックソフト」というのはわかりますが、「置換翻訳ソフト」というのは何でしょうか?
加納 :特許翻訳業界で有名な新田さんという方がいらっしゃいまして、ワードのアドインの形でいろんなツールを提供されています。置換翻訳ソフトはそのひとつです。でも、いま私が使っているのはほとんどTradosやMemoQなどのCATツールだけです。
加賀山 :私自身は使っていませんが、そういうツールは何人かの共同でひとつのプロジェクトに取り組むときに便利だと聞きました。
加納 :どれもクラウドベースで使えますから、たしかに複数の翻訳者で訳すのに便利ですが、特許の明細書をオンラインで分業する例はあまりないかもしれません。明細書は数十ページのものが多くて、100ページになると長いかなという感じですから、分量的には手分けしてやるまでもないというか、かえって文書全体の表現の統一が難しくなるかもしれませんね。
加賀山 :ではどういうときにツールを使うんでしょうか?
加納 :ツールでは、左に原文、右に訳文というふうに1文ずつ区切って表示されるので、私も最初は読みにくかったのですが、試行錯誤をするうちに慣れてきました。
たとえば、クレームで表現されていることはそのまえの明細書のなかで説明されていなければなりません。ツールのフィルター機能を使うと、原文で同じ表現を抽出して、自分の訳語や表現がそろっているかどうか確かめることができます。
また、明細書にはくり返しの表現がたくさん出てきますが、くり返しだけれど部分的に違う場合がありまして、そこは一部が違うだけなので訳文はそろえなければいけません。そういうときに、ツールは似たような表現をいろいろなマッチ率で抽出してくれるので、確認がしやすくなります。
加賀山 :そこは特許翻訳ならではの便利な使い方ですね。それからプロフィールの資格のところで、「工業英検1級」や「知財翻訳検定1級」を取得されていますが、こういう資格があるんですね。取っていないと特許翻訳ができないとか……?
加納 :いえいえ、そういうことはありません。ちょっと履歴書に説得力を持たせるために取ってみました。
加賀山 :たしかに説得力があります(笑)。
加納 :ただ、知財翻訳検定1級には分野ごとの合格者のディレクトリーがありまして、それがネットに公開されています。私はふだん日英の仕事ですが、この資格は「知財法務実務の和訳」で登録しているので、ときどきそのディレクトリーを見た海外の翻訳会社かランゲージサービスのようなところから、英日の仕事の照会があります。まだ実際の仕事に結びついたことはありませんが、興味はあります。
加賀山 :この関連でうかがうと、特許翻訳者になるためには何か条件があるんでしょうか? 実務経験が必要とか、資格があったほうがいいとか?
加納 :どうでしょう。私がこの仕事をやりはじめたのは、たぶん業界に翻訳者が不足していた時期で、同年代の翻訳者がすごく多い気がします。これからやる方にとってどういうルートがいいのかはわかりませんが、私の時代だったら、特許事務所にまず勤めて独立するというルートがけっこうありました。もちろん特許事務所が翻訳者の求人を出すことも少数ですがありますし、あとはトライアルを受けて合格すればいいので、そういうルートですかね。
加賀山 :ご自身が事務所に勤めた経験はいまも役立っていますか?
加納 :勤めた経験がなくてもできると思いますが、私の場合には、事務所で翻訳だけでなく秘書もやっていましたので、お客さんとのやりとりや、海外の特許庁にどのように出願されるかといった、翻訳の「まえ」と「うしろ」の工程になじみがありました。全体の工程を考えられるという点では、勤務経験が役立っています。
西日本からアルプスへ
加賀山 :今後進みたい分野などありますか? 特許以外は考えておられないでしょうか。
加納 :違う分野に挑戦しかけたこともありますし、ほかの分野の翻訳を同時にやっておられる方もいらっしゃいますが、私の現状では、ほかのことをやろうとすると、いまの仕事を削ってということになりますので、積極的には考えていません。
特許翻訳をずっとやっているわりには意外に飽きない(笑)ということもあります。扱うものがそのたびに違って、それぞれに難しさがありますので。あと、時代が変わっていくので、その趨勢もけっこうおもしろいですね。
加賀山 :フェロー・アカデミーでリーディングの講座を受けたこともあるそうですが?
加納 :それも悪あがきの一種で、課題に取り組もうとして結局提出できず、恥ずかしながら力が及びませんでした。同時に複数分野をやっている方はいったいどうやりくりされているのだろうと思います。
加賀山 :あるいは、また特許事務所に勤められるとか?
加納 :そうですね……年齢的に「いらん」と言われそうで(笑)。特許翻訳の納期がとりわけ短いということはありませんが、根をつめることも多いので、いまはなかなかほかのものを入れるのは難しいかなと。
加賀山 :だいたい1件でどのくらいの納期なのですか?
加納 :訳文で1〜2万文字になる案件が多く、納期は長くて1週間ぐらいでしょうか。
加賀山 :月に3〜4件というところですか?
加納 :複数の会社から請け負っていますので、もっとですね。予定を組みながら、これ以上入れるとまわらないかな、となったら調整しています。
子供との登山風景。これは日本第2位の高峰である北岳。
加賀山 :先ほど登山がお好きとおっしゃっていましたが、私もです。山好きなら西日本より東日本に住みたいのではありませんか?
加納 :そうなんです!(笑)暑いのが苦手なので、標高の高いアルプスのほうに行きたいんですが、岡山からのアプローチが遠すぎて、しかもお盆のころに行くと雨が降りやすいんですね。一昨年も立山に行きましたが、降られました。山はどこがお好きですか?
加賀山 :常念岳〜蝶ヶ岳がいいですね。あと爺ヶ岳〜鹿島槍が本当にきれいでした。どのあたりを登られますか?
加納 :百名山のなかでは白馬と、八ヶ岳も好きですし、奥穂もいいですね。子供を連れていったんですが、まだ5歳だったのでハーネスを使いながら登ってヒヤヒヤしました。でも、小学校低学年ぐらいまでが勉強もあまりなくて、いちばんいっしょに行けました。
■山の話はまだまだ続きますが……割愛。今回少しうかがっただけでも特許翻訳が特殊な分野であることがわかって、とても興味深いお話でした。機械翻訳がそうとう進出しているかと思いきや、まだ力不足だというのもちょっと意外でした。最近は山小屋もホテル並みの料金になってきましたが、また仕事の合間にちょくちょく山行できるといいですね。