『ジェーンとキツネとわたし』『青い目の人形物語Ⅰ』
2015-07-08
フランス語と英語の翻訳者としてご活躍の河野万里子さんから
訳書が2冊届きました。
『ジェーンとキツネとわたし』はイジメにあっている少女が主人公の
「グラフィックノベル」。絵本とコミックの中間くらいの印象です。
居場所のない少女が、読んでいる本の物語の世界と現実を行ったり
来たりして、最後には現実の世界で友だちができ、夢をもつようになる
という素敵なストーリー
グラフィックもお洒落で、全体にトーンは抑え目ですが、
主人公の少女が物語の世界に入っているときや、少し心が明るくなった
ときにはイラストがカラーになるという仕掛けです。
もちろん最後にはカラフルでHappyなページが待っているのですが、
そういった仕掛け以上に物語の内容が素晴らしく、引き込まれてしまいます。
「カナダ総督文学賞」を受賞した作品とのことですが、それだけの文学性、
芸術性の高さを感じます。
『青い目の人形物語Ⅰ』も、少女の心の成長物語ですが、こちらは
先の大戦がはじまる前のお話です。歴史的事実としてご存知の方もいる
かと思いますが、当時、日米友好のため、米国から「親善大使」として
青い目の人形がたくさん日本に送られました。この運動に参加した
子供たちの、そして大人たちのお話です。
「戦後70年 戦争と平和を考える本」のシリーズとして刊行された本書、
続編は、日本で青い目の人形を受け取った少女、千代ちゃんが主人公
だそうです。訳書の刊行は来年になるとのこと、楽しみです。
河野さん、素敵な訳書をお送りいただき、ありがとうございました
今後ますますのご活躍を期待しております
事務局 室田
訳書が2冊届きました。
『ジェーンとキツネとわたし』はイジメにあっている少女が主人公の
「グラフィックノベル」。絵本とコミックの中間くらいの印象です。
居場所のない少女が、読んでいる本の物語の世界と現実を行ったり
来たりして、最後には現実の世界で友だちができ、夢をもつようになる
という素敵なストーリー
グラフィックもお洒落で、全体にトーンは抑え目ですが、
主人公の少女が物語の世界に入っているときや、少し心が明るくなった
ときにはイラストがカラーになるという仕掛けです。
もちろん最後にはカラフルでHappyなページが待っているのですが、
そういった仕掛け以上に物語の内容が素晴らしく、引き込まれてしまいます。
「カナダ総督文学賞」を受賞した作品とのことですが、それだけの文学性、
芸術性の高さを感じます。
『青い目の人形物語Ⅰ』も、少女の心の成長物語ですが、こちらは
先の大戦がはじまる前のお話です。歴史的事実としてご存知の方もいる
かと思いますが、当時、日米友好のため、米国から「親善大使」として
青い目の人形がたくさん日本に送られました。この運動に参加した
子供たちの、そして大人たちのお話です。
「戦後70年 戦争と平和を考える本」のシリーズとして刊行された本書、
続編は、日本で青い目の人形を受け取った少女、千代ちゃんが主人公
だそうです。訳書の刊行は来年になるとのこと、楽しみです。
河野さん、素敵な訳書をお送りいただき、ありがとうございました
今後ますますのご活躍を期待しております
事務局 室田