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アメリア会員インタビュー

多田 典子さん

多田 典子さん

メディカル翻訳から、生物学の本を翻訳

プロフィール

大学では生物学を専攻し、生命の絶妙なメカニズムに感動する。卒業後、医学研究に従事した後、専門職大学院で社会健康医学(臨床試験・疫学・医療統計・医療倫理・医療経済など)を学ぶ。出産後に翻訳チェックの仕事を経て、ライフサイエンス分野のフリーランス翻訳者に。子供の頃から本を読むのが大好きで、出版翻訳にも興味あり。理科と英語が大好きだった中学生の頃、新聞広告の「翻訳力チェック」が気になる。自然と動物、とくに海と海の生き物が好きで、趣味は野菜づくりとファミリーフィッシング(以前はダイビング)。2021年に、初めての訳書『ウイルスと共生する世界──新型コロナアウトブレイクに隠された生命の事実』(フランク・ライアン著/福岡伸一監修/日本実業出版社)が出版される。

不思議なめぐり合わせで出版翻訳に

加賀山 :今日は兵庫県で実務翻訳をしておられる多田典子(ただ のりこ)さんにお話をうかがいます。
 おもにメディカルの実務分野で仕事をしておられますが、最近、『ウイルスと共生する世界──新型コロナアウトブレイクに隠された生命の事実』(フランク・ライアン著/福岡伸一監修/日本実業出版社)という本を翻訳されました。そのお話からうかがえますか?

多田 :ウイルス学と生物学の少し専門的な内容の本なのですが、前半で人類が直面してきたウイルス感染症との闘いの歴史、各ウイルスの生態と進化、研究者らの奮闘などが、さまざまな研究データをもとに解説されます。
 進化生物学者の著者は、これらウイルスと感染症の研究を通して、ウイルスが地球上のあらゆる生命の進化と切り離せない関係を築いてきたという驚愕の事実に行き着きます。ウイルスとはなにか? なぜ、人に対して攻撃的なふるまいをするのか? 新たな疫病の発生は、人間の行動が地球生態系に及ぼす影響と関係しているのか? 本書全体が、COVID-19で人類に投げかけられた大きな疑問の回答になるような内容となっています。
 後半では「ウイルスを生命体から除外する」という考えに反論して、ウイルスの新しい定義も述べています。

加賀山 :あ、私、ウイルスは生命体だとずっと思っていたのですが、違う見方もあるのですね。

多田 :あります。生物学とウイルス学が並行して存在することからもわかるように、ウイルスは生物とは別のものとして扱われてきました。
 細菌とよくごっちゃにされるのですが、細菌は歴とした生物なんですね。核を持っていて自分で増殖しますから。でも、ウイルスは単独で増えることができず、動物なり植物なりの細胞を利用して増殖するので、生物ではないという考え方もあります。
 福岡伸一先生は、この本の日本語版序文でウイルスを「生物と無生物のあいだに漂う奇妙な存在」と表現しています。(生命科学史上、最大の謎に迫る──『ウイルスと共生する世界』福岡伸一氏による日本語版序文|じんぶん堂

加賀山 :なるほど。根本的に理解していませんでした。訳書ではそのへんが説明されているのですか?

多田 :はい。それと、ウイルスが生態系のなかで重要な役割を果たしていることや、人間が哺乳類として胎盤を獲得できたのはウイルスのおかげだというようなことも書かれています。

加賀山 :それにしても、コロナのパンデミックの時期にタイムリーな出版でしたね。

多田 :そうなんです。私自身の仕事のスケジュールにも合っていましたし、運がよかったというか……。ふつうであれば生物学のコーナーに置かれるような本なんですが、今回のコロナ禍で、一般のかたが手に取る入り口近くの新刊コーナーに置いていただいた書店もありました。後で聞くと、営業さんの力もあったようですが。

加賀山 :営業さんも、これはいい本だと思ったんでしょうね。

多田 :もともと原書はウイルス全般の話としてコロナのまえに書かれていました。ところが、パンデミックが始まったので、著者がCOVID-19について追加し、電子書籍として改題の上刊行されました。さらに、今回、日本語版の出版にあたってまえがきも書き直されました。ふつうの本の翻訳プロセスとはずいぶん違っていたと思います。
 たいへんだったのは、コロナの局面がどんどん変わっていくので、私が訳したあとに著者がCOVID-19の章を書き直したりして、またその章を最初から訳さなければいけなかったことですね。修正は序文だけという話だったので、編集のかたも怒っていました(笑)。

加賀山 :それは小説でもときどきあります。翻訳用と言われていた原書PDFの差し替え版が何度か来たり。困りますよね(笑)。

多田 :けれど、内容は修正した方がずっとよくなりました。私はこれが初めての出版翻訳でしたので、実務翻訳との違いに戸惑うこともありました。幸い編集のかたが同年代で、話もよく通じて、気持ちよく仕事ができました。編集経験も豊富で、いろいろと教えていただきました。

加賀山 :翻訳を依頼されたのはコロナが始まるまえだったのですか?

多田 :最初の緊急事態宣言のあとでした。原書は2019年に出ていましたが、日本では2020年の春に緊急事態宣言が出ましたよね。私がアメリアのスペシャルコンテストに応募したのが7月でした。

加賀山 :スペシャルコンテストがこの仕事のきっかけだった?

多田 :そうです。「生物学・ウイルス学のバックグラウンドがあると望ましい」という募集でした。すでにメディカル分野の実務翻訳をしていましたし、大学院で感染症と公衆衛生も勉強していましたので、これはぜひやりたいと思って応募しました。スペシャルコンテストは、ふだんは自己啓発書などの募集が多いので、自分には縁がないのかなと思っていたのですが、この本は不思議なめぐり合わせでしたね。

翻訳は過去の経験が活かせる仕事

加賀山 :『ウイルスと共生する世界』のスペシャルコンテストでは原書の試訳を提出したのですか?

多田 :はい。最初の何ページかを訳して、気に入っていただいたようです。思い入れを持って訳すことができたので、それがよかったのかもしれません。自分が思っていたことを著者が代弁してくれている気がして。

加賀山 :訳者のそういう思い入れは、読む人にも伝わるものですからね。アメリアに入ってよかったと思うことは他にもありますか?

多田 :実務翻訳の仕事もほとんどアメリア経由で得られたので、仕事の面では本当に助かっています。特に出版翻訳は、東京圏以外に住んでいると仕事上のつながりを作りにくいと思っていましたが、アメリアに入れば、住んでいるところや経験に関係なく書籍翻訳のチャンスがあるというのは大きいと思います。
 履歴を一度登録すると、いろいろな案件に応募できるのも便利ですね。直接会社に応募する場合には、最初からプロフィールを書きこまなければいけませんから。
 あといちばんいいのは、応募先からの返事が早いことです。直接応募の場合には、何も返事が来ない翻訳会社さんもあるようですから。アメリアで応募すると、万が一会社から連絡がなくてもアメリアのほうでフォローしてもらえるので、結果が確実にわかります。

加賀山 :たしかに、つねにフィードバックが得られるというのは安心ですね。次の出版の予定は入りましたか?

多田 :まだです。今は、安定した収入が得られる実務翻訳をしています。でも、チャンスがあればまた書籍翻訳をやりたいです。

加賀山 :1冊本が出ると、他の出版社の編集のかたが読んで声をかけてくれることもありますからね。

多田 :そうなればうれしいです。

加賀山 :実務翻訳のお仕事についてうかがいます。プロフィールの経歴に、PHARM TECH JAPANという雑誌の掲載記事の翻訳があります。『「環境に優しい」薬のラベリング』というタイトルですが……。

多田 :それはずいぶんまえです。大学院生のときに教授から割り振られた仕事でした。教授の伝手で毎号研究室の誰かが訳していたなかのひとつですから、翻訳者としての仕事というより、大学院生の義務でした。

仕事環境

加賀山 :これが翻訳をやろうと思ったきっかけだったとか?

多田 :これがきっかけというわけではなかったです。20代のころからいつかメディカル翻訳の仕事をしたいなと思っていましたが、研究もおもしろくて、そちらにずっとかかわっていました。そんななかで、この雑誌記事の翻訳では、翻訳料をもらうことができてうれしかったですし、出版社の校正というものを経験することができました。

加賀山 :いま実務翻訳ではどんなお仕事が多いのでしょうか?

多田 :医薬論文も受けますが、多いのは治験関係です。治験では、患者さん向けのものや、医療従事者など専門家向けのものなどいろいろな種類の文書が発生します。コンピュータ化も進んでいて、治験実施者が入力するためのユーザーマニュアルなど、メディカル分野とIT分野が合体したような文書もあります。
 他には、ペースメーカーなどの医療機器や検査機器、ウェアラブル端末のマニュアルなどを訳すこともあります。取扱説明書がたくさんあるので。
 私は大学卒業後、一度、大学で学んだこととは関係のない、レセプトコンピュータの会社に就職し、PCインストラクターとして働いていたことがありまして、ユーザーマニュアル案件ではこのときの経験が役に立っています。また、翻訳の仕事に必須のPCスキルも身につきました。翻訳というのは、本当にいままでやってきたことがすべて活かせる仕事だとしみじみ感じています。

チェックの仕事をしながら翻訳を勉強

加賀山 :大学では何を学ばれたのですか?

多田 :生物学を専攻しました。

加賀山 :そのあと大学院で社会健康医学(臨床試験・疫学・医療統計・医療倫理・医療経済など)を学ばれた?

多田 :大学卒業後に就職したレセコンの会社を結婚後に退職したあと、研究機関で、やりたかったバイオ実験の仕事をしました。そのあと、30代で大学院に入りました。
 2000年ごろ、ミレニアム・プロジェクトということで遺伝子がブームでしたが、そのころは遺伝子実験をしていましたし、再生医療がすごく盛んになったときには(山中先生のiPS細胞が注目されるまえです)再生医療分野で細胞培養の仕事もしました。

加賀山 :そういう仕事をされたあと、大学院に。

多田 :そうです。専門職大学院の修士課程で社会健康医学(公衆衛生)を学びました。

加賀山 :プロフィールに、細胞治療(造血幹細胞の培養)や抗がん剤の研究に従事とあるのは、また別の研究ですか?

多田 :細胞治療の研究は、再生医療プロジェクトの技術員のときで、抗がん剤の研究は博士課程のときです。その研究で論文を書いたのですが、子供を授かったので、博士課程は途中までになりました。そのとき、子育てと仕事が両立しやすい在宅翻訳を仕事にしようと決めました。

加賀山 :そこでアメリアに入られたのですか?

多田 :アメリアに入ったのは2015年です。まだ翻訳の仕事もしていないし、トライアルも受けていませんでしたが、まず情報収集をしようと思って。最初は毎日、アメリアの求人情報を見ていました。

加賀山 :最初の仕事はどんな感じでしたか?

多田 :初めてアメリアの定例トライアルを受けてみると、判定はCでした。論文を読んだり書いたりしていたので翻訳の仕事もすぐにできるかと思ったのですがそれは間違いで、最初から翻訳の仕事はむずかしいということがわかりました。
 そこで、ある翻訳会社のチェッカー(現在は校正者と呼ばれています)の仕事に応募してみたのですが、チェッカーのトライアルは不合格でした。けれど、ポイントチェッカーとして採用されました。ポイントチェックとは、翻訳文の数字・誤字・脱字や文単位の訳抜けなどケアレスミスに焦点を絞って確認する作業ですが、医薬分野では数字がたくさん出てくるので、そのチェックだけでも需要があったんですね。そのポイントチェックの仕事で翻訳の世界に入ることができました。

加賀山 :最初の実績ができたわけですね。

多田 :その会社では、まず在宅オンラインの研修があって、課題が戻ってくるのが、月に1度のペースだったので、研修に1年近くかかりました。

加賀山 :ずいぶん長い研修で……。

多田 :生活がかかっていたらできませんでした(笑)。でも、出産直後で育児が大変だったので、ちょうどよかったのです。求職中で入園した保育園を継続することができただけでありがたかったです。
 おかげでそのあいだに翻訳の勉強ができました。研修期間中だけでなく、ポイントチェックの仕事をするようになってからも仕事ペースはゆっくりだったので翻訳の勉強をすることができました。メディカルの知識はありましたが、翻訳そのものについては習ったことがなかったので、フェロー・アカデミーの実務翻訳「ベータ」など実務翻訳全般の通信講座もいくつか受けて、目から鱗というか、大学入試の和訳と翻訳は違うということがよくわかりました。

加賀山 :フェローの短期講座も受けられたそうですね。

多田 :「辞書」の1日セミナーを受けて、とてもためになりました。「冠詞」も受けました。フェロー・アカデミーには、コロナのまえからオンラインの講座があったんです。先取りしていましたね。おかげで私も関西で受講することができました。あとは、大阪で開催されるJTF(日本翻訳連盟)やJAT(日本翻訳者協会)、翻訳学校や製薬会社の1日セミナーなども受けに行っていました。

加賀山 :研修期間中やポイントチェックの仕事中に翻訳の勉強ができたのですね。

多田 :『翻訳事典』や『医学・薬学の翻訳・通訳完全ガイドブック(2018年よりメディカル翻訳・通訳完全ガイドブック)』、『翻訳力を鍛える本』などの雑誌やいろいろな書籍も読みました。
 あと、これもタイミングがよかったと思うのは、メモリー用なのか機械翻訳の準備だったのかわかりませんが、私が仕事をした翻訳会社が、ちょうど需要の多い治験実施計画書の対訳をエクセルに落としこんでいて、その対訳をチェックする仕事が多かったのです。実際に複数の製薬会社で使われている治験実施計画書の英語版と日本語訳版を見比べてチェックするので、英語と日本語の専門文書を大量にインプットすることができました。製薬会社によっても訳語やスタイルが少しずつ違うことなどもわかりました。

加賀山 :それは勉強になりそうです。

多田 :単価は安かったんですが(笑)、1年ぐらい働くと慣れてきてチェック作業も早くなり、単価は変わらなくても時給換算で初めの頃よりよくなりました。いずれにせよ、その大手の翻訳会社さんを仕事の経歴に書けるようになったので、ありがたかったです。

役に立った本

加賀山 :ところで、メディカルのかたがよく使う辞書はありますか?

多田 :医学・生物関係では「ライフサイエンス辞書」が優秀ですね。オンラインの辞書です。お金を出すなら、「ステッドマン医学大辞典」や「南山堂医学英和大辞典」などがあります。

小学生のときにひたすら読書

加賀山 :本格的に実務翻訳を始めたのは、そのポイントチェックの仕事のあとですか?

多田 :そうです。ポイントチェックの仕事は、1年近い研修期間も入れて、3年ほどしました。現在メインで受けている翻訳会社のトライアルに合格してからは、ずっと仕事が途切れずに来ています。その最初に仕事がきた会社は人が足りなかったようで、たまたま未経験でも応募できました。その後は「実務経験2年」という条件をつけていましたから、ここでも私はタイミングがよかったんだと思います。

加賀山 :最初のころはトライアルも合格しなかったのですか?

多田 :はい。何社か不合格になり、へこみました。でも落ちているうちにコツがわかってきました。トライアルも結局のところ試験なので、何か「引っかけ」みたいなところがあるわけです。それが見えてくると、合格するようになりました。そこから1年ぐらいは、来るものは拒まずという感じで案件を必死に受けました。今は、案件を選んで受けることができるようになりましたが。

加賀山 :ITとか医療とか、翻訳以外の道に進むことは考えなかったのですか?

多田 :研究の世界もそうですけど、もう人間関係で疲れる仕事はしたくなかったんですね。通勤ラッシュも嫌いですし、もともと集団行動が苦手で、会社勤めができるような性格ではないと思います。いまは本当に天国です(笑)。ひとりの仕事がとても向いていて、もっと早くしたかったなと思うくらいで(笑)。もちろん過去の社会人としての経験があるからこそ、いまの仕事もいただいているわけですが。在宅翻訳には、家事と育児をしながら仕事量を自分で調節できるという大きなメリットもあります。

加賀山 :最初に翻訳という仕事を考えたのはいつごろですか?

多田 :中学生のときでしょうか。昔、新聞にアルクだったかな?「翻訳力チェック」という広告が出ていたんですが、それになぜか妙に惹かれてたんですよね。そこから何か導かれている気がします。理科と英語が大好きで、英語は毎日NHKのラジオ講座を聞いていました。

加賀山 :本を読むのがお好きだったとか?

多田 :本は小学生のときにいちばん読んでいました。学校の図書室に毎日かよって、ほとんどの本を読みました。中学生になると勉強が忙しくなって読書量は減りましたが、大人になってからは、本屋さんに行くのが好きで立ち読みをして1冊まるごと読んでしまうこともありました。若い頃の話です。
 理科と英語と本を読むのが好きな私にとって、ライフサイエンス分野の翻訳は理想的な仕事です。

加賀山 :最初は収入が安定しなかったと思いますが、これで生活できるなと思ったのはいつごろでしたか?

多田 :最初はまだ子供が小さかったので、収入のことはあまり考えられませんでしたが、人が足りていなかったのか、どんどん仕事の依頼はありました。でも育児がたいへんだったので、できる範囲で受けていました。今も子育てとのバランスを考えながら仕事を受けています。
 そして翻訳の仕事をするようになってから1年半ほどたったころ、最初に話した出版翻訳のスペシャルコンテストを受けて採用されました。内容は専門的でしたから、実務翻訳に近い部分もありました。勉強の方は、翻訳の仕事をするようになった後、治験専門の翻訳学校にも1年通いました。英訳の講座を受けるつもりで説明会に参加したのですが、和訳から受けることになりました。先生は言語学が専門で、ここで英語の基本を教えてもらったことが書籍の翻訳にもとても役立ちました。
 書籍を訳していたあいだは、翻訳会社に連絡して実務翻訳は休ませてもらいました。それもタイミングがよかったというか、1年半しっかり仕事をして信頼関係があったからこそ、待っていただけたと思います。仕事を始めて半年ぐらいだったら関係を再開できなかったかもしれません。

加賀山 :そうかもしれませんね。

多田 :出版翻訳は訳了から収入まであいだが開きますから、時間ができたときに実務を入れて短いスパンで収入が得られるのはありがたいです。それと、出版翻訳では実務と違って最初に契約を結びませんよね。入金がずっと先になって、同じ翻訳でもこんなに違うのかとちょっと不安になりました。その点でも、アメリアを通しているのでいくらか安心でした。

加賀山 :最近は出版翻訳でも先に契約を結ぶことが増えていますから、その点は改善されつつありますね。実務翻訳の仕事は何社から来るのですか?

憧れの翻訳書

多田 :登録は10社ぐらいですが、メインは1社で、よく依頼していただくのはあと2社ほどです。

加賀山 :皆さん、そのくらいが多いように思います。最後に、これからやってみたいこと、進みたい分野などはありますか?

多田 :いつか『利己的な遺伝子』(リチャード・ドーキンス著/日高敏隆、岸由二、羽田節子、垂水雄二訳/紀伊國屋書店)みたいに大ヒットする本を訳してみたいですね(笑)。憧れます。

■ 就職・結婚後に大学院進学、ポイントチェッカーの仕事からメディカル翻訳、そして出版翻訳へ……。運がよかったとおっしゃいますが、その運は自分で切り開いてこられたのだと思います。今後、強運でヒット作にめぐり会えますように(私もあやかりたいw)。

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