アメリア公式ブログ

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今年は雨が少なく、空梅雨だな~なんて思っていたら、またしばらく雨の日が続くようですね。そろそろ梅雨明けが待ち遠しくなってきました。

さて、本日はアメリア会員の中澤甘菜さんが翻訳を手がけられた訳書をご紹介いたします。



こちらなんと、ご自身で出版社に持ちこみ、出版に至った作品だそうです!
中澤さんに、原書との出会い、持ち込みから刊行までの秘話について伺いました。

原書との出会いは?
2013年秋にオーストリアで1カ月間、ヨガインストラクター養成講座の通訳をする機会があったのですが、その時のヤマ・ニヤマの話が面白くて、帰国後ヤマ・ニヤマについて書かれて本がないかなと、Amazonで探していました。そこで見つけたのが原書です。取り寄せて読んでみると、とても面白かったわけです。その頃ちょうど名古屋で、ヨガの勉強会に参加していたので、そこの先生や仲間に最初の章の半分を訳して紹介しました。すると、とても好評で、「この本が読みたい」と言ってくれて、その言葉に勇気づけられて、レジュメを作って出版社に送ってみよう、と思いました。

どうやって持ち込みを?
レジュメも作ったことがなかったので、出版翻訳の経験がある翻訳者さんにやり方を聞いて、一番可能性がありそうな出版社にダメもとで送りました。そうすると、その出版社からすぐに返信が来て、トントン拍子に事が進みました。

翻訳はいかがでしたか?
出版社から連絡をもらったとき、実は妊娠7カ月で、8カ月目から翻訳をはじめ、出産の2週間前に翻訳がやっと終わりました。自分としては、出産後に翻訳できるのかな、と軽く思っていたのですが、2人お子様がいる出版社の担当者の方が出産前にやった方がいいと助言してくださりました。この時のこのアドバイスには本当に感謝しています。いま、息子は5カ月になりましたが、出産後に翻訳するのは不可能に近かったと思います。

中澤さんは、2007年よりファクトリーオートメーション関係 (モーターやコントローラなど)の翻訳を社内翻訳者およびフリーランスとしてやってこられたそうです。 翻訳の題材としては、いままでやってきた分野と全く異なっていたので、そこが難しく、また面白くもあったと語っておられました。

中澤さん、とっても素敵なお話をありがとうございました。
今後、ますますご活躍の場が広がりますことを、心よりお祈りしております。

アメリア事務局 河原