『勇気の季節』 | 翻訳者ネットワーク アメリア|40年以上の実績と翻訳の求人・スキルアップ支援

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アメリア名誉会員の光野 多惠子さんより最新訳書をご献本いただきました。

光野さん、いつもありがとうございます

勇気の季節 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
(2010/03/05)
ロバート・B・パーカー
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ロバート・B・パーカーの追悼出版作となる本作は、

著者第2作目にして最後のYA作品になりそうです。

訳者である光野さんのあとがきでも触れられているのですが、

なんと、本作の最終校正作業中に著者急逝の知らせが入ったのだそうです。

しかも次回作の執筆の最中の出来事だったとか…。

パーカーの代表作といえばなんといってもスペンサー・シリーズ

著者の写真のイメージも手伝ってか、大人の手練手管、襞や機微を

描いたダンディな作家というイメージがありました。

(帯にも“最後のプロフェッショナル作家”とありますね。)

…なのですが、初めてのヤングアダルト作品であった前作、

われらがアウルズ』同様、本書もとても70代の方が書いたとは

思えない少年たちの感情の細やかな揺れ動きや15歳の視点で描かれた世界の描写に

ぐいぐいと引き込まれてしまいます。主人公の少年はボクシングを習っているのですが、

読み終わった後、タイトルの『勇気の季節』がじーんと染み入りました。

バスケットが題材になっている『われらがアウルズ』も光野さんが翻訳を手がけられています。

(光野さんのホームページはこちらです。)

YAをなかなか手に取ったことがないという大人でも

自分のあの頃をつい思い出したくなる、そんなみずみずしい一冊です。

アメリア事務局

中川