『いのちは贈りもの』
2017-08-08
フランス語と英語の翻訳でご活躍の河野万里子さんから
訳書が届きました。
サブタイトルにもありますが、ホロコーストを生きのびた少女の
なまなましい体験を綴った本書、読み始めたら、とてもやめられなく
一気読みしてしまいました。
自由を奪われ、明日の我が身がどうなるのかもわからないまま、
強制収容所を転々とさせられる日々。
父親が捕虜にとられたことで、奇跡的に少しだけ幸運にめぐまれたと
いう自覚や、「生きるためには、考えなければならない。何をしたほうが
いいのか、しないほうがいいのか。いちばんいいのはなにか、より悪くない
のはなにか…」という思考を、10歳ほどの少女が持ってしまう・・・という
ところに、戦争の恐ろしさ、残酷さを切実に感じました。
ただ、この本ではそんな状況にありながらもわが子を守ろうと奮闘する
母の姿や、極限状態にあっても助け合う人と人とのふれあい、
人間の人間らしさも描かれていて、暖かい気持ちにもなれました
多くの方に、ぜひ読んでいただきたい作品です。
河野さんから、この本を題材とした児童文学評論家の野上暁さんとの
トークショーのご案内もいただきました。
8月24日夜7時から、神保町のブックハウスカフェで行うそうです。
チラシもまだできていないとのことで、ブックハウスカフェのFacebookにも
案内は出ていないようですが、ご興味がある方はぜひご参加ください。
アメリア事務局 室田
訳書が届きました。
サブタイトルにもありますが、ホロコーストを生きのびた少女の
なまなましい体験を綴った本書、読み始めたら、とてもやめられなく
一気読みしてしまいました。
自由を奪われ、明日の我が身がどうなるのかもわからないまま、
強制収容所を転々とさせられる日々。
父親が捕虜にとられたことで、奇跡的に少しだけ幸運にめぐまれたと
いう自覚や、「生きるためには、考えなければならない。何をしたほうが
いいのか、しないほうがいいのか。いちばんいいのはなにか、より悪くない
のはなにか…」という思考を、10歳ほどの少女が持ってしまう・・・という
ところに、戦争の恐ろしさ、残酷さを切実に感じました。
ただ、この本ではそんな状況にありながらもわが子を守ろうと奮闘する
母の姿や、極限状態にあっても助け合う人と人とのふれあい、
人間の人間らしさも描かれていて、暖かい気持ちにもなれました
多くの方に、ぜひ読んでいただきたい作品です。
河野さんから、この本を題材とした児童文学評論家の野上暁さんとの
トークショーのご案内もいただきました。
8月24日夜7時から、神保町のブックハウスカフェで行うそうです。
チラシもまだできていないとのことで、ブックハウスカフェのFacebookにも
案内は出ていないようですが、ご興味がある方はぜひご参加ください。
アメリア事務局 室田