アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

アメリア会員の高尾菜つこさんが翻訳を手がけられた本を一挙6作品ご紹介いたします。それぞれ高尾さんからコメントもいただきました!



「砂漠と聞いてイメージされるのは、どこまでも続く熱砂の海ではないでしょうか。しかし、年間降雨量による定義からすると、世界最大の砂漠は南極大陸なのです。砂漠の過酷な自然環境は、ときに人間の肉体や精神をも脅かします。一方で、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教という世界の偉大な一神教を生んだのも、また砂漠だったのです」



「インド原産のレモンは、8世紀から9世紀にペルシアから地中海地域へ伝えられました。寒冷なヨーロッパ北部では、もとは富の象徴として静物画にも描かれましたが、やがて庶民の間にも広がって、各地でさまざまな料理に使われるようになります。その芳香は、かつてアラブ人にコーランの「楽園」を想わせ、シチリア人を「天国の片隅にいるような気分」にさせたとか…」



「英国王立園芸協会(RHS)所蔵の美しい植物画とともに、60種におよぶハーブの魅力を紹介。原産地や歴史、栽培法といった基本的な知識から、保存法や伝統的なレシピまで、毎日の暮らしや食卓にハーブを取り入れるためのヒントが満載です。ハーブにまつわる楽しいコラムも随所にちりばめられていて、目にも口にもおいしい一冊です。(翻訳者が言うのも何ですが…)挿絵や装丁がとても美しい本なので、置いておくだけでインテリアの素敵なアクセントになります。お友達へのプレゼントにもおすすめです♪」



「文明の誕生以来、人類は金の輝きに魅了されてきた。金属のなかでも柔らかく、加工のしやすい金は、まず装飾品として用いられ、つぎに貨幣として広まる。やがて宗教、権力、科学などと結びつき、怪しげな錬金術が横行し、ゴールドラッシュの狂乱が始まる。金への飽くなき欲望は、今も環境汚染や強制労働を引き起こしている」



「著者のテリー・ジョーンズは、言わずと知れた伝説のコメディー・グループ「モンティ・パイソン」の元メンバー! 英国では歴史家としても知られる彼が、独自の視点でリアルな中世をあぶり出します。歴史とは、後世の人間が自分たちに都合よく編集したプロパガンダにすぎない‐‐「暗黒の時代」と呼ばれてきた中世の豊かな素顔が見えてくる!」



「すぐ目のまえにあるようで、遠くかけ離れてもいる…。ケルトの伝説には、そんな不思議な感覚が漂います。ローマ帝国の拡大とともにヨーロッパ周縁部へ追いやられたケルト人は、今も多くの謎に包まれたまま。でも彼らの伝説は、妖精や巨人、超人的な英雄や神々が織りなす奇想天外な物語として、各地で根強く受け継がれています。私もいつかケルトの聖地を訪れてみたいです」

高尾さん、お知らせくださりありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

アメリア事務局 相澤