『少女が見た1945年のベルリン』
本日はもうひと作品ご紹介いたします。アメリア会員の鵜田良江さんが翻訳を手がけられました。
~内容紹介(Amazonより)~
戦争の悲惨さを伝えるドイツ発のグラフィックノベル
市民が空爆にさらされるウクライナ。77年前のベルリンでも同じ光景があった。
本書は、クラウス・コルドンの長編小説『ベルリン1945 はじめての春』(岩波書店)を原作としたグラフィックノベル。第二次世界大戦の末期を生きる少女の物語である。廃墟と化したベルリンで、恐怖と絶望を強いられながら平和を待ち望む人びとが市街戦を生きのびたようすを描いている。
鵜田さんからのコメントもあわせてご紹介いたします。
「クラウス・コルドンが書いたベルリン転換期3部作の第3作『ベルリン 1945 はじめての春』のコミカライズ作品です。独ソ戦最後の激戦地になったドイツの首都ベルリンを舞台に、3世代の家族の苦悩が少女の視点から描かれます。反戦への願いをこめて訳しましたが、戦争が起きているときに刊行されるとは、思っていませんでした。いまだからこそ読むのがつらい、でも、いまだからこそ読んでいただきたい作品です」
戦争とは、反戦とは、平和とは……。いつの時代でも戦争で犠牲になるのは何の罪もない一般市民だということを改めて思いました。
鵜田さん、お知らせいただきありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
アメリア事務局 相澤