『国家の債務を擁護する――公的債務の世界史』
2023-06-01
少しずつ紫陽花を見かけるようになりました。これからあちこちで綺麗な花を咲かせるのかと思うと、梅雨の時期もハッピーに過ごせそうです。
さて本日はアメリア会員の月谷真紀さんが翻訳をお手掛けになられたこちらの訳書をご紹介いたします。
月谷さんからコメントをお寄せいただきました。
アメリカの債務上限の問題が今まさに話題になっています。
債務を抱えるのは良くないこと、と思われがちですが、本書はその一面的な見方に異を唱え、国家債務のプラスの側面に光を当てています。
国防やインフラ整備など、国造りに国家債務は欠かせませんでした。
例えば、債務を活用して近代化と先進国の仲間入りを果たした日本が成功事例として紹介されています。
金融市場の発展にも国家債務が一役買っています。
歴史をひもときながら紹介される貸す側、借りる側の知恵比べや駆け引きなどの人間ドラマが面白く読めます。それだけでなく、「国家債務を安全に管理するための条件」も提言されています。
月谷さんの丁寧で分かりやすい紹介文に興味を惹かれる方も多いのではないでしょうか。
今後の日本経済を考えるうえで必読の一冊。ぜひお手にとってご覧ください。
版元は日本経済新聞出版さん。
同社のサイトにもぜひアクセスしてみてくださいね。→ウェブサイト
月谷さん、いつもながらお気遣いいただきありがとうございます。
今後のご活躍も楽しみにしております。
アメリア事務局
河原🐕🐾