小竹由加里さんの訳書2冊
ぽかぽか良いお天気が続いていますね
花粉が大量にとんでいるというおそろしい話もききますが、
ひどい花粉症のはずの私はなぜかそれほど影響もなく…。
スギからヒノキに変わりつつあるという噂もあるのでそのせいでしょうかね?
と、かゆい話はこれくらいにして。
本日は会員の小竹由加里さんが手がけられた訳書2冊をご紹介します
1冊目は大人のラブ・ロマンス
王子は漆黒の馬に乗って (マグノリアロマンス)
(2011/04/09)
ジェニファー・アシュリー
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ハンサムな王子さまの訪れはおとぎ話の中だけ。
面白いことなど起きないこの村での平穏な暮らしがずっと続くと思っていた。
そんなヒロインの元に、漆黒の馬に乗った本物の王子がやってきて……
「漆黒」はその名の通り、黒うるしをぬったようなつやのある黒。
そもそも色の受け取り方は文化や環境、感覚によっても違いますし、
色の名前からどのような色を想像するかはその人自身だけのもの。
「漆黒」は日本の伝統色ですが、この言葉からは
底知れないミステリアスさ、香り立つ気品が感じられます。
色に関わらず、一般的な対訳はある程度決まっている部分もあると思いますが
どの言葉を選ぶかで感覚に訴える印象もずいぶん変わるのだろうな~と改めて感じます
そしてもう1冊は、スペシャルコンテストで
見事採用され昨年刊行されたビジュアルブックです
自然光を活かした建築 (GAIA BOOKS)
(2010/11/10)
ヘンリー・プラマー
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こちらはスペシャルコンテスト開催課題ページ作成のために
原書を拝見させていただいたこともありとっても気になっていました
お家を決めるとき、建物に入るとき日当たりが良いだけで
穏やかでのびのびとした気持ちになりませんか
ガラスや木、そこに置かれたものたちも光を反射させ
吸い込んでいるような…喜んでいるようにも見えてしまいます。
それってそこに住まう人、集う人たちにとっても、
きっと幸せなことですよね
気持ちの良い空間の写真は、目で見るだけでもとても良いものです。
ぜひお手にとって見てみてくださいね。
アメリア事務局
中川