アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

今日は暖かいですね~。風がびょーっと吹いてます
ゴールデンウィークも間近、爽やかな初夏が近づいていますね。
今年もそろそろ山シーズンだなぁ…

さて、今日は言語学習に少しでも関心がある方々なら
きっと気になるはずの1冊をご紹介します

学習者オートノミー―日本語教育と外国語教育の未来のために (シリーズ言語学と言語教育)

学習者オートノミー―日本語教育と外国語教育の未来のために (シリーズ言語学と言語教育)
(2011/04)
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学習者オートノミー」とは(定義が難しいようなのですが、)
学習者が学習の理由やその目的、方法を自分自身で決めて実行し、
結果を評価する能力
”のことを指すのだそうです。

わたしも言語そのものへの興味がつよいたちなのですが、
これまでいろいろな言語に手を出しては

 結構時間はかけているはずなのになかなか身につかない。
 学び方はこれでいいのかなぁ??

というもやもやが……
こういうときこそ、「学び」そのものに自覚的に取り組むことで
自ら上達の梯子をかけることができるはず

本書はアメリアの定例トライアル<ノンフィクション>でも
審査員をご担当いただいている名誉会員の竹田悦子さんをはじめ、
複数の方で共訳されたです。

竹田さんからご紹介コメントもいただきました

 時代は確実に「教育」から「学習」に向かいつつあり、
 学習者の主体性に注目した「学習者オートノミー」が
 重要になってきていますが、この分野は文献が少なく、
 日本語で書かれた数少ない専門書です。


なるほど~
確かに、外国語習得方法の“選択肢”は
選ぶのが大変なくらいいっぱいあるものの、
自分がなんのために、何を選び、どうやって実行していくのかを
体系的に研究している専門書はなかなかお目にかかれません。

「図書館などでも多くの方に手にとっていただければ」と竹田さん。

語学を学ぶこと、そのものについて考えてみたいときに。
私も読んでみます。


アメリア事務局
中川