翻訳の視点から考える日本語
本日は情報誌『Amelia』1月号のアンケート結果を一部公開いたします。
1月号の内容(目次)はコチラよりご参照ください。
「日本語」って奥深いですよね。
翻訳者として日々接する日本語、向き合えば向き合うほど、適切な表現ができているのか悩ましさが増していくものではないでしょうか。
2024年1月号では、3名のベテラン翻訳者・編集者に日本語についてのお考えを聞かせていただきました。
事前に会員さんからお寄せいただいた質問にも回答していただきました。
質問募集にご協力してくださった皆さん、誠にありがとうございました😊
回答いただいた質問はこちらです🍀
⭐時代設定が古い作品を訳すとき、古風な言い方と現代風の言い方とどちらを使うか迷うことがあります。
⭐最近流行っているような、いわゆる「今どきの言葉」は使わないほうがいいのでしょうか?
⭐翻訳の際に、英語をそのままカタカナにするか日本語に訳すか、悩むことがあります。
⭐日本語では主語を出さないほうが自然な文になることも多いと思いますが、主語の訳出について気をつけていることはありますか?
⭐読点の打ち方に悩みます。点が多すぎると読みにくい、かといって点が少なく文が長くなるのもまた読みにくいですし......。
会員の皆さんからはこんな感想をいただきました。
👍普段から翻訳の現場に携わってる方の生の声が聞ける点と、他のアメリア会員さんたちの疑問は現状すべて気になっていた項目だったので心のモヤが晴れました。
👍先生方がわりと柔軟な考えでいらっしゃることを知ることができ、すこし安心しました。
👍翻訳の際に使う日本語について、「どれが正解でどれが不正解」というような明確なものがないからこそ、難しさがあるのだと感じましたが、でもだからこそ、そのときそのときで最適な表現を選んでいく楽しさがあるのかなとも感じました。
👍主語の訳出や読店の打ち方はいつも悩みどころなので、参考になりつつも誰もが悩む部分なんだなあと思いました。
👍日本語の表現に関する迷いに対してはこれという正解を求めがちですが、質問へのお三方のご回答から、正解を探すより大切なことが分かりました。
などなど、沢山の感想をいただきました。
「日本語」をテーマにした特集は今後も継続して取り組んでいきますね😊
事務局 入江