このところ東京は雨続き。桜の開花も足踏みでしょうか。
さて本日はアメリア会員のこだまともこさんと辻村万実さんが共訳✨されたこちらの作品をご紹介いたします。
辻村さんからコメントをお寄せいただきました。
本書は、フェロー・アカデミーの「出版社×受講生紹介サポート」をきっかけに、共訳での出版が実現しました。2021年のニューベリー賞候補作品で、小学校高学年ぐらいから読めるファンタジーです。魅力あふれるキャラクター、スリル満点のストーリー展開、アクションシーンもありと、エンターテイメント性が高く読みやすいですが、テーマはなかなか硬派で、「法と正義の違い」「自分の頭で考えること」「一人一人の善良な心が持つ力」「社会構造がもたらす不正や差別に声をあげる勇気」など、いろいろなことを考えさせられます。作者がタイ系アメリカ人で、物語の舞台は架空の世界ですが、そこかしこにタイの雰囲気を感じられるところも魅力のひとつです。
ファンタジー作品ではありますが、テーマはなかなか硬派とのこと。興味深いです。
版元の静山社さんのサイトでも詳しいご紹介があります。
アメリア事務局 河原🐕🐾