アメリア公式ブログ

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7月最初の朝は爽やかで穏やかな青空です。
今日もまたざーっと雨が降るのだとか…。
まだまだムシムシが続くのでしょうか

さて、今日は江口泰子さんの最新訳書をご紹介。

身近なテーマでユーモアたっぷりのノンフィクションや
人間味溢れる物語などなど、幅広い分野でご活躍中の江口さん。
今回もとっても面白い切り口の、タイムリーな1冊です

うわさとデマ 口コミの科学
(2011/06/23)
ニコラス・ディフォンツォ
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江口さんからは詳しいご紹介コメントをいただきました

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本書は、アメリカの心理学者が「噂とデマ」について
社会心理学の立場からアプローチした1冊です。
そう聞くと、今年3月に発生した東日本大震災で
飛び交った噂やデマの現象を思い出す方も多いでしょう。

本書では「そもそも人間とは、噂とはなにか」といった疑問から、
「噂はなぜ広まるのか」「人間生活にどんな影響をおよぼすのか」
「人はなぜ噂を、さらにはとんでもないデマを信じてしまうのか」
といった話題についてまで、
様々な実験や著者のユニークな哲学的考察なども交えながら探っていきます。
インターネット社会における噂の広まり方や、
悪意あるデマの対処法についても紹介しています。

とはいっても、深刻な話題ばかりではありません。
噂と混同されやすい「ゴシップ」や「都市伝説」にも触れていますし、
不思議で人を楽しませる、あるいはぞっとさせる、
現代のアメリカで人気の都市伝説もふんだんに紹介しています。

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人の噂も七十五日…とはよく言ったもので
あっという間、しかも知らぬ間に広がってしまう
厄介なものでもあるけれど、どこか楽しくも
不思議なものだな~という感覚は誰でも一度は体験したことがあるはず。

なんで広がっていくの、何を信じたらいいの
という今このとき、とっても気になるテーマです

江口さん、たっぷりのコメントをありがとうございました。
またお話をお聞かせいただけるのを楽しみにお待ちしています


アメリア事務局
中川