アメリア会員インタビュー


子育てを終え、今後はもっと積極的に翻訳を

坂田:最初の訳書から約10年間で15冊の本を翻訳されていますね。それでアメリアに入会されたのは昨年ということですが、入会の動機は何だったのでしょう?

大沢:3番目の子どもが一昨年高校生になりました。子ども達みんな義務教育が終わり、子育ても一段落かなと。帰宅時間も遅くなってきたので、自分の自由な時間が以前よりも取れるようになりましたし。今までは年に一冊くらいのペースで翻訳をしてきましたが、もう少し自分で売り込んで仕事を増やしたり、自分で訳したい原書を見つけて編集者に提案できるようになりたいなと考えました。アメリアには「出版持込ステーション」があって、いずれは利用したいなと思い、ほかにも翻訳に関する情報量が多そうだったので、入会しようと決心しました。

坂田:子育てが終わり、もっとこれから翻訳に時間が割ける、もっと仕事の幅を広げたい、ということですね。

大沢:年齢的にもひとつの区切りだと思うので、仕事へ向き合い方を変えていきたいと思ったんです。

坂田:実際に入会してみて、いかがでしたか?

大沢:これまでは自分で翻訳するだけで、翻訳家の方の話を聞く機会があまりなかったので、アメリアWebサイトの読み物記事や情報誌『Amelia』のコラムなどを読んで刺激を受けています。定例トライアルは、入会してすぐの頃に、昔やってみたいと思った<字幕>にチャレンジしてみました。今からでも勉強をしたいと思っています。

坂田:「出版持込ステーション」のほうはどうでしょう? 何か計画はありますか?

大沢:叔母がアメリカに住んでいるので、話題の本などの情報をもらえるように頼んでみようと思います。

坂田:では最後に、大沢さんの今後の夢を教えてください。

大沢:ひとつは先ほども申しましたが、自分で翻訳したいと思える原書を探したいと思います。それから、今までに訳したことのない分野にも挑戦したいですね。私はエッセーを読むのが好きなんです。だからエッセーも手がけてみたい。もちろん自分の知らないことに出逢える自己啓発書も大好きなので、引き続きやっていきたいです。

坂田:わかりました。今日はどうもありがとうございました。


決して焦らず、今できることを着実にこなしてきた大沢さん。そして、自分で出版社に電話をかけて売り込むなど、要所要所で積極性も発揮。積み上げてきた実力と、積極性がうまく絡み合ったとき、新しいお仕事に出会えるのかもしれません。今後のさらなる飛躍、楽しみにしています!

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