アメリア公式ブログ

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アメリアのご近所のお店「ルイプリマ」が、「人生最高レストラン」というTV番組で紹介されていました。イベリコ豚の出汁でコクを出したスープ状のカルボナーラとカツレツが一押しなんだそうです。カルボナーラはランチでも提供されているため、初めていただいてみたところ、なかなかGood!それにしても、店内にはカルボナーラを頼んでいる方が多かったです…

本日はアメリア会員森村里美さんが手掛けられたご訳書をご紹介します!すてきなご紹介文と実際のご訳書も事務局までお寄せいただきました。



森村さんによるご紹介文はこちらです
天才ピアニストと呼ばれ続け、「ソ連の神童」から「世界的な若き巨匠」へと歩みを進めてきたキーシン氏。45年の半生を振り返る初の自伝となるロシア語原稿を手にしたときの緊張感は、忘れることができません。蓋を開ければ、感嘆符の飛び交うきわめて率直な語り。自分自身をそのままに表現したいという思いがあふれていました。
 緊張し、悩み、涙ぐみ、怒り、喜び、朗読し、創作し、にやりと笑い、驚き、恥じ、悲しみ、祈り、人生の恵みに感謝し、音楽に仕える幸福感に包まれるキーシンがいます。音楽と演奏にまつわるエピソードにとどまらず、ソ連時代、民族問題、文学、師弟関係など、彼の指から放たれる音の綾織のように来し方が綴られてゆきます。もちろん、三つの国籍を持つに至った理由、カントール先生との関係についても、丁寧に書きこまれています。
 英語版の刊行を6月に控え、まだロシア語版は確認できていません。もしかすると現時点では日本語版が世界初そして唯一の『キーシン自伝』かもしれません。
 校正の途中で、「結婚することになったので、文章を追加したい」という驚きの吉報が入ったことも、今回のお仕事を無二の貴重な経験にしたのでした。


私は森村さんのご紹介文を拝読し、読まずにはいられない!と今からワクワクしております。すてきなご訳書をお送りいただき、本当にありがとうございます!今後のご活躍も心から楽しみにしております。

アメリア事務局 並木