牧高光里さん翻訳の2作品を紹介!
昨日までは真夏のような天気が続いていましたが、今日は一段落でしょうか。冷たい雨にほっとします。🙂
さて本日はアメリア会員の牧高光里さんが翻訳を手掛けられた作品をご紹介いたします。
まずはこちら。『天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード』
牧高さんからコメントをいただきました。
台湾のデジタル担当大臣、オードリー・タン氏が、問題解決法「向き合って、受け入れて、対処して、手放す」を軸にして、さまざまなキーワードを切り口にご自身を語ったインタビューです。
コロナ禍やウクライナ情勢の悪化によって、自分たちがいかに脆く儚い世界に住んでいたのかを嫌でも思い知らされる毎日ですが、本当は今までも存在していたのに目を向けていなかったこと、気づかずにいたものが可視化されたにすぎないのかもしれず、だとしたら世界を眺める自分の視点を変えさえすれば、現実は何も変わっていなかったとしても、そこに映る姿は再び今と違ったものになるのかもしれません。
本書の中でタン氏が語る「あらゆる人の立場に立つ」「競争以外の選択肢を探す」「世界はもともと一つ、いたるところに知恵がある」などなど数々の『オードリー・タン的視点』を心に留め置くことで、本書を手に取ってくださった方々の中に昨日とは違った新たな発見や別な観点が生まれたなら、訳者として望外の喜びです。
文響社サイト→CLICK!
オードリー・タン氏の著書ということで注目する方も多いのではないでしょうか。
「向き合って、受け入れて、対処して、手放す」を軸とする問題解決法、新たな切り口を与えてくれそうです。
続きましてこちらの作品。
『ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣』
牧高さんのコメントです。
米国で危機管理専門家として長年にわたり活躍してきた著者が、有史以来の膨大なデータを活用して、「ヒューマンエラーはなぜ発生するのか」「それを防ぐ手段はないのか」「なぜ人間は同じ失敗をいつまでも繰り返すのか」といった数々の疑問に明確な裏付けを伴う答えを出してくれたのがこの一冊です。タイトルはゴリゴリのビジネス書の雰囲気をまとっていますが、内容は具体的な事例に富んでおり、たとえば三国志演義の数々のエピソードやアレキサンダー大王の死因、コダックやノキアの失敗例など、どれかのエピソードについて誰でも「そういえば聞いたことがある」と思えるような実例を挙げながらエラーのタイプを紹介しています。しかし特筆すべきは、同じエラーが世代を超えて延々と繰り返される理由について「人はすべて成長過程でエラーを犯しやすいマインドセットを植え付けられて」おり、それが次世代にそのまま伝えられているからだと分析した点、そしてそうなる理由は「権威へ盲目的に服従する」ような教育であると論じた点だと、個人的には考えています。
その他、日常生活のなかですぐに活用できるエラーの減らし方など、役立つ情報も満載です。この本を手に取ってくださった方々が、エラーを減らして幸せな人生を歩まれますようにと(詳しくは第4章「エラーフリーがもたらす幸福と成功」をご覧ください)願ってやみません。
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こちらはアメリアの「スペシャルコンテスト」を通じて、翻訳を担当いただくことになりました。
20名ほどの応募者の中から採用となられたわけですが、全体的な読みやすさや創意工夫、ビジネス書としての雰囲気などをポイントに選ばれたそうです。🎊
台湾発のベストセラー✨、ぜひお手に取ってご覧ください。
牧高さん、今後のさらなるご活躍をお祈りしております。🎶
アメリア事務局 河原🐕🐾