5月も今日で最後。そろそろ梅雨時期でしょうか。
本日ご紹介するのはアメリア会員の高取芳彦さんが翻訳を手掛けられたこちらの作品です。
東洋館出版社による「スペシャルコンテスト」を通じて採用✨となられ、本書の翻訳を担当されました。
高取さんからコメントをいただきました。
日本のJリーグで成功し、ヨーロッパで飛躍を続けるオーストラリア人サッカー監督、アンジェ・ポステコグルーの評伝を翻訳しました。彼の代名詞である攻撃的サッカースタイルの根底に、戦術的な合理性だけでなく、幼少期から育まれてきた揺るぎない価値観と志、哲学があることを明らかにした一冊です。
著者はインタビュアーとして定評のあるサッカー記者で、幼なじみや元チームメート、元アシスタントコーチ、教え子の選手など、ポステコグルー本人をよく知る関係者の証言を軸に本書を構成しています。「選手時代とアシスタントコーチ時代は収入が少なく、銀行員との兼業だった。監督への昇格は窓口業務の最中に伝えられた」など、興味深いエピソードも多数掘り起こしています。
横浜在住のサッカーファンとして来日以降の彼の試合はほとんど見てきましたが、ギリシャ系移民として厳しい環境で育った少年時代や、膝前十字靭帯損傷による20代での選手引退、40代前半での挫折など、数々の逆境を乗り越える様子を訳すうちに、自分の中のポステコグルー像が厚みを増していくのを感じました。
「横浜在住のサッカーファンとして来日以降の彼の試合はほとんど見てきました」
そんな高取さんに翻訳を手掛けていただき、ポステコグルー氏もきっと嬉しいのではないかと思います。
本書は東洋館出版社さんより本日(5月31日)発売です。
サッカーファン⚽なら必携の一冊❗
ぜひお手に取ってお楽しみください。
アメリア事務局
河原🐕🐾