アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

毎年同じことを思うのですが、師走は何かと慌しいですね年始はゆっくり出来そうなので、読書の時間を確保したいです!

アメリア会員の小林由果さんが翻訳されたご訳書をご紹介します!

気持ちまで清々しくなるような美しい装丁ですね
小林さんの作品解説にある“優しく内気な貴族のヒロイン”のイメージとぴったり重なります。



(小林さんより)
一九世紀後半ロンドン。世界最大の百貨店を経営するリースは、いらだちを募らせていた。ウェールズの食料雑貨店主の息子という生まれから身を起こし、実業家として成功を収めているものの、上流階級への扉はなかなか開かれない。友人のいとこである美しい伯爵令嬢ヘレンと婚約できたと思ったら、一週間前に破棄されてしまった。そんなリースのもとへ、ヘレンがたった一人でやってくる。家族が勝手に婚約を解消しただけで、ヘレン自身はリースに惹かれているのだという。追い返そうとするリースに対し、ヘレンは思い切った行動に出た。やがて二人は互いへの理解と愛情を深めていくようになるが、ヘレンにはある秘密があり……。

ヒストリカル・ロマンスの女王、リサ・クレイパスが描くレイヴネル家シリーズ第二弾、優しく内気な長女ヘレンの切なく熱い恋物語です。作者お得意の成り上がりヒーロー×貴族のヒロインの組み合わせ、ドラマティックな展開、多彩な登場人物たちのユーモアあふれるやり取りなど、クレイパスの力が大いに発揮されています。最後までわくわくしながら翻訳しました。日本の読者の皆様にお楽しみいただけることを願っています。



小林さん、すてきな作品をお知らせいただきありがとうございます。
今後のご活躍も心から応援しております

アメリア事務局 並木