アメリア公式ブログ

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今年のアカデミー賞授賞式はご覧になりましたでしょうか?どんな作品が入賞するのかも楽しみですが、相澤はセレブたちの個性的なドレスも毎年楽しみにしております!

さて本日はアメリア会員玉川千絵子さんが共訳なさった作品を紹介いたします。
今年のアカデミー賞脚色賞を受賞した作品の原作です



~内容紹介(Amazonより)~
アメリカ・コロラド州コロラドスプリングス警察署で唯一採用された黒人刑事ロン・ストールワースが、ひょんなことから新聞に載っているKKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集広告に勢いで電話をかける。自ら人種差別主義者であることをアピールし、入団を希望。面接にまで進んでしまうが、対面では流石に黒人だとバレてしまうため、急きょ、同僚の白人刑事チャックに白羽の矢が立つ。電話で話を進めるのはロン、対面はチャックと二人でひとりの人物になりすまし過激派団体の悪事を暴く。

人種差別問題が過熱するアメリカを背景に前代未聞の潜入捜査が始まる―!!



玉川さんより素敵なコメントもいただきました

「第71回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞! 第91回アカデミー賞脚色賞受賞!の映画『ブラック・クランズマン』の原作本です。

原作本には、2時間超の映画でも収まり切れなかった1970年代のアメリカの社会情勢やそれを冷静に見つめつつ白人至上主義者団体KKKに大胆な潜入捜査を行った地域唯一の黒人男性警官のリアルな体験が詳しく描かれています。

また、当時KKKの有力者だったデイヴィッド・デューク氏はトランプ大統領の熱心な支持者であり、本作品を読むことで現在のナショナリストやオルタナ右翼が台頭するアメリカの思想的源流の一端が理解できます。

映画公開は3月22日ですが、映画の予習にも復習にも2度楽しめる作品になっています。」



著者はコロラドスプリングス初の黒人警官として、激しい人種差別に打ち勝って輝かしいキャリアを築き上げたロン・ストールワース自身とのこと。

玉川さん、素晴らしい作品をお知らせくださりありがというございました。
今後のご活躍もお祈りしております!

アメリア事務局 相澤