アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

東京は梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。昨日から「暑い!」を何度口にしているか分かりません。

さて本日はアメリア会員の月谷真紀さんが翻訳を手がけられた訳書をご紹介いたします。
こちら、アメリアで開催したスペシャルコンテストから生まれた訳書となります
スペシャルコンテストとは、アメリア独自の募集形態で、募集時にあらかじめトライアル課題が発表されているコンテストのこと。過去の開催実績はこちらをご覧ください。→スペシャルコンテストから生まれた本

『大学なんか行っても意味はない?-教育反対の経済学』

版元のみすず書房さんのHPでは、このように紹介されています。

人気ブロガー経済学者が、経済学の概念「シグナリング」をキーワードに、現在の教育システムが抱える問題点を実証データで分析する。
なぜ学生は楽勝授業を探し、試験が終われば学んだことを平気で忘れてしまうのか? なぜ過去数十年で教育が普及したのに、平均的な労働者が良い仕事に就けず、学歴インフレが起きているのか? なぜ企業は、ほとんど使うあてのない学校教育を受けた労働者に給料を支払うのか? なぜ社会では、学校を卒業することが最大の協調性のシグナルになるのか?
その答えのカギはすべて、「教育の最大の役割は学生のスキルを伸ばすことではなく、知力、協調性、仕事への姿勢についてのお墨付きを与えることにある」というシグナリングの考え方にある。本書の示す問題解決への道筋は、高等教育縮小と職業教育拡充だ。
最新の社会科学による、教育への根源的かつ挑発的な問いかけ。
みすず書房HP

現在の教育については、さまざまな考え方があると思いますが、新しい切り口で今の教育システムを考える貴重な一冊になるのではないでしょうか。

月谷さん、今後のご活躍も楽しみにしております。

アメリア事務局 河原