アメリア公式ブログ

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ついに7月突入!ですが、そこまで暑くもなく過ごしやすい夏の始まりですね。

さて、本日はアメリア会員の林真紀さんが翻訳された作品をご紹介いたします。



~あらすじ(Amazonより)~
ロサンゼルスの「特別な学校」に通う、自閉症スペクトラム障害の高校生のマーティンは、映画監督である母親の仕事について行き、フランスの田舎町で夏休みを過ごすことになる。

そこで通う初めての「普通の高校」で、フランス人の女の子に電撃的に恋に落ちる。愛読書であるプルーストの『失われた時を求めて』と結びつけて、取り巻く世界を解釈する特徴があるマーティン。恋に落ちた彼女も、周りにいる「普通の友達」も、プルーストの物語の中から見た「空想」の一つだったはずなのに、次第に、彼はそれが空想ではなく、生身の人間であることに気づきはじめてしまう。

彼にとって衝撃的な気づきと葛藤の先に見出していく答えとは。
障害の有無は関係なく、誰もが感じる人間関係の難しさや殻を破ることへの勇気が強く優しく描かれていく。


林さんから素敵なコメントもいただきました!

「自閉症の高校生の物語。読みながら「普通ってなんだろう」ということを終始問いかけられます。読後感が素晴らしく、読み終わったあとは放心状態になるというご感想をたくさん頂いております。私自身も最終章訳了後は魂が抜けたようになってしまい、数日間何もできなくなりました」

林さんの思いもたくさん詰まった『キッズライクアス』、ぜひお手に取ってみてくださいね。本日7/3の発売です。

お知らせくださりありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

アメリア事務局 相澤