アメリア会員インタビュー


今後はPCを活用しながら、仕事の効率化を図ることが目標

岡田:常に向上心を持ってご自分を磨かれ、不断の努力を重ねる三浦さん。私も小さな子どもを持つ同じ母として、かなり刺激になるお話をお聞きすることができました。三浦さんの今後の目標をお聞かせいただけますか?

三浦:今後もフリーランスとして、医薬翻訳をはじめ、さまざまなジャンルに挑戦したいと思っています。今の課題は仕事の効率化ですね。1日24時間は変えられないし、体力的な限界もあるので、その中でいかに効率よく仕事を進めるかを考えています。

岡田:努力家の三浦さんは、改善点が見つかったら、きっとすごい勢いで邁進されていくんでしょうね。

三浦:どうでしょうか(笑)。でも時間がなければ努力もできないし。それがちょっともどかしいですね。私は訳出スピードが遅いわけではないと思うんだけど、見直しやチェックに時間がかかっている。今後、表記ゆれのチェックなど機械にまかせられるところは機械を頼って、もっと仕事の効率化を図りたいと思います。たくさんの翻訳者さんたちがSNSなどを駆使されて、いろいろな工夫やヒントを提案しているので、試しながら改善していきたいですね。もちろん最終的には人間の目が頼りですが。

岡田:お話をうかがって、努力の大切さと、有効な時間の使い方を考え直すいい機会になりました。最後に翻訳学習中の皆様にメッセージをいただけますか?

三浦:私の場合、翻訳会社の採用が決まってからスタートした翻訳への道で、今にして思えばきっかけは意外なものだったけど、なんとかくらいついて勉強してきたかな、と思っています。どんな道に進んでも、厳しい現実に直面した時に、あきらめずにくらいついていけるかが分かれ目ではないかなと思っています。翻訳の勉強はこつこつ地道にやっていくしかない。でも翻訳業はその蓄積された努力が報われることの多い仕事だと思います。「たゆまぬ努力」という言葉がぴったり。あきらめずに、くらいついて頑張っていけば、いつか報われるときがくると思います。

岡田:ありがとうございました。今後もお体に気をつけて、持ち前のエネルギーで翻訳に子育てに頑張ってください。益々のご活躍を応援しています!

■エネルギッシュで、笑顔が素敵な三浦さん。「たゆまぬ努力」の大切さ、そして有効な時間の使い方をあらためて実感しました。産後間もなくから、早朝3時に起きて勉強する勤勉さに、ただただ脱帽です。三浦さんのみなぎるパワーと向上心を見習って、朝の時間の有効活用を考えたいと思います!

関連する会員インタビュー
子育てと両立実務翻訳