アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
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夏の間は熱中症予防で日が落ちてから犬の散歩に行きますが、同じお家も多いようで、いろんな犬の散歩に出会えて楽しいです🐕

さて、本日はアメリア会員の久保尚子さんが翻訳された作品をご紹介いたします。

久保さんからコメントもいただきました↓

「私たちは今、コロナ禍を経験し、治療薬のない感染症の恐ろしさを実感しています。本書の著者も、現在、感染症の専門医としてニューヨークのマンハッタンで奮闘しています。ですが、薬が効かない感染症との闘いは、もっと前から始まっていました。

近年、抗生物質が効かない『スーパー耐性菌』が世界中で発生し、数年前なら治療できたはずの感染症で患者が命を落としています。命を救うには、新しい抗菌薬が必要です。本書は、新しい治療薬を求めて抗菌薬候補『ダルバ』の治験に取り組んだ著者自身の奮闘の日々を描いた、実話に基づく物語です。

こんなにも需要があるのに、なぜ抗菌薬の開発は少ないのか。なぜ治験プロトコルの審査はこんなにも厳しいのか。患者の利益・人権・安全性を守るには、どうするのが適切なのか。この薬は本当に効くのか。治験の結果は数字で表されますが、治験に参加する患者も医師も生身の人間なのだということを、本書は臨場感をもって描き出しています。そして、数少ないながらも最新の研究は進んでいます。抗菌薬開発の最先端の話は、希望の光のように感じられました」

コロナ禍の裏で抗菌薬の研究に尽力されている医師のノンフィクションです。

久保さん、お知らせいただきありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

アメリア事務局 相澤