アメリア公式ブログ

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本日は、あるコメディアンの自伝をご紹介いたします。アメリア会員の齋藤慎子さんによる翻訳作品です。



なんともインパクトのあるタイトルですよね。
まずは、翻訳者の齋藤さんによるコメントをご紹介させてください。
世界的に活躍している若手コメディアンの自伝です。泣けて、笑えて、しかもいろいろな社会問題を考えさせてくれる、ジャンルを超えた本です。著者のトレバーさん自身が読んでいるオーディオブックもおすすめ。コサ語のクリック音や、ほかのアフリカ言語も魅力的ですし、コメディアンだけあって、リズムがすばらしいのです。
翻訳するにあたって、このオーディオブックはもちろん、トレバーさんのスタンダップコメディもなんども視聴しながら、この語り口調をなんとか日本語でも活かしたい、と思いながら作業しました。編集者さんも聴いていろいろ案を出してくださり、まさに二人三脚の楽しい日本語づくりでした。それだけに、ある書店員さんの「グルーブ感のある訳でグイグイ読めます」のコメントを知ったときは、飛び上がるほどうれしかったです。トレバーさんを知らない人でも楽しんでいただけます。トレバーさんのことをもっと知りたくなったら、ぜひ、スタンダップコメディー、ザ・デイリー・ショー(Between the Scenesもおすすめ)、各種インタビューなどを、YouTubeなどでチェックしてみてください。
原書の映画化も決定し、映画好きとしてはそちらもいまから楽しみです。


5月9日に発売されましたが、日経新聞では書評が掲載されたり(5/12)、すでに読まれた方からはツイッターなどを通じて、「面白い!」「いい本に出会えた」といったコメントが多数寄せられているようです。

参考書評
ビジネスブックマラソン 2018年5月9日号→こちら
困難な状況を笑いに変える力――『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?』が強烈に面白い→こちら

特設サイト
『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?』公式サイト⇒CLICK!

ちなみにこちらの本はなんと、齋藤さんご自身による持ち込みによるものだとか
原書に惚れ込んで、ご自身で企画の持ち込みをされて、そして刊行に至った作品だそうです。
そのあたりのお話は追って、情報誌『Amelia』(会員限定)で語っていただく予定です。
アメリア会員の皆さんはぜひぜひ楽しみになさっていてくださいね。

齋藤さん、素敵な作品を日本に紹介してくださってありがとうございます。
齋藤さんのお仕事ぶりを拝見して、私自身もパワーと元気をもらえた気がします。
またお話を聞かせてくださいませ。
ありがとうございました。

アメリア事務局 河原