アメリア公式ブログ

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『眺海の館』

2019-08-06
毎日本当に暑いですね~
夜もずっと暑くて…皆さん、大丈夫でしょうか

さて、本日はアメリア会員の大下英津子さん岩崎たまゑさんの共訳書をご紹介いたします。





本書は冒険小説の名作「宝島」の作者として知られるイギリスの文豪
ロバート・ルイス・スティーヴンソンが遺した珠玉の短編を日本独自編纂した作品集
とのこと。
大下さんは「寓話」を、岩崎さんは「マレトロワ邸の扉」と「宿なし女」をご担当されたそう。

お二人からコメントもいただきました

岩崎さん
担当した作品は、物語の流れは明確だったのですが、語句の解釈や長文の訳し方で迷うことが多く、難しい道のりでした。原文と訳文を読み返すたびに修正箇所が見つかり、いつもながら際限がありませんでしたが、そうして何度も読むうちに、作品の味わいや物語の世界に心引かれ、翻訳の機会をいただけたことに感謝しました。

大下さん
全部で20篇ありますが、「お~い、オチどこいった?!」という作品が多く(最短の作品は3行!)、なかなかのつわもの揃いでした。格闘しているうちに、繰り返しの妙味、不意の視点の変更、かけことばの重い意味など、ほかの作家にはない味が面白いと思えるようになってきました。

『宝島』、『ジキル博士とハイド氏』のスティーヴンソンの違った一面を味わえる作品かと思います。皆さんに楽しんでいただけますように。



味わい深い作品のようですね
大下さん、岩崎さん、お知らせいただきありがとうございました
今後のご活躍もとても楽しみにしております

事務局 入江