『アウシュヴィッツを生きのびた「もう一人のアンネ・フランク」自伝』
各地で桜の開花が伝えられているようですね
さて、本日はアメリア会員の服部由美さんのご訳書をご紹介させていただきます
服部さんよりご紹介いただきました
ナチス強制収容所から生還した臨床心理士エディス・イーガー博士の自伝です。生まれ育ったハンガリーから強制収容所へ送られ、戦後、共産圏となったスロヴァキアからウィーンへ逃げ、そこから米国へ移住。無一文の移民として始めた米国では四十一歳で大学を卒業。五十一歳で心理学の博士号を取得、クリニックを開業するなど、まさに激動の人生。そして、その経験から、人生で何が起ころうと目の前には選択肢があり、それを選び取れば前進していけることを教えてくれます。九十三歳になる今もカリフォルニア州ラ・ホーヤで診療し、大学で教えています。
本書はまさにはページターナー。彼女の人生の物語に寄り添いつつ、様々なことを学びながら翻訳作業を進めることができました。単なる収容所体験記ではなく、人生で起こる問題に立ち向かう勇気をくれる自伝です。
“人生で何が起ころうと目の前には選択肢があり、それを選び取れば前進していける”―とても力強いメッセージですね
服部さん、お知らせいただき誠にありがとうございます沢山の方にエディス・イーガー博士のメッセージが届くことを心から願っております
アメリア事務局 並木