『偽者【フェイクアカウント】』
2023-02-28
今日は穏やかな春の陽気です🌸
アメリア会員の岩瀬徳子さんが翻訳を手がけられた小説をご紹介いたします😊
(岩瀬さんコメント)
辛口で知られる書評家による初の小説です。
恋人がSNSで有名な陰謀論者だと知った「わたし」。恋人の死をめぐり彼女が行き着く真実もさることながら、「わたし」を通じて浮かびあがる、インターネット漬けの現代のわたしたちの姿に震撼させられる作品です。
「どんなときにもむしゃくしゃしている人はたくさんいて、わたしたちはただ、お互いを見つけ出すだけでいい。退屈や孤独感、疎外感、傷心、不合理な怒り、厭世観、倦怠感、苛立ちに、テクノロジーを使い、書くというプロセスで対処することで、何かすばらしいもの、〝絆〟が生まれたふりをすることができる」――Twitterやデートアプリなど、さまざまトピックに展開される切れ味鋭い評も読みどころになっています。
書評家の方が書いた小説というだけでも興味を惹かれます。鋭い切れ味で真実を見通すそのまなざしを、小説の力を借りて私も体験してみたいと感じました❗
岩瀬さん、お知らせありがとうございます✨
これからのご活躍もとても楽しみにしております🍀
アメリア事務局 並木