プロ翻訳者の訳文の仕上げ方
翻訳では、最初から完璧な訳文を仕上げるのは簡単なことではありません。だからこそ、訳文を見直し、より自然で伝わりやすい表現へと磨いていく「推敲」が大切です。
推敲の方法や重視するポイントは、翻訳の分野や翻訳者によってさまざま。そこで今回は、実務・出版・映像の各分野で活躍する翻訳者の推敲方法から、参考にしたいポイントをご紹介します💡
【実務翻訳🏬】
発注元の指示書やスタイルガイド、原文全体を確認したうえで翻訳に取りかかり、不明点の調査やケアレスミスの確認、用語・表現の統一などを段階的に行います。チェックや推敲を重ねることで、自分の専門知識や読解力、表現力の課題に気づくことも。日々の翻訳を、スキルアップにつなげていきます。
【出版翻訳📕】
英語の構造に引っ張られず、日本語として自然な流れになっているかを確認することがポイントです。原文と訳文を行き来しながら、意味や因果関係が正しく伝わっているかを確かめ、必要に応じて何度も修正します。長い作品では、全体を通して用語や言い回しが統一されているかも確認します。
【映像翻訳🎥】
作品を楽しむ視聴者の目線が欠かせません。吹替ではセリフの意味や尺、キャラクターの口調、前後のセリフとのつながりなどを確認。字幕では、読みやすさや字数、表記の統一、映像との一致などをチェックします。
アメリアWebサイト「情報誌・コラム」では、「お役立ち情報集」として、情報誌『Amelia』の特集記事のバックナンバーを中心に、長く役立つ情報を掲載しています。
今回ご紹介した「推敲の手順」では、実務・出版・映像の各分野で活躍する翻訳者6人に、それぞれの推敲方法や大切にしているポイントを伺いました。
「訳文をもっと読みやすくしたい」「自分に合った推敲方法を見つけたい」という方にも、きっと参考になるはずです。プロの翻訳者の具体的な工夫を、ぜひ日々の翻訳に役立ててみてください😊
事務局 N
