アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

TBSテレビ「王様のブランチ」のブックコーナーって、
新刊をチェックしたい時に頼りになりませんか!?
そこで取り上げられていた『永い言い訳』という作品を直感でこれは絶対読まなきゃ!
と思い昨日読み終えました。とても良かったです!!

映画『ゆれる』でよく知られる西川美和監督の書きおろし小説です。
内容はとても一言ではお伝えできないほど深いテーマなのですが、
装丁や紙質、栞紐(スピンというらしいですね!)が付いているところも、
本自体が全部好きでした

こういったコーナーでもっと翻訳書にもスポットが当たると良いですよねぇ

さて、本日はアメリア会員の美馬しょうこさんの最新ご訳書となる、
原書がスペイン語の絵本をご紹介します。

ピンクー にじのでるばしょ

を敢えて漢字に変換すると、

ピンク― 虹の出る場所

です。ピンク―ちゃんは生命をもった個体の名称。
おばけなのか妖精なのか正体は謎に包まれていますが、たまごから生まれたそうです。
美馬さんからも本作品をご紹介いただきました

たまごのころからピンクーは、みんなとちがっていました。
みんなはしろなのに、ピンクーはピンクいろ。
じぶんだけが、おおきさも、いろもかたちも、
することだってみんなとはちがっています。
そこで、あるひ、ピンクーはきめたのです。
「べつのばしょをさがしにいこう」

世間からちょっぴりはみだしているかもしれない自分を、
そのままでいいよと認めてくれる、やさしくて強い作品です。

いつかはと思っていたスペイン語の絵本を、今回はじめて翻訳させていただきました。
誰もがみんなの個性を尊重し、いつも笑顔で暮らしていけるようなそんな
「にじのでる」世界をわたしたちがつくっていけますように。


すてきなご紹介文をありがとうございます
本作品は、絵本のレンタルプロジェクト「ワールドライブラリー」さんからの
ご刊行となります。ぜひこちらの作品紹介ページからピンク―ちゃん
イラストもご覧ください

美馬さん、次のお仕事のお話も楽しみにお待ちしております

アメリア事務局 並木