アメリア公式ブログ

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先週は「日差しが暑すぎるから少しは曇ってほしい!」と思っていましたが、昨日のような冷たい雨に逆戻りすると「やっぱり太陽好き…」と思ってしまいます

さて、本日はアメリア会員の鵜田良江さんが翻訳なさった作品をご紹介します





~あらすじ(Amazonより)~
1996年2月、ストックホルム。シンクタンクで働くマックスは、音信不通になった恋人パシーの身を案じていた。

彼はパシーの住むサンクトペテルブルクへ飛び、そこで、彼女がロシアで急成長している電話通信企業の技術について情報収集をしていたことを知る。この企業とパシーの失踪には何かかかわりがあるのか?

ソ連崩壊直後のロシアと第二次世界大戦末期のスウェーデンを舞台に繰りひろげられるサスペンス長篇、開幕!



鵜田さんからコメントもいただきました


「おかげさまで初の単独訳のミステリーが出版されました。

スウェーデンの作品をドイツ語版から訳しています。適宜スウェーデン語版で確認し、ロシア語とも格闘し、と大変でしたが、たくさんの方々のお力で素晴らしい本に仕上げていただき、心から感謝しています。

ストックホルムとサンクトペテルブルク、そして1996年と1944年前後という二つの時代が舞台となった、スウェーデン人でもあまり知らない驚きの史実を重要な枠組みとするミステリーです。元スパイの極悪非道ぶりからごく普通(に見える)主婦のドタバタ子育てシーンまで、多彩なキャラクターが織りなす幅広い人間模様も魅力のひとつ。

『生きる権利』と『自由の権利』を守ること、そして独裁体制の復活を阻止することに人生と命をかけた登場人物たちの活躍をお楽しみいただければ、と思います。民主主義とは何かを考えさせられた作品でした。」



スウェーデン語、ドイツ語、ロシア語を駆使して翻訳なさったという本書…!

あまり馴染みのない、第二次世界大戦末期のスウェーデンとはどのような社会だったのか気になります

鵜田さん、素敵な作品をお知らせくださりありがとうございました。
益々のご活躍も楽しみにしておりますので、ぜひまたご連絡くださいね。

アメリア事務局 相澤