アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

コロナも気温も落ち着かないですね…
今年はこんな雰囲気のまま過ぎ去っていくのでしょうか

さて、本日は2冊目、絵本のご紹介です
アメリア会員の八木恭子さんが翻訳を手掛けられました。





作品紹介もかねて八木さんからいただいたコメントをご紹介いたします

このたび翻訳を担当した新しい絵本が出版されましたので、ご報告させていただきます。

タイトルは『はじまりは、まっしろな紙』といい、日系アメリカ人絵本作家、ギョウ・フジカワをえがいた伝記絵本です。

(Amazonより引用)
「世界じゅうのあかちゃんをかきましょう。あらゆる国ぐにのあかちゃんを。
町のなかでも、絵本のなかでも、はだの色で人をわけてはいけません。そんなルール、なくさなくては」

絵本作家ギョウ・フジカワは、はだの色で人をくべつする法律があった1960年代はじめのアメリカで、はだの色のちがう赤ちゃんたちを、はじめていっしょに登場させました。
「みんなに、差別のない世界を想像してほしい」というゆめがあったからです。
その背景には、日系人であるギョウ自身の、つらい経験がありました。

絵本のなかから人種差別をうちやぶった、日系人女性の伝記絵本!(以上、引用)

原作は、今年のボストングローブ・ホーンブック賞ノンフィクション部門のオナーに選ばれました。
差別のない世界を絵本にえがいたギョウの思い、そして作者であるキョウ・マクレアさんとジュリー・モースタッドさんの思いを感じていただけたらうれしいです。



人種差別に関する様々なニュースをみていると悲しい気持ちになります。
自分にできることを考えつつも、この絵本を通じて、多くの子ども達が
差別のない世界を思い描き、現実のものにしてほしいなとも願ってしまいます。


八木さん、お知らせいただきありがとうございました
今後のご活躍もとても楽しみにしております

事務局 入江