『小さなひとりの大きなゆめ マリー・キュリー』
2021-03-30
フランス語と英語の翻訳でご活躍の河野万里子さんから絵本の訳書をお送りいただきました。
「はじめてよむ 伝記えほん」という世界数十か国で翻訳された人気シリーズの日本語訳で、他にも、マザーテレサやオードリー・ヘップバーン、ココ・シャネルにマルティン・ルーサー・キングと、今のところ全5冊が邦訳されているようです。
ページをめくると、力強く印象的な、ある意味伝記らしくない絵が全面的に描かれていて、視覚にも訴える作品になっています。
この絵本を通して、まだ自分で本が読めない小さなお子さんにも、マリー・キュリーという人物の温かさと、大きな仕事を成し遂げた女の子がいた、というワクワクする事実が伝わるのではないかと思いました。
このシリーズのコンセプト、「子どものころの夢や思いをむねに、よりよい世界を目指して活動した人たちの伝記えほん。」。コロナ禍で教室での授業や学校行事の機会が減っている今の子どもたちに必要な心の栄養になる、価値あるコンセプトだと思いました。
河野さん、今回も素敵な絵本をお送りいただき、ありがとうございます。
事務局 室田