アメリア公式ブログ

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本日は4冊目のご紹介となります😊
アメリア会員の塩崎香織さんの訳書です。

 

 

塩崎さんからコメントをいただきました✨

通過収容所で出会って結婚した妻とともにアウシュヴィッツに移送され、1945年1月の解放後も収容所にとどまったユダヤ系オランダ人の青年医師が現場で綴った手記。1946年に出版された本文に「家族によるあとがき」を加え、アウシュヴィッツ解放から75年となる2020年に刊行された新装版の翻訳です。
ホロコーストの記録はたくさんありますが、この体験記は(1)戦争が終結する前に
(2)収容所の中で書かれ、さらに著者は(3)解放の直前まで妻と言葉を交わせる距離にいた
という点でも異色。過酷な状況にあって、2人のこれからへの期待を胸に収容所の日常を生き抜こうと奮闘する姿が浮かび上がります。

小説かと思いきや収容されていた当事者の方の手記とのこと。
読み進めるのは辛い部分もありそうですが、しっかりと受け止めたいです。

塩崎さん、お知らせいただきありがとうございました🙂
今後のご活躍もとても楽しみにしております。

事務局 入江