アメリア公式ブログ

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本日はもう1冊、ご紹介させていただきます。

櫛田理絵さん翻訳の『魔女だったかもしれないわたし』です。
『魔女だったかもしれないわたし』

櫛田さんからコメントをいただきました。
「魔女」ってじっさいはどんな人だったのでしょう?
主人公は自閉スペクトラムの十一歳の少女アディ。かつて無実の罪で命を奪われた「魔女」たちの記録を調べるうちに、自分がその「魔女」たちによく似ていることに気づきます。そう、つまり、人とちょっと「ちがう」ということに…。
「魔女狩り」を昔の話として片付けようとする村の人たちに対し、アディは「魔女狩り」に似たことは今もあると感じ、ある運動を始めるのですが……。人とちがうことが受け容れられる社会であってほしい、そんな願いをこめて、自身も自閉スペクトラムの著者が綴った感動のストーリーです。自閉をニューロダイバーシティ(脳の多様性)の視点から描いている点も注目です。
2021年ウォーターストーンズ児童文学賞、ブルーピーター・ブック賞受賞。2022年シュナイダー・ファミリー・ブック賞オナー。

海外でも非常に評判の高い本書。
「多様性」を新たな見地から考える一冊になりそうです。🍀

版元はPHP研究所さん。
同社のサイトにも解説がありますので、アクセスしてみてください。
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アメリア事務局 河原🐕🐾