『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』
2012-12-07
少しずつ年の瀬が迫ってきました
年末になると一年のことを振り返るとともに、
いつもより少し広い視野で大きな流れについて考える時間を
持ったりすること、ありますよね
本日はそんな季節にぴったり
河野純治さんが手がけられた歴史ノンフィクション、
『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』をご紹介します。
舞台はルネサンス前夜、15世紀のイタリア。
トスカナ地方の小さな村に生まれた「ブックハンター」ポッジョは
ローマ教皇の書記官となりヴァチカンの中枢まで上り詰めますが、
教会大分裂によって仕えていた教皇は退位。自身も失職の憂き目に遭います。
しかし、古い時代の人文主義に興味を持っていたポッジョは、
この機会に各地の修道院に眠っているギリシア・ローマ時代の
失われた古典を探す旅に出ます
奇跡的に生き残った書物の写本を広げては読み解き、
筆写していくのですが、その中で紀元前の詩人・ルクレティウスの
「物の本質について」に出会います。突然その姿を現した
古の書の再発見が、世界をルネサンスの大きな流れへ導いていき……
時代が大きく変わる引き金となった一冊の本とひとりの男の遍歴、
そしてその後の影響が小説のようにつづられています。
2011年全米図書賞、2012年ピュリツァー賞を受賞した1冊
河野さんからご献本をいただきまずは冒頭だけ
読ませていただいたのですが、知的興奮とともに詩的、
哲学的な物語を追いかけたく、たちまちぐっと引き込まれました。
続きが読みたいです。
多くの方が手に取られますように
河野さん、これからもご活躍をお祈りしています。
アメリア事務局
中川
年末になると一年のことを振り返るとともに、
いつもより少し広い視野で大きな流れについて考える時間を
持ったりすること、ありますよね
本日はそんな季節にぴったり
河野純治さんが手がけられた歴史ノンフィクション、
『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』をご紹介します。
一四一七年、その一冊がすべてを変えた
(2012/11)
スティーヴン グリーンブラット
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舞台はルネサンス前夜、15世紀のイタリア。
トスカナ地方の小さな村に生まれた「ブックハンター」ポッジョは
ローマ教皇の書記官となりヴァチカンの中枢まで上り詰めますが、
教会大分裂によって仕えていた教皇は退位。自身も失職の憂き目に遭います。
しかし、古い時代の人文主義に興味を持っていたポッジョは、
この機会に各地の修道院に眠っているギリシア・ローマ時代の
失われた古典を探す旅に出ます
奇跡的に生き残った書物の写本を広げては読み解き、
筆写していくのですが、その中で紀元前の詩人・ルクレティウスの
「物の本質について」に出会います。突然その姿を現した
古の書の再発見が、世界をルネサンスの大きな流れへ導いていき……
時代が大きく変わる引き金となった一冊の本とひとりの男の遍歴、
そしてその後の影響が小説のようにつづられています。
2011年全米図書賞、2012年ピュリツァー賞を受賞した1冊
河野さんからご献本をいただきまずは冒頭だけ
読ませていただいたのですが、知的興奮とともに詩的、
哲学的な物語を追いかけたく、たちまちぐっと引き込まれました。
続きが読みたいです。
多くの方が手に取られますように
河野さん、これからもご活躍をお祈りしています。
アメリア事務局
中川