アメリア公式ブログ

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「人をダメにする」系ソファのYogiboをご存知ですか?うちにもあるのですが、家族の誰よりも犬が使いこなしています。テレワークで私がブログを書いている今この瞬間も、ど真ん中を1匹で占領してスヤスヤ寝ています😅

さて、本日はアメリア会員の舩山むつみさんが翻訳をなさった作品をご紹介します!

舩山さんからコメントもいただきました↓

台北を舞台にしたハードボイルド探偵小説です。主人公は、著名な劇作家で大学教授だったのですが、心機一転、葬儀用品店の並ぶうらぶれた通りに「私立探偵」の看板を掲げます。美しい人妻から不思議な調査の依頼を受けたり、怖しい連続殺人事件に巻き込まれたり……というお話です。

古いアメリカの探偵小説のような懐かしさもあり、劇作家ならではのパンチの効いた、ユーモアあふれる会話も魅力の小説です。主人公がくりひろげる台湾人論、台湾社会論、アメリカや日本と比較した自己流犯罪社会学の蘊蓄も楽しめます。

台北の街を歩きまわる探偵といっしょに、Googleストリートビューで歩きまわりながら、訳していました。翻訳で苦労したところは、仏教の難しい話が出てくること、中国語のなかに、かなりの台湾語が混ざっていたことです。辞典に載っているわけでもなく、調べるのに時間がかかりました。台湾語の暖かい雰囲気を出したくて、日本語訳にも、台湾語の一部を発音のルビ付きで残すことにしました。中国語とはまったく違う発音を、zoomで著者に聞かせていただきました。悪口雑言の部分もあって、メモをとりながら、笑いが止まらなくなったのも、楽しい思い出になりました。

台湾語の発音も楽しめるとのこと、ぜひ本をお手に取って確かめてみてくださいね!

舩山さん、素敵な作品をお知らせくださりありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

アメリア事務局 相澤