『世界はコロナとどう闘ったのか?:パンデミック経済危機』
毎日寒いですね。あと1か月くらいはこのまま寒いのか……と思うと、春が恋しいです🙂
さて、本日はアメリア会員の江口泰子さんが翻訳された作品をご紹介いたします。
江口さんからいただいたコメント:
オミクロン株が猛威をふるい、日本でも感染の拡大が続いています。本書は、習近平が新型コロナウイルス感染症の集団発生を正式に認めた2020年1月20日から、ジョセフ・バイデンが第46代アメリカ大統領に正式に就任した、1年後の2021年1月20日までの1年間を克明に追っています。
グローバルな政治・経済システムの脆弱性を浮かび上がらせながら、世界の金融システムを救い、人びとの暮らしを守るために、各国政府や中央銀行、国際機関がとった施策、世界の大国の思惑、さらにはワクチンの開発競争や人間模様の物語にも迫っています。
著者は気鋭の経済史家アダム・トゥーズ氏。私にとっては、前作『暴落──金融危機は世界をどう変えたのか(上)(下)』(みすず書房)に続いて、再びトゥーズ氏の翻訳を手がけることになりました。原注や索引も合わせると500ページ近い力作です。ひとりでも多くの方に手にとっていただけると嬉しいです。
新型コロナウイルスの影響で、まさに激動の日々という感じですが、世界経済の「今」と「これから」を考える上でも2020年から2021年の1年間に世界で何があったのかを知ることは重要ですね。
『暴落―金融危機は世界をどう変えたのか(上)(下)』は以前アメリアのブログでもご紹介させていただきました。ご興味をお持ちの方はこちらからご覧ください!
江口さん、お知らせいただきありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
アメリア事務局 相澤