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アメリア公式ブログ

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翻訳実績を綴ります♪

ふふふ…。本日3度目の更新です~

まずは富永佐知子さん×ハーレクインの灼熱のロマンスでございます

砂漠の一夜を胸に (ハーレクイン・ディザイア)
(2012/12/14)
オリヴィア ゲイツ
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ファリードは灼熱の国の王子、そして「神の手」との異名を持つ

神経外科医で世界有数の先進医療を誇るメディカルセンターの院長

そんなスーパーエリートのヒーローがかつてひと目で惹かれた女性、

グウェンが精子バンクで授かった先天性難病の赤ちゃんを連れ、

その治療を願いやってきた…。

本作はヒロインも薬学分野の優秀な研究者ですが、

ヒーローがヒロインを想い続けていただけではなくキャリアアップも

サポートするのだそうです

恋も仕事も手にするヒロイン、これ以上ないような展開です

ヒーロー主軸の夢のようなロマンス

そしてもう1冊は目を惹く組み合わせのこちら。

芸術家に学ぶリーダーシップ
(2012/12/21)
マイケル・オマリー、ウィリアム・F・ベイカー 他
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翻訳を手がけられたのは日暮美月さん。

本書が初めての単独訳書とのこと

刊行、まことにおめでとうございます

偉大な芸術家は優れたリーダーの要素をもっている。

独自のスタイルを持ち、最大に機能する方法を理解し

大胆に実行する。モネ、フェルメール、安藤広重など

画家を中心に歴史的な芸術家のスタイルに学ぶリーダー指南書

(参考:Amazonより)

映画監督の黒沢清氏も監督という仕事を中間管理職に

なぞらえて語っていたことがありましたが(文脈はちょっと違うかな…)、

創造的な仕事をする芸術家が組織を先導するリーダーとしても

優れているのは納得できる話です。

世界的にも優れたリーダーが古典に学ぶお話はよく耳にしますが、

芸術家に学ぶリーダー論もとても面白そうです

私も拝読したいと思います

富永さん、日暮さん、ご連絡ありがとうございました。

来年も益々のご活躍をお祈りしています

アメリア事務局

中川

クリスマス、いかがお過ごしでしたか~

25日が過ぎると途端に年末モードにまっしぐらですね。

アメリア事務局の年内営業日は12/28まで…ということは、そうです。

毎年恒例、ブログが一日に何度も更新されるタイミングになりました

さっそく本日の1冊目のご紹介にまいりましょう

ハーパー保子さんの『料理の科学』第1巻です

料理の科学〈1〉素朴な疑問に答えます
(2012/12)
ロバート・L. ウォルク
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お料理好きのハーパーさんにぴったり

楽工社さんの書籍はいつも装丁がシンプルで美しいですね。

装幀を手がけられたのはマイケル・サンデル氏の書籍や

『卵をめぐる祖父の戦争』なども手がけられている水戸部功さんだそうです。素敵

超ストレートなタイトルどおり、本書はプロアマ問わずお料理をする方なら

誰もが一度は気になったことのあるごくごくシンプルな「なぜ」に、

科学的な見地+品のよいユーモアで答えてくれる楽しい読み物です

実は今回、特別に楽工社の方からもご紹介コメントをいただいてしまいました

(ハーパーさん、ありがとうございます~

――――――――――――

「料理のコツを科学する」というコンセプトの本は他にもありますが、

雑学集的なものが多いのが実状です。

その点本書は、米国でベストセラーになっただけあって、非常に考えられた

構成になっており、系統だった知識が得られるようになっています。

また根本的なところから解説しているので、いったん理解すれば応用が

きくようになります。ほんの少しでも料理をする人は、ぜひご一読下さい。

 楽工社編集部

――――――――――――

ものの成り立ちへの理解が深まると、素材を見る目も自然と変わってきますよね。

取り上げられている「なぜ?」を少し挙げてみますと

「パスタをゆでるとき 塩はいつ入れるのが正解?」

「一晩寝かせてって何時間?」

「赤い肉と紫の肉 どちらが新鮮?」

「魚はなぜ生臭い?」

「白砂糖が体に悪いって本当?」

などなど。パスタの塩、イツ入れます?

私は水を張って沸かし始めるタイミングに……はたしてこれは正しいのでしょうか

これらの疑問への答えは、ずばり本書で見つかります

ご献本いただき私も拝読しているのですが、合間に織り込まれたレシピもとてもシンプルで

すぐにマネしたくなります。お料理にちょっとでも興味がある方はとても楽しめますよ

来年は待望の2巻が刊行予定だそうです

ハーパーさん、次回の刊行も楽しみにお待ちしております

アメリア事務局

中川

本日2回目のご紹介はこちらのノンフィクション書籍、2冊です

まずは高橋洋さんが翻訳を手がけられた『〈選択〉の神話』です

〈選択〉の神話――自由の国アメリカの不自由
(2012/12/13)
ケント・グリーンフィールド
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 本書で著者は、人間は何かを選ぶ際、脳の機能、文化の規範、

 権力の抑圧、自由市場の構造などから多くの制限が課されたうえで

 判断しているので、豊富な選択肢から自由に選んでいるつもりでも、

 実際は不自由だと説く。

 また、そんな現状でありながら、選択した個人に全ての責任を負わせる

 〈自己責任〉という言葉の欺瞞を衝く。

 気鋭の法学者が、行動経済学、神経科学、心理学、社会学などの知見から

 多角的に検証し、よりよい〈選択〉を可能にするための方法を、

 豊富な具体例からわかりやすく解説する。

 〈自己責任〉の罠にかからないために――「正しく選択する」ことが困難な時代の処方箋。

(Amazonより引用)

自分次第で選択肢は無限大と感じる一方で、常に次の一手は

より良い選択、正しい選択なのかと不安を感じてしまうこともあります…

正しい選択をしなければならないという強迫観念に駆られる自分を発見します。

また、自分はただ、選んでいるつもりになっているだけなのかもしれないと感じることもあります。

膨大な情報や選択肢にいつでもアクセスできるかに見える

現代日本に生きる我々にとっても、「選択」をめぐる議論は

看過できないものなのではないでしょうか。興味深い1冊です

そしてもう1冊は杉山まどかさんが翻訳を手がけられた『世界のドア』

世界のドア (ディテール写真資料シリーズ)
(2012/12/06)
マルクス・セバスチャン・ブラウン
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これはまた珍しい切り口です

ヨーロッパを中心とした世界22カ国に現存する様々な年代、

建築様式のドアのディティールを紹介した写真資料集だそうです。

写真はクオリティが高く、掲載資料はなんと300点以上

眺めるだけでも楽しそうだけどどういった用途で使うのかしら、

と思っていましたら、ドアのバランスやデザイン、また素材や色などを

細かくチェックすることができるのでイラストの資料やデザインの

アイディアとして参考資料としても用いられるそうです

目に美しいだけではなく、実用的な価値も高いのですね~

高橋さん、杉山さん、刊行おめでとうございます

来年もお話をお聞かせいただけますことを楽しみにしております

アメリア事務局

中川

年の瀬も押し迫ってまいりました…

毎年12月は一番(?)訳書刊行のお知らせをいただくシーズンなのです。

本日も張り切って2冊の訳書をご紹介します。

まず1冊目は中国語・英語翻訳でご活躍中の舩山睦美さんが手がけられたこちら

正義の会社が勝つ―ソーシャルメディア時代のCSR
(2012/12)
デイビッド ジョーンズ
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すかっとするタイトルです。

正義の会社が勝つ社会であってほしい。

 社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility) を

 果たさない企業は、もう生き残れない!

 フェイスブックやツイッターの時代だからこそ、

 会社が求められる「社会的責任」はより厳しさを増しています。

 「愛され」「信頼される」会社にしたいと本気で考える人に読んで欲しい一冊。 

 (公式サイトより引用)

ソーシャルメディアを利用して広報やマーケティングをする

企業が続々と増える中、本当に考えなくてはならないことはなんなのか

組織のあり方を真剣に考えるガイドとして、ぜひ。

そしてもう1冊はがらりと雰囲気が変わりまして、児童書です

魔法がくれた時間 (ハートウォームブックス)
(2012/12/06)
トビー・フォワード
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翻訳を手がけられたのは浜田かつこさんです。

 だれかお願い! 時間をもどして!! 

 と思ったら、時間がもどりすぎちゃった!?

 死を目前にしたおじいちゃんに、ファニーがわたした魔法の薬。

 薬が効きすぎちゃったから、さあ大変!

 最期の時を迎えようとしていたおじいちゃんの為、

 孫娘ファニーは若返りの薬を入手。

 どんどん若く元気になるおじいちゃんとファニーは楽しい時を過ごしながら、

 知らず知らず死を受け入れる準備をするのだった。

金の星社公式サイトより引用)

いつかくるものとわかっていても、少しずつそのときに向けて準備ができたら…

心温まる素敵な魔法で、子どもも、大人も成長するギフトのような物語

舩山さん、浜田さん、これからもご活躍をお祈りしています

アメリア事務局

中川

本日は順調な刊行が続くおさるのジョージシリーズ、最新巻のご紹介です

翻訳を手がけられたのはもちろん山北めぐみさん。

今回でついに10巻、刊行となったのだそうです

人気のほどが伺えますね。素晴らしい~

今回は季節にぴったりマッチした雪山とりんご農園が舞台なのだそうですよ

アニメおさるのジョージ りんご りんご りんご
(2012/11/30)
マーガレット・レイ&ハンス・アウグスト・レイ
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 農場でりんごの収穫を手伝っていたジョージが、

 大きな機械を動かしてしまいます。

 切り刻まれるりんご、樽からあふれ出す液体…。

 焦るジョージでしたが、最後に自分が

 りんごジュースを作っていたことを知ります。

アニメおさるのジョージ しろいせかいへ
(2012/11/30)
マーガレット・レイ&ハンス・アウグスト・レイ
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 雪が降り積もったある日のこと。

 ジョージはスキーに挑戦しますが、失敗して丘から転げ落ちます。

 子どもたちに助けられたジョージは、帰り道、迷いブタに遭遇。

 自分が救われた場面を思い出しながら、ブタの救出を試みます。

(いずれも内容紹介は金の星社公式サイトより引用)

初めて世界を見るような新鮮なジョージの視線を見ると

わたしも新しいものを見つけにいきたいな~と好奇心が刺激されます

今回はリスやこぶたも登場するため、動物好きなお子様にもオススメとのこと

これからもまだまだシリーズは続く予定とのこと。

今後もジョージの楽しい活躍に期待しましょう

山北さん、これからもご連絡を楽しみにお待ちしています

アメリア事務局

中川

本日は宇野葉子さんの訳書をご紹介いたします

アイリーンといっしょに (一般書)
(2012/09/07)
テレル・ハリス ドゥーガン
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『通訳・翻訳ジャーナル』でもインタビュー記事が

紹介されていましたので、ご覧になった方もたくさん

いらっしゃるかもしれません

「洋書の森」で宇野さんが本作品の原書と出会い、

お持込から刊行に至ったのだそう。持込企画が刊行に至るのは

とても確率が低いものですが、それだけ原書そのもの、

また宇野さんのご提案に魅力があったということではないかなと思います

宇野さんからも刊行に際してのご丁寧なコメントをいただきましたので

ご紹介させていただきます

 訳を進めるうえで、日本語としてすっと読みやすくすることに、特に留意しました。

 自分の中で、場面場面が映像になっていく感覚がありました。

 また、会話文では、セリフを言う本人の気持ちになり、

 生き生きとした言葉づかいになるよう、苦労しました。

以前、他の翻訳者の方からもお伺いしたことがありますが、

この「場面場面が映像になっていく感覚」、とても素敵ですね…

翻訳者の方ならではの体験なのではないでしょうか。

 この作品は、知的障がいの妹と過ごした著者の半生を描いたノンフィクションですが、

 現実を受け入れ、その中から喜びを見つけるという姿勢に心を打たれました。

 著者一流のユーモアに惹きつけられ、読みながら、心が温まります。

アマゾンをはじめ、読者の方からも泣いて、笑って、希望を見つけた

という感激のお声が届いているようです。

どんな場所でも、精一杯人が生きている姿は人を勇気づけてくれるものなのですね。

著者のみずみずしく、生命力があふれる文章が宇野さんの言葉でどのように

伝えられているのか。ぜひ手にとってお確かめください

宇野さん、お忙しいところお人柄が感じられる

温かいコメントもありがとうございました。

ますます多くの方が本書と出会いますよう、祈っています

アメリア事務局

中川

今週12日(水)に渋谷にてミステリ忘年会が催されました。

ミステリ忘年会とは、その名の通り翻訳ミステリやロマンスなど

主にフィクション分野でご活躍中の翻訳者&編集者の方々、

エージェントさんが集う年末恒例イベントです

アメリアのコラムでおなじみの田口俊樹氏や横山啓明氏をはじめ、

大御所&ベテラン翻訳者の方々やたくさんの会員さんと直接お話ができる貴重な機会。

事務局スタッフも毎年参加させていただいており、今年は室田&中川が参戦してきました

2010年度の情報誌コラム『翻訳より愛をこめて』をご執筆いただいた

柿沼瑛子氏の乾杯の音頭で会は和やかな雰囲気でスタート

「ひさしぶり~」という声が飛び交い、同窓会のように終始楽しげな会場には

仕事を終えて駆けつける編集者さんも多く、時間が経過するごとに賑わいも増していきます。

日頃おひとりで仕事を進めることが多い翻訳者さん、編集者さんやお仲間の翻訳者さんとも

なかなか会う時間も作れないですものね…

年末は「このミス(このミステリーがすごい)」や「2012ミステリーベスト10」などなど

一押しミステリを取り上げたランキングがたくさんありますが、今年の新たな試みの一つとして

ミステリ忘年会でもミステリ関連書籍の展示コーナーが新設されました。

参加出版社の一押しミステリや今年話題を集めた1冊などの展示なのですが

各社3冊まで、と制限がついているだけに超本命のそろい踏み

よく見てみますと会員さんやコラムにご登場いただいた方々など

アメリアでよくお見かけするお名前がずらり。いやはや、壮観です

未読作品で特に気になったのは「田口俊樹の対談Cafe」でもインタビューに

ご登場いただいた黒原敏行氏の訳書『エコー・メイカー』と光野多惠子さん、

真喜志順子さん、堤理華さんが手がけられた『少年は残酷な弓を射る』。

こんな大物を読み逃していたなんて……こっそりメモりました

毎年東京で開催されるため、この日のために上京される翻訳者さんも多く、

会場では中部、関西圏にお住いの会員さんともたくさんお話しができました

私たち事務局スタッフにとってもとても嬉しい集まりです

ベテランさんだけではなく、プロの翻訳者としてデビューほやほやの方、

リーディングや下訳を中心に活動されている方が入り混じり、近況報告や情報交換の場、

また飲みの席ならではのゆるやかな紹介でつながりを広げる貴重な出会いの場として

今後もますます多くの方が参加されより素晴らしい交流の機会となりますよう願っています。

幹事のみなさま、今年も運営お疲れさまでした

お忙しい中年に一度の大きなイベント運営でとても大変だと思いますが

翻訳出版業界の更なる発展を祈り、来年も開催を楽しみにしています。

アメリア事務局

中川

本日は簗田順子さんが手がけられた『サムスン流 勝利の法則27』をご紹介します

サムスン流 勝利の法則27
(2012/12/01)
キム・ビョンワン
商品詳細を見る

名実ともに韓国を代表する企業、サムスン。

日本でもサムスン製品はもう随分浸透していますよね~

本書は同社が激しい競争を勝ち抜いているばかりか、

なぜここまで大きく成長し、時代に影響を与え続ける存在に

なっているのかその信念、改革の内容、経営理論を分析し

27の法則にまとめて解説しています。

簗田さんにご献本いただき、私も拝読させていただいたのですが

サムスン二代目、現会長のイ・ゴンヒの徹底的な人材マネジメントと自己啓発への

姿勢が伺い知れるエピソードが随所に盛り込まれていてとても興味深いです

特にサムスン流として有名なのは「七・四制」でしょうか。

7時か7時半から仕事をはじめその日の日課を4時か5時には終わらせ

スポーツや語学の勉強、友達と合うなど寄り道をしてから6時半に帰宅する、というルール。

命懸けで自己啓発に励め、と発破をかけるのはイ・ゴンヒ自身が

たゆまぬ厳しい勉強により驚くべき跳躍を経験したからでした

勉強すればするほど成長し、跳躍できる。身をもって体験した結果を時間提供という形で実現する。

少年時代は映画監督を目指していたというイ・ゴンヒは

サムスンの後継者にならねばならないという現実、それには

実力が足りないという事実に直面し人間が変わったように読書と勉強に励みます

企業経営とは体質が合わなかった彼が企業家として成功した陰には

驚くべき量と質の勉強で培われた知恵と洞察力、思考力があったのですね。

徹底的な自己変革に努めるリーダー。

そして一流企業でい続けるために社員一人ひとりが

リーダーに学び自己変革を続けている…サムスンの強さの秘密、ここにあり

圧倒的なリーダーの存在感に影響と刺激を受ける1冊です。

多くの方が手に取られますように…

アメリア事務局

中川

今年も流行っているようでうっかり私も風邪引きです…。

2012年も残すところあと20日!気を引き締めて健康に過ごしたいものです

さて、本日はうっとり華やかな1冊のご紹介。

武田裕子さんの最新訳書、『LIBERTYファブリックのクラフトづくり』です

LIBERTYファブリックのクラフトづくり (GAIA BOOKS)
(2012/11/06)
ルシンダ・ガンダートン
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武田さんからはご献本もいただきました。いつもお心遣いありがとうございます

リバティプリントがあしらわれた装丁もとてもかわいいです。

リバティ=ラブリーな小花柄なのかと思っていたら、

思いっきり勘違いしていました…

リバティプリントとは、英国リバティ社製のデザインの総称のことなのですね。

なんといってもファブリックが有名ですが、元々はインド、日本、

中国からの輸入ファブリックを扱うお店からスタートしたのだそうです

本書はリバティの歴史やプリントの紹介に留まらず、

日常使いのクッションカバーやエプロン、ブックカバーから

シックなルームウェア、トートバッグ、ランプシェードなどなど

素敵なファブリックを使ったクラフト作りも紹介されています。

わかりやすいイラスト入りなのも嬉しいです

優しい小花柄だけではなく、大振りな花柄や大胆なストライプ、ペイズリー、

幾何学模様、星と星座、孔雀、ベリーなどの果実…

少女も淑女も夢中になってしまいそうな艶やかなエレガンスが本からも立ち上ってくるようです。

私はクラシカルなMillie(ミリー)が好き…あぁでも

ウィリアム・モリスオリジナルのLodden(ロデン)や

大胆なBailando en mis Suens(バイランド・エン・ミス・スエノス)も捨てがたい。

ファブリックごとにそれぞれの魅力があって眺めているだけで

魅惑の世界にうっとり引き込まれてしまいます…

華やかな武田さんにぴったりの1冊なのでした

これはぜひ本そのものを手にとってご堪能ください。

武田さん、またお話をお聞かせいただけますことを楽しみにしています

アメリア事務局

中川

気持ちのいい青空。ピリッとした空気で背筋が伸びます。

写真を見て、言葉を読んで大いに刺激を受ける

大物書籍『プリツカー賞 受賞建築家は何を語ったか』のご紹介です

プリツカー賞 受賞建築家は何を語ったか
(2012/12/11)
小林 克弘
商品詳細を見る

特設サイトはこちら

翻訳を手がけられたのは杉山まどかさん。

建築分野のビジュアルブックやノンフィクション書籍を沢山手がけておられます。

本書は建築界のノーベル賞とも言われる権威のある

「プリツカー賞」を2010年までに受賞した32組のすべての

建築家が紹介されています。

これはもしや世界初の建築家カタログ、なのでしょうか

世界を牽引する素晴らしい建築家の方々の仕事、

そして彼ら自身の言葉により現代の代表的建築家の思考の流れを

辿ることができるのだそう。

建築家の方々の言葉や仕事から見えてくるのは

建物そのものだけではなくその土地、生活、時間、人々…

様々な要素を含んだ“環境”へのまなざし。

知性とクリエイティビティが発揮された仕事はまぶしく、とても美しいです。

実際の建物に足を運び感じることはかなわなくても

本書を通じてエッセンスに触れることはできるかもしれませんね。

杉山さん、お知らせいただきありがとうございました

今後ますますのご活躍をお祈りしています

アメリア事務局

中川

少しずつ年の瀬が迫ってきました

年末になると一年のことを振り返るとともに、

いつもより少し広い視野で大きな流れについて考える時間を

持ったりすること、ありますよね

本日はそんな季節にぴったり

河野純治さんが手がけられた歴史ノンフィクション、

『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』をご紹介します。

一四一七年、その一冊がすべてを変えた
(2012/11)
スティーヴン グリーンブラット
商品詳細を見る

舞台はルネサンス前夜、15世紀のイタリア。

トスカナ地方の小さな村に生まれた「ブックハンター」ポッジョは

ローマ教皇の書記官となりヴァチカンの中枢まで上り詰めますが、

教会大分裂によって仕えていた教皇は退位。自身も失職の憂き目に遭います。

しかし、古い時代の人文主義に興味を持っていたポッジョは、

この機会に各地の修道院に眠っているギリシア・ローマ時代の

失われた古典を探す旅に出ます

奇跡的に生き残った書物の写本を広げては読み解き、

筆写していくのですが、その中で紀元前の詩人・ルクレティウスの

「物の本質について」に出会います。突然その姿を現した

古の書の再発見が、世界をルネサンスの大きな流れへ導いていき……

時代が大きく変わる引き金となった一冊の本とひとりの男の遍歴、

そしてその後の影響が小説のようにつづられています。

2011年全米図書賞、2012年ピュリツァー賞を受賞した1冊

河野さんからご献本をいただきまずは冒頭だけ

読ませていただいたのですが、知的興奮とともに詩的、

哲学的な物語を追いかけたく、たちまちぐっと引き込まれました。

続きが読みたいです。

多くの方が手に取られますように

河野さん、これからもご活躍をお祈りしています。

アメリア事務局

中川

今日は「いつかは読んでみたかった日本の名著シリーズ」

全6巻の1つ『代表的日本人』のご紹介です

代表的日本人 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ4)
(2012/11/20)
内村 鑑三
商品詳細を見る

新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』とならび

明治期の日本人による英語名著といわれる内村鑑三氏の著作です。

日本史や国語で習いましたかね~

翻訳を手がけられたのは齋藤慎子さん

既に複数の翻訳・抄訳版が出ている『代表的日本人』ですが

「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」版の特徴は、

“中高生にも読めるように”とにかくとことんまで追求した読みやすさなのだそう。

日蓮、中江藤樹、二宮尊徳、上杉鷹山、西郷隆盛の5傑を

代表的日本人として内村が論じます。明治時代の宗教家、思想家、

文学者内村の見た日本と日本人への考察が読みやすい現代語訳となり

さらに多くの方の手に届けられることになりました

私も『代表的日本人』は未読です…お恥ずかしい

この機会にこれまでの訳と齋藤さんの新訳で読み比べてみたいです。

長年読み継がれる名著たるゆえんといいましょうか、

複数の訳があり読み比べができるなんてとてもありがたいですね。

100年以上前の日本で英語で書かれた書籍が、

海外在住のご経験も豊富な齋藤さんの言葉で現代版になる。

なんだかとても感慨深いです

皆さん、ぜひお手にとって読んでみてくださいね。

齋藤さん、刊行おめでとうございます。

これからもご活躍をお祈りしています

アメリア事務局

中川

いよいよ本格的な寒さですね…鍋とコタツが恋しいです

さて、今日も訳書を2冊ご紹介します

まず1冊目はディズニー史上最も奇妙な“3D”ワンダーランド

唯一の公式ビジュアルブック

フランケンウィニー ビジュアルブック
(2012/12/15)
マーク・ソールズベリー、ティム・バートン 他
商品詳細を見る

翻訳を手がけられたのは映像、出版双方で

活躍されている川岸史さん。

いよいよ来週末公開予定のティム・バートン監督最新作『フランケンウィニー』

同名実写映画が、最新テクノロジーとぬくもりあふれるアニメーションの融合で

“モノクロ3D”長編映画としてよみがえります

ティム・バートン監督にとっては原点ともいえる『フランケンウィニー』の世界観、

スケッチ画、製作の舞台裏…監督のインタビューも充実し、

作品をさらに堪能するための大充実ビジュアルブック。

発売は映画公開同日の12月15日予定。映画と一緒にぜひお楽しみください

そしてもう1冊は元素×芸術が素敵な出会いを果たしたこちら

元素をめぐる美と驚き: 周期表に秘められた物語
(2012/11/22)
ヒュー オールダシー=ウィリアムズ
商品詳細を見る

こちらは松井信彦さん、田淵健太さん、安部恵子さんほかの方による共訳作です。

松井さんから内容も教えていただいたのですが、本書は

一般の方向けの科学書の中でもとりわけ文系色が強い書籍なのだそうです

周期表に並ぶ元素が文化にどのような足跡を残しているか、

全編を通じて有名な本の一説、芸術作品の引用や紹介を交えて

元素に秘められた物語が語られているのだそう

科学のプロフェッショナルによる元素と美をめぐるノンフィクション。

カガクに遠い文系の方も臆せず手にとっていただきたいなぁと思います

アメリア事務局

中川

ぐっと冷え込んでいます

北海道は早くも大雪で停電が続いているエリアもある模様…

ここまで復旧に時間がかかるとは。避難生活を余儀なくされた

皆さまが一日も早く日常の生活を取り戻せますよう願っています。

 

さて。今週28日はJTFの翻訳祭に参加してきました

大盛況のまま幕を閉じた今年の翻訳祭、各セッションも

活気に溢れ貴重なお話が盛りだくさんだったようです。

多面的に翻訳業界を捉え、健全な発展を目指そうという意欲をびしびしと感じる会場でした

 

前置きが長くなってしまいましたが、本日も訳書を2冊ご紹介します~

 

まず1冊目は村山美雪さん&ジュリア・クインタッグ、

初期三部作シリーズの完結編『野に咲く乙女に口づけを』。

 

野に咲く乙女に口づけを (ラズベリーブックス)
(2012/11/09)
ジュリア・クイン
商品詳細を見る

 

記憶に新しい第二作で主人公・ベルと

「一年以内に運命の恋に落ちて結婚する」と賭けをした

当の本人、気ままな独身貴族のダンフォードが主人公。

 

男性張りに屋敷や農場を切り盛りし田舎暮らしをする

ヘンリエッタの後見人として社交界で花婿探しをするため

彼女を淑女へ導くのですが…

まるで『マイ・フェア・レディ』や『プリティ・ウーマン』。

大人で包容力のある魅力的な男性がはつらつとした女性に

惹かれる姿、自信を無くして不安を募らせていく可憐な気持ち。キュンキュンです

 

 

そしてもう1冊は堀江博子さんが翻訳を手がけられた『ホビット 思いがけない冒険』。

 

ホビット〜思いがけない物語〜
(2012/11/10)
J.R.R. トールキン
商品詳細を見る

 

『ロード・オブ・ザ・リング』の物語から遡ること60年。

きらびやかなドワーフ王の館があったエレボール山は巨大な竜にのっとられ、

ドワーフ王とその民たちは辺境の地に追いやられてしまいます

 

ドワーフ王が戻る日を待ちのぞみながらも、竜と戦う勇者が現れずにいました。

そんなある日、ホビットのビルボを冒険につれだそうと誘う魔法使い

ガンダルフが現れ、いつの間にかビルボは冒険に旅立つことになりますが…

 

実写映画の印象的なシーンで構成された大型絵本の本作

まだ映画を見るのは難しい小さな子どもでも要所要所が

おさえられすんなりと世界に入っていけそうです。

ちなみに映画版は12月14日より全国ロードショーだそうです

 

村山さん、堀江さん、ご献本のお心遣いありがとうございます。

ファンの方々にはたまらない世界観の作品のご紹介でした。

ますます多くの方が手に取られますように

 

 

アメリア事務局

中川

本日はユニバーサル・チャンネルにて放映中の

ミステリアスなSFドラマシリーズ『ヘイブン』、シーズン3のご紹介です

本作品の字幕翻訳を手がけられたのは有尾さゆりさんと渡部美貴さんです。

「ヘイヴン -謎の潜む町-」シーズン3

FBI捜査官、オードリーが事件の調査で訪れた町

ヘイブンで数々の超自然現象や不思議なパワーを持つ人々に遭遇。

謎に満ちた“災い”や“秘密”が徐々に明かされる中、

捜査に当たりながらオードリー自身の存在もまた“災い”や“謎”と化していく…

日本では単独刊行されていないスティーヴン・キングの小説、

「コロラド・キッド」をベースとした事件捜査物語。

謎が解けないまま終わってしまうという前代未聞の

傑作ミステリをドラマに移し、物語は迷宮の深みへ

シーズン3ではメインキャラクターたちの真実が

明かされるだけではなく、新キャラクターも登場するのだとか。

不思議な3角関係に留まらず人間関係はさらに複雑に交錯してゆきます

SF感たっぷりの話題作『ヘイブン』、本国では

シーズン4の制作・放送されることが明らかにされたとのこと

今後の展開も目が放せません

今後も有尾さん、渡部さんの翻訳で日本にご紹介されますように…

ますますのご活躍をお祈りしています

アメリア事務局

中川

明日からは3連休、勤労感謝の日は色々サボってゆっくり休みたいですね~

皆さまも良い週末となりますように

 

今日も訳書2冊をご紹介します

まずはパッチワークやキルトにとても造詣の深い大田亜侑さんが

英訳を手がけられた魅惑のキルトの世界

 

Foundation-Pieced Double Wedding Ring Quilts
(2012/09/12)
Sumiko Minei
商品詳細を見る

 

アメリカのキルト専門出版社より刊行された本書、大田さんにとっても

日英翻訳の書籍としては初めての訳書となるのだそうです。おめでとうございます

 

タイトルにもなっているダブルウェディングリングキルト、とは

結婚指輪を象徴するリングが重なり合い永遠の愛を表すパターン

ブライダルキルトとしてよく作られる憧れのキルトなのだそう

 

本書の中にも写真とプロセスがたくさん紹介されていますが、

様々な組み合わせの妙と細やかな手仕事にほぉ~っとため息が

出てしまいます。こうやって作っていくものなのですね~

ちょっと興味がある方は絶対やってみたい欲がむくむくと湧き上がっちゃいますよ。

 

大田さんは長編小説の翻訳にもご興味があるそう。

そちらの分野でもご活躍をお祈りしています

 

そしてもう1冊は辻早苗さんの手がけられたヒストリカル・ロマンス

『偽りのあなたに真実の誓いを』。

 

偽りのあなたに真実の誓いを (ラズベリーブックス)
(2012/11/09)
サラ・マクリーン
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アマゾンでは早速大満足の読後感をつづったレビューも

ぐぐぐっと引き込まれてしまうのだそうですよ~

 

かつて結婚式直前に婚約破棄された苦い思い出を持つ

28歳の侯爵令嬢ペネロペ。愛ある結婚を夢見る彼女の心の中には

かつて幼なじみで10年前に姿を消した侯爵マイケルがいた。

それぞれにとっての思い出の土地で偶然の再会に喜ぶペネロペだったが…

 

それぞれに過ごした月日で重ねた悲しみや痛みは

二人にどんな変化をもたらしたのでしょうか

忘れられない初恋の人を思い続ける甘酸っぱい恋の展開は…

 

ハッピーエンドがわかっていても、読ませる小説は素直に読んでしまうのですよね~。

作品や作者の魅力が感じられるのは翻訳者さんのお力ですね

 

大田さん、辻さん、またのご連絡も楽しみにお待ちしています

 

 

アメリア事務局

中川

本日は2冊の訳書をご紹介します~

まず1冊目は中世ハイランダー・ロマンスシリーズ三部作の第2作目です

 

ハイランダーの天使 (マグノリアロマンス)
(2012/11/09)
マヤ・バンクス
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翻訳を手がけられたのは出水純さん。

 

「面白かった~!」のレビューがたくさん見つかる前作、

『ハイランドの美しい花嫁』にも登場した次男アラリックが本作の主人公。

決められた相手に正式に結婚を申込に行く途中で襲撃に会い、

まるで天使のように美しいヒロインに出会ってしまって……

というストーリーです。

 

とにかく男らしいハイランドもののヒーローが、

それぞれのヒロインとの関係にメロメロになる姿にキュンとくる

大人女子が多いのですって

ロマンスって理想の男性像もわかっちゃいますね

 

 

そしてもう1作は贋作にまつわるドタバタコージーミステリシリーズ・第3弾

 

暗くなるまで贋作を (創元推理文庫)
(2012/11/10)
ヘイリー・リンド
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気になるあらすじはこちらです

 

納骨堂での壁画の修復中に墓場泥棒に遭遇したアニー。

追跡した大学院生から、納骨堂内にラファエロの真作がある

可能性を告げられる。

 

天才贋作師の祖父がかつて贋造した名画だが、

真作はイタリアの国宝で国立古典絵画館所蔵のはず。

調査を始めたアニーは訪問先で死体を発見。

一方贋作師の祖父のもとには贋作撲滅師の手がのびる…

(参考:Amazon.co.jpより)

 

行きつ戻りつするフランクとのロマンス、

贋作撲滅師に追われる天才贋作師のおじいちゃんはドーナル?

今後の展開も気になります

 

読書の秋、本屋めぐりが特に楽しい季節です。

続きが待ち遠しくなるお気に入りを見つけてくださいね

 

出水さん、岩田さん、次回作刊行のご連絡も楽しみにお待ちしています

 

 

アメリア事務局

中川

毎週が明けるごとに冷え込みが厳しくなりますね…

今週は冬物コート&ロングブーツも登場させてしまいました

みなさんは冬支度、お済みでしょうか?

 

さてさて、本日はどちらも本国で話題を読んだ大作DVDのご紹介です

いずれも吹替翻訳を手がけられたのは今井純子さんです!

 

まずは「ミレニアム」シリーズ製作陣が贈るこちら

 

ヘッドハンター [DVD]
(2013/01/25)
アクセル・へニー、ニコライ・コスター=ワルドウ 他
商品詳細を見る

 

背の低さを除く全てを手に入れたヘッドハンター・ロジャーの裏家業は

芸術品を盗むこと。ロジャーはある日、高価な絵画を所有する軍隊出身の

成功者クラスに出会う。最後の裏家業と心に決めてクラスの家に忍び込んだ

ロジャーを待ち構えていたのは、人生最大の危機だった……!

 

超・超話題作の北欧系傑作サスペンススリラー『ヘッドハンター』。

いったいどう話題かといいますと

本国ノルウェーでは興行収入4週連続第1位を飾り、

世界50か国以上での公開、またハリウッドでのリメイクも決定し

さらに話題が話題を呼び10月にアンコール上映まで行われたほど

 

映画館で見た方の大興奮レビューもたくさん見つかります。

見逃してしまった方はぜひDVDで

 

そしてもう1作は『アウェイクニング』。

 

『それでも恋するバルセロナ』や『ザ・タウン』など

話題作への出演が続く実力派女優レベッカ・ホール主演作です

う~ん、不気味なたたずまい。ホラー感たっぷりです

 

アウェイクニング [DVD]
(2013/01/25)
レベッカ・ホール、イメルダ・スタウントン 他
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第一次大戦後のイギリス。婚約者の死を忘れられないヒロインは

理論的に超自然現象の嘘を暴くことを生きがいとしていた。

ある日彼女の元に寄宿学校で目撃される少年の幽霊を調査してほしいと

依頼が舞い込む。ただのいたずらと判明し学校を去ろうとしたそのとき、

理屈では説明できない身も凍るような出来事に遭遇する

徹底的な調査で亡霊に向き合ううち、ヒロイン自身の心に眠るある記憶に辿りつくが……

 

怖いだけじゃない、見ごたえのあるサスペンススリラー&スーパーナチュラルホラー。

2作ともDVD発売は1月25日です。お楽しみに

 

今井さん、これからもご活躍をお祈りしています

 

 

アメリア事務局

中川

本日は、中華映画のDVD&ブルーレイのご紹介です

いずれも木村佳名子さんが手がけられた作品です。

王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 [DVD]
(2012/10/12)
アンディ・ラウ、リー・ビンビン 他
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こちらは以前ご紹介した劇場公開作品のDVD版。

中華圏の大スター、アンディ・ラウが大活躍。

ダイナミックなアクションと展開で映画を見る興奮と

楽しさがストレートに味わえる痛快作です

捜査官X [DVD]
(2012/11/02)
ドニー・イェン、金城武 他
商品詳細を見る

山奥ののどかな村で指名手配中の凶悪犯と遭遇した職人が

正当防衛で彼を殺してしまう。悪人を退治したことで英雄扱いされるが、

事件の捜査官は職人の隠された過去にたどり着く……

こちらはハリウッド映画にも出演するドニー・イェンと

金城武さんのダブル主演です。濃い、豪華

『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』では

字幕翻訳をご担当、『捜査官X』では吹替翻訳をご担当されました

ちょうど先日、学生時代に足繁く通った早稲田松竹さんでも

こちらの2作が上映されていました~

残念ながらこのタイミングを逃してしまった私……

DVDで堪能します。

昨日は中国共産党の総書記交代のニュースが新聞の一面を飾りましたね

何かが大きく変わろうとしているのでしょうか。

連日報じられる日中間の政治・社会面の影響は

生活の様々な場面で少なからずあるものの、

文化の交流は脈々と続いているのだと励まされます。

木村さん、これからも中華圏の作品の魅力を教えてください

またのご連絡も楽しみにお待ちしています。

アメリア事務局

中川

北海道では例年雪が降る時期なのにまだ降っていないという

ニュースを見ましたが、今年は暖冬傾向にあるようですね。

と思いきや、今日から冷え込むという噂も。今年も冬が近づいているのでしょうか

さて、今日は書籍を2冊ご紹介します

まずは安齋奈津子さん、笹森みわこさんほか数名の方で共訳を手がけられたこちら。

エリック・クラプトン全記録
(2012/09/27)
クリス・ウェルチ
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その昔、ロンドンでギターの神と落書きされたというクラプトン

音楽に疎い私は“Tears in heaven”を知ってから

聴き始めたのですが、あまり詳しくない方でもクラプトンの曲を

一曲も聴いたことない! という方は少ないかもしれませんよね~

本書は全記録と銘打つだけあり、クラプトンの音楽、

人生の今と昔がぎゅっと詰まったとーっても豪華な1冊。

ファンの方、必読です

そしてもう1冊は大友香奈子さんが手がけられた『マッドアップル』

マッドアップル (創元推理文庫)
(2012/09/27)
クリスティーナ・メルドラム
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大友さんからはご献本もいただいたのですが、

手にしてすぐに何層もの意味を感じてしまう

とっても印象的なタイトルと表紙にぐっと惹きつけられます

全米図書館協会ベストブックにも選ばれた本書は著者のデビュー作。

大友さんのあとがきを拝見すると、著者自身が信じ、大切だと

信じている主題、“自然と科学と宗教と神話の相関関係”について

書きたかったといいます。事実、「人間の本質と神の介在」や

「人間の魂の最も暗い部分」を探求した作品として様々な場所で

高く評価されているのだそう

処女懐胎を想起させる序章に誘われ、ミステリアスな雰囲気に

呑み込まれていく感覚にさらなる期待をかきたてられ、ページを繰る手がとまりません

どちらもぜひ多くの方が手に取られますように。

安齋さん、笹森さん、大友さん、これからもご活躍をお祈りしています

アメリア事務局

中川