アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

今日は梅雨の合間の晴れ気持ちの良い気候です

このたび、アメリア会員の富原まさ江さんがNHK北九州の番組に出演され、翻訳についてお話になられたそうです。

このすばらしいご活躍をぜひ多くの方にご紹介したく、こちらでご報告させていただきます!

<以下、富原さん談>

ひょんなことからNHK北九州の「ニュースブリッジ北九州」と

いう番組に出演依頼を頂き、翻訳についてお話ししてきました。

経緯としましては、NHK北九州に

「地元でマイケル・ジャクソンや小説の翻訳を

している人がいる」というメールが来たそうで、

出演依頼がありました。

地元でいろんな活動をしている人を取り上げる

「トークブリッジ」という10分ほどのコーナーに

出させていただき、〈知っているようで知らない翻訳の世界〉

というテーマでお話をしました。内容としては

・英文和訳と出版翻訳の違い

・翻訳者にはリサーチ力が必須

・翻訳と図書館勤務をどう両立させているか

というようなことを自分の訳書からのエピソード等も

交えながらお喋りしました。

緊張しましたが、NHK側の「翻訳の魅力や奥深さを伝えたい」というご要望に

少しでもお応えできればと頑張って話してきました。

こちらのお話と一緒に、収録後のお写真もお送りくださったのですが

テーブルの前に富原さんの訳書がずらっと並び、まさに壮観です!

でも一番印象的に感じたのは、富原さまの素敵な笑顔

本当はこちらにアップしたいぐらいなのですが…

ちなみに富原さん、ご自身のFacebookでも

今回の記事を投稿なさっているそうです。

よろしければご覧くださいませ。

Click!

富原さん、このたびは嬉しいご報告をありがとうございました。

そして、翻訳の世界を多くの方に伝えてくださり、本当にありがとうございます!

今後ますますのご活躍をお祈りしております。

アメリア事務局 河原

梅雨入りしましたね

例年になく5月が暑かったので気温が下がるとホッとします

さて本日はアメリア会員の富永佐知子さんの訳書をご紹介いたします。

富永さんより楽しいコメントが届きました。

毎度ニタニタしながら読んでしまう私です

また公爵さまです。

リージェンシー・ロマンスにはやたらと公爵さまが登場しますね。

現実の摂政時代のロンドンには

結婚適齢期の公爵なんて数えるほどしかいなかったのだけれど。

まあそのあたりはファンタジーってことで。

物語もイサギヨイくらいに、というか開き直ったかのように都合よく展開していきます。

聖人君子のごとく行い正しい公爵さまが

おたふく風邪のせいで子供のできにくい体になり

お家存亡の危機に瀕して大あわてで女に手を出しまくったあげく

酒場女と間違えて家庭教師の部屋に押し入ってしまう。

家庭教師のほうも死んだ婚約者の夢を見ていたせいで

あっさり受け入れてしまう。

で、めでたく懐妊。

責任を取ってもらうのはともかく

結婚するなんて絶対いやよとか言いながらも

いつしか惹かれ合うあたりはお約束のファンタジー展開。

ロマンスの王道を突き進んでいます。

案外お似合いのバカップル、という感じがしないのは

著者クリスティン・メリルの筆力のせい。

さすが処女作でRITA賞を獲った作家だけのことはあります。

あっぱれな筆力で描かれた作品、読みたくなります

富永さん、今回もお知らせ&楽しいコメントをありがとうございました

今後のご活躍も楽しみにしております

事務局 入江

本日は、アメリア会員の谷垣暁美さんのご訳書をご紹介します!!

以前事務局までお送りいただいた『ミスター・ピーナッツ』からも

沢山の刺激をいただきました。今回の2作品も拝読するのが楽しみです

谷垣さんより、作品の見どころをお知らせいただきました

『恋と夏』は、アイルランド出身で英国に住み、

アイルランドや英国を舞台に多くの作品を書いてきた巨匠、

ウィリアム・トレヴァーの最新長編です。

描写の見事さゆえに、非常にアイルランド的でありながら、

世界じゅうの誰が読んでも、なつかしさや切なさを覚えるような作品

になっています。

『闇からの贈り物』は、著者のデビュー作

アメリカのシアトルを舞台とする警察小説で、

ヒロインの女性刑事の硬派なキャラクターと、著者の多彩な背景に

由来していると思われる文学的な味わいが魅力です。

谷垣さん、いつも新しい世界を見せてくださってありがとうございます。

今後のご活躍も心から応援しております

アメリア事務局 並木

こんにちは

昨日は家族&親戚で東京ドームに野球観戦に行ってきました

野球観戦も楽しかったのですが、もっと驚いたことが

後ろに座っていた巨人ファンのご家族と話をしていたら、なんとそのご家族のお住まいが実家のすぐ近くであることが判明

世間は狭いとビックリした出来事でした

本日は、アメリア会員の髙橋 眞理子さんの翻訳書、『HUMAN BEING JOURNAL JAPAN EDITION 2』をご紹介いたします

HUMAN BEING JOURNAL JAPAN VOL.2(ヒューマンビーイングジャーナル) (NEKO MOOK)

本作は以前ご紹介させていただいた、『HUMAN BEING JOURNAL JAPAN EDITION 1』の記念すべき第二号です

髙橋さん、二冊目の刊行、誠におめでとうございます

本作では、お洒落なインテリアやファッションの写真のみならず、世界で活躍するクリエイティブディレクターやフードライターのインタビュー、アメリカの受刑者の食事の改善案など、日常ではなかなか目にしない人物や出来事などに触れることができます。

このようなコンテンポラリーな本から世界の動きを知るのも楽しいかもしれません

髙橋さん、訳書をお知らせいただき誠にありがとうございました

またご活躍のお話をお聞かせいただけると嬉しいです

アメリア事務局 岩瀬

いよいよ東京も梅雨入りでしょうか。この梅雨の時期をいかに快適にすごすか、頭を悩ませております…。

さて、本日はアメリア会員の神部明世さんが字幕翻訳を手がけられた映像作品をご紹介いたします

ドラゴン・フォー2 秘密の特殊捜査官/陰謀 [DVD]

ドラゴン・フォー3 秘密の特殊捜査官/最後の戦い [DVD]

神部さんよりワクワクするようなコメントが届きましたので、ご紹介いたします

3部作のうち2作を担当させていただきました。特殊能力を持った4人の捜査官が悪を討つ!という作品で、香港の漫画が原作なのですが、原作では4人とも男性だったのを1人を女性に設定変更することでラブストーリー要素が加えられています。アクション&武侠映画は中華圏での大衆娯楽作品なので、文芸作品に比べると下に見られる傾向がありますが、私自身はこういったいわゆる「中二病」的な作品も大大好きなので、翻訳していて本当に楽しかったです!

普段、あまりアクションや武侠映画はなじみがないのですが、神部さんのコメントを拝見してぜひ見てみたくなりました。

アチョー!

神部さん、このたびはお知らせいただきありがとうございました。

また新しい世界を教えてくださいね!

アメリア事務局 河原

本日の関東は心地良い晴れ間となりました。

もう少しで熱ーい夏がやってきますね。

夏といえば、海水浴、よく冷えたスイカ、夜空に打ちあがる華麗な花火

そして翻訳トライアスロン!!

ご存知の通り、本来のトライアスロンは、

水泳、自転車ロードレース、長距離走の3種目を連続して行う耐久競技のことです。

アメリアでは、翻訳をトライアスロンに見立て、

出版=水泳><映像字幕=自転車><実務=長距離走>の3分野を翻訳していただこう!というイベントを毎年主催しています。今年で23回目を迎えました。

多彩な課題にチャレンジすることで翻訳力のベースアップが期待でき、

あらゆるジャンルへの対応力が身に付きますので、ぜひふるってご応募ください。

各種目とも100点満点。96点以上を取得すると、

<フィクション><映像><ビジネス>の各クラウン会員資格を得ていただくことができ、成績優秀者や完走された方には豪華賞品も進呈します!

クラウン会員についてはアメリアFAQでもご説明しています。

翻訳トライアスロン2015 開催概要

【賞品】

トライアスリート賞

総合1位

スティック型PC「インテル(R) Compute Stick」 オールインワンセット

総合2位

ASUS Chromebook

総合3位

研究社 新英和大辞典 第6版 および リーダーズ英和辞典 第3版(いずれもロゴヴィスタ版)

種目賞

各種目1位

Amazonギフト券2万円

完走賞

全員にアメリアセレクトの完走賞(文具や雑貨等)

および抽選で10名さまに翻訳トライアスロン2016の応募無料チケットを進呈!

また、情報誌『Amelia』2016年2月号にお名前を掲載し表彰いたします

【審査員】

7月<出版> 村井智之氏(文芸翻訳家/フェロー・アカデミー講師)

8月<映像> 田中武人氏(字幕翻訳家/フェロー・アカデミー講師)

9月<実務> 木下裕子氏(出版・実務翻訳者)

【訳文応募スケジュール】

7月<出版> 6月26日(金)~7月27日(月)18時

8月<映像> 7月27日(月)~8月25日(火)18時

9月<実務> 8月26日(水)~9月25日(金)18時

※翻訳トライアスロン2015では、審査員への質問も受け付けます!

訳出時に疑問・質問がありましたら、訳文の末尾に【審査員への質問】と題して

簡潔に質問をお書きください。お寄せいただきました質問への回答は審査員が

執筆する講評に盛り込まれる予定ですが、個別の回答やお寄せいただいた

すべての質問への回答をお約束するものではない旨、何卒ご了承ください。

【応募料】

何種目参加しても3,000円(税抜)

※年会費と同様の方法でお支払いいただきます。

※一部の種目のみでもご応募いただけます。

【応募方法】

アメリアWebサイトにログイン後、「スキルアップ」の翻訳トライアスロンの

応募フォームから期限までに提出してください(訳文受付開始日になりましたら、

課題文および応募フォームが表示されます)。

今年の夏も翻訳トライアスロンで翻訳筋肉を鍛えましょう!

皆さまのご参加を心よりお待ちしております

アメリア事務局 並木

テニスの全仏オープン、錦織選手、惜しかったですね~。次はウインブルドンが控えておりますので、ぜひこの雪辱を晴らしてほしいものです。

そんな錦織旋風にあやかって、アメリアではテニス翻訳コンテストを開催いたします。テーマは優勝者のスピーチから。試合後の興奮さめやらぬ中でのスピーチ。皆さんならどのように訳しますか?錦織選手のようにさわやかで熱い訳文をお待ちしております!

さて、前置きが長くなりましたが本日はアメリア会員の川岸史さんがドイツ語翻訳を手がけられたコミックをご紹介いたします。

もともと月刊Kiss2014年9月号に掲載されていた『長閑の庭』ですが、このたび単行本化されました。

川岸さんが担当されたのはこの第2巻内の日独翻訳の部分だそうです。

最近も「会員プロフィール検索」を通じて、グラフィックノベルのお仕事のご相談が寄せられたそうです。今後はますますこのようなコミック翻訳の需要もふえていくのかもしれませんね。

川岸さん、お知らせいただきありがとうございます。

今後ますますのご活躍をお祈りしております。

アメリア事務局 河原

久しぶりの雨ですね。久々に涼しくて嬉しいです。

先日ご紹介いたしましたコチラ

訳者の安部さんより本書の内容をご紹介いただきました。

安部さん、ありがとうございます

先日も書きましたが、まず簡単に本書の内容をご紹介いたしますね。

音はそれと意識するよりも速く感情にうったえ行動に働きかける――音と聴覚が、

どのようにして発達して、心の日常的な働きを形作ってきたのか? 

独創的な実験結果をまじえながら検証する、まったく新しい人間論。

(柏書房さんのサイトより引用)

この「独創的な実験」ですが、

コウモリにリュック背負わせたり

オタマジャクシの耳あて作ったり

乗物酔いみたいになる音楽を作ったり

するそう。著者の豊かな発想力に驚きです。

そのホロウィッツ氏、神経科学者でありながら

音楽プロデューサーやサウンドプログラマーなど

聴覚に関するお仕事の経験も多く、とてもユニークな方だそう。

本には「愉快で迷惑な実験やいたずら」が沢山出てくるようです。

さらに安部さんより以下のお話もお伺いしました。

「眠っているあいだも休まないで監視している」聴覚、

何か周囲に変化が起きると、つまり意識できるよりも前に、

まず身体に働きかけるそう。

音は空気の振動(水中なら水の振動)なので

「どこにでも」存在しているし、

「すべての」動物が何らかの形で音(振動)情報を

感知しているそうです。

聴覚がこのようにユニバーサルな感覚だと

いうのが原題The Universal Senseの由来です。

ふむふむ、なるほど~と楽しくメールを読ませていただきました。

ますます本書への興味がわいてきます。

安部さん、沢山の情報をありがとうございました

事務局 入江

『抱擁』

2015-06-03

こんにちは

先日友人と渋谷を歩いていたら、もうビアガーデンがオープンしていました

今年は暑くなるのが早かったので、早めにオープンするところも多いかもしれませんね

暑いのはそんなに得意ではないですが、暑~い夏の夜に冷た~いビールを飲むのは好きです

本日はアメリア会員の白神愛紀子さんが英語の字幕翻訳を手がけられた作品、『抱擁』をご紹介いたします。

2015年4月25日(土)から渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開しており、以降全国順次公開となります。

詳細は下記URLよりご覧いただけます。

http://www.houyomovie.com/

白神さんよりコメントもお寄せいただきました。

2014年東京国際映画祭のスプラッシュ部門に出展した邦画作品に英語字幕をつけました。

監督、プロデューサーの方含め、映画に関与した方々皆さんが良い方たちばかりで、東京国際映画祭ではレッドカーペットにご招待頂いたり、舞台挨拶に登壇させて頂いたりと、夢のような経験を体験させて頂きました。

レッドカーペットを歩けるなんて、なかなか出来ない体験ですよね

監督である坂口香津美さんの実の母親、すちえさんを四年間にわたり撮影した本作。

鹿児島の種子島で生まれ育ったすちえさんは、長女を病気で亡くしたうえに夫も入院し、精神的な混乱に陥ってしまいます。

葬儀で上京した妹のマリ子さんが、失意と絶望の淵にいるすちえさんを故郷へ連れて帰り、姉を立ち直らせるために献身的な介護を始めます。

本作はすちえさんの葛藤と苦悩、そして笑顔が戻るまでの四年間を切り取った作品となっています。

老いや近親者の死、またそれらによってもたらされる大きな悲しみと絶望は、人が生きて死ぬという営みの中では避けて通れない道なのだ、と改めて感じさせられました。

監督の母親自身を撮影したことで、より胸に迫りくるものがあると思います。

公開中ですので、ご興味を持たれた方は是非劇場へ足を運んでみてくださいね

白神さん、翻訳作品をお知らせいただきありがとうございました

今後益々のご活躍をお祈りしております

アメリア事務局 岩瀬

ちょっと前の話ですが……照ノ富士が優勝しましたね

白鵬 LOVE な娘と一緒に私も五月場所は燃えました

優勝が確定し涙する照ノ富士を見てもらい泣き

スポーツ観戦なんぞ全く興味が無かったのですが、にわかファンも楽しいもんです。

私の一押しはイケメン勢七月場所では益々頑張ってほしいです。

さて本日はアメリア会員の安部恵子さんの訳書をご紹介いたします。

柏書房さんのサイトより内容紹介を引用します。

音はそれと意識するよりも速く感情にうったえ行動に働きかける――音と聴覚が、

どのようにして発達して、心の日常的な働きを形作ってきたのか? 

独創的な実験結果をまじえながら検証する、まったく新しい人間論。

無意識でいることが多いですが「音」って確かに我々の日常生活に

とても大きく影響しますよね。

「音」と「聴覚」に影響される私たちの「心」。

どんな実験結果が出たのでしょうか

安部さん、お知らせいただきありがとうございました。

今後のご活躍もとても楽しみにしております

事務局 入江

『第三の扉』

2015-05-29

週末は全国的にお天気が崩れるようですね

遠足や運動会シーズンなのでお天気に恵まれて欲しいものです。

本日は、アメリア会員の市ノ瀬美麗さんが初めて手掛けられた

ミステリー作品をご紹介します!

市ノ瀬さんといえば、これまで多数のロマンスのご実績があります。

前回は『雨が降ったら、ぼくを思い出して』という胸がキュンキュン

するロマンスをご紹介しました。

市ノ瀬さんによる作品紹介です

著者のリンカーン・チャイルドは、プレストン&チャイルドとして多くの作品を発表し、

訳書も多数出ています。本書はチャイルドの単独作品で、古代エジプトの

ファラオの秘宝をめぐるスリラーです。

神秘に満ちた古代エジプトの伝説に加え、オカルトの要素がうまく融合された、

冒険スリル恐怖の物語になっています。

とても読み応えがあり面白そうなストーリーですね!!

市ノ瀬さん、お知らせいただき誠にありがとうございました。

今後も新たな作品のお話を楽しみにお待ちしております。

アメリア事務局 並木

爽やかな陽気が続いておりますね

先月受講した、日本翻訳連盟(JTF)主催による

プロが教える日本語文章の校正・リライトのテクニック

というセミナーがとても勉強になりましたのでご報告いたします。

講師は、“日本語お助け人” こと校正者/リライターの磯崎博史さんです。

磯崎さんのHPはこちらからご覧いただけますので、

ぜひ一度アクセスしてみてください

翻訳は、語学力や専門知識はもちろんのこと、

それと同じくらい日本語力が厳しく問われるお仕事ですよね。

この度のセミナーでは、日本語の奥深さとプロに求められる厳しさを再確認し、

具体的なテクニックの数々も非常に参考になりました。

磯崎さんとJTFにご許可いただいた上で講義の要約をお伝えします。

日本語の運用能力を高めることで、翻訳者として「選ばれる理由」を作りましょう!

たとえ小さな改善であっても、その積み重ねが全体的な品質向上につながります。

日本語として自然な、そして正しい文章を書くために必要なスキルを学びましょう。

具体的なテクニックの一例…

①文意にふさわしく、日本語として自然な語句を選択する

語と語の親和度を意識する

例:

×チラシを挿入する

○チラシを同封する

×謙虚な額

○控えめな額

語感がしっくりこない時は類語を調べると良い

例:「振る舞い」→「言動」にしてみる

漢語を和語にしてみる

※日本人の言語中枢の大部分は和語で成り立っているので、

漢語を和語にするだけで日本語らしさを感じてもらえる。やわらかい表現になる。

例:「~で構成された」→「~からなる」にしてみる

②重複を解消する

同一語句が連続する場合は、一方を違う表現にして変化をつける

概念の上位/下位に着目する

例:「端末」が2回出てくる文なら、例えば一方を「製品」(「端末」よりも上位概念の言葉)に置き換える。

漢語の意味範囲に留意する

例:

×心を共感しあう

○想いを共有する

※「共感」という言葉には、そもそも「~しあう」という意味が含まれているので「共感しあう」は重複表現。

同一助詞の3回以上の連続は避ける

例:

×カトリック教会の中の宗派の妥協の産物→「の」は2回くらいに抑えたい

○カトリック教会の諸宗派における妥協の産物

③適切な表記にする

文意に合わせて適切な表記を選択する

例:

×~することからはじめて

○~することから始めて

※「初めて」、「始めて」のいずれの意味なのかが明確に伝わるように、

余計なところで漢字をひらかない。漢字をひらく目安は、

十五画を超えるか否かが一つの判断基準になる。

品詞別の表記に留意する

例:

×先生はお話になった

○先生はお話しになった

※話すを動詞として使うなら送り仮名が必須。名詞として使うなら送り仮名はなしでOK。

こまめに辞書にあたり、正確な表記を確認する

例:下記は全て表記の誤り

×優しさの込もったお手紙

×例えどんな時も

×名声を欲しいままにする

×言葉を散りばめる

④正文に仕上げる

主語と述語の対応関係を意識する

例:

×彼の小説の特徴は、青春ではなく晩年を描く。

○彼の小説の特徴は、青春ではなく晩年を描くところにある。

語句間の修飾関係に過不足が生じないように留意

例:

×オランダの司令塔スナイダー対策を巡って試行錯誤していた。

○オランダの司令塔スナイダーへの対策を巡って試行錯誤していた。

※×のままだと、「司令塔」が指し示すものが「スナイダー」なのか「スナイダー対策」

なのかがはっきりしないので、複合格助詞「への」を入れて修飾関係を明確にする。

読み手の理解を助けるための語順変更や、

必要に応じての補完語を考慮する

以上となります。

いかがでしたでしょうか?

もっともっと知りたい!学びたい!と感じた方は

ぜひ今後、磯崎さんのセミナーを受講してみてくださいね。

私はセミナー当日に内容の復習はしたものの、

その後日頃の業務に応用することの難しさを実感しています。

日本語力アップへの道は一日にしてならず、ですね!

時間はかかっても少しずつでも向上していくと良いのですが…。

磯崎さん、日本翻訳連盟様、この度は貴重な機会を誠にありがとうございました

アメリア事務局 並木

前から気になっていた映画『インターステラ―』をようやくDVDで鑑賞しました。いや~すごい映画でした! 正直、よく分からなかった部分もたくさんあるのですが(笑)、面白かったです。監督や脚本の力のなせる業なんでしょうか。3時間があっという間でした。

さて、本日はアメリア会員の長瀬万記さんが字幕翻訳を手がけられた作品をご紹介いたします。

タイトルはモンスター 変身する美女

2015年5月17日より公開で、詳細は下記URLよりご覧いただけます。

http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2015/films.html

長瀬さんによると、「ホラー要素は少なく、どちらかというと美しいラブロマンスと言えるかと。最後の最後に感動できる作品」とのこと。上記ページにある作品紹介を読むと、なんだか胸がキュンとなります…。

6月4日まで劇場公開されていますので、ご興味のある方はぜひ足をお運びください。

長瀬さん、今後益々のご活躍をお祈りしております

アメリア事務局 河原

こんにちは

昨日はいいお天気だったので、掛け布団とベッドパッドを洗濯して干していたのですが

意外と風が強く、気が付いたら布団がない!

慌てて周りを見渡していたら階下に住む大家さんが届けてくれました

ほっとしたのも束の間、今度はベッドパッドがない!!!

…すぐに大家さんの階段を上がってくる音が聞こえてきました。。。

強風の日に布団は干してはいけないと改めて学んだ一日でした

(…そもそも皆さん強風の日に布団はあまり干さないでしょうか)

本日はアメリア会員のかまち ゆかさんの訳書『ちいさなしずく』をご紹介させていただきます!

以前に『ちいさなペンギンがはじめておよぐひ』でもご紹介させていただきましたが、

教育機関や待合スペースなどに絵本のレンタルサービスを行う「ワールドライブラリー」からの刊行となります。

「ワールドライブラリー」のHPにも作品情報が掲載されていますので、

こちらからぜひご覧ください。

しずくが雲から落ちて、海へと流れつきまた空へと戻っていく冒険の物語

ふわふわしたかわいいしずくと一緒に水の循環の仕組みについて学ぶことができます。

待合スペースなどで絵本を見かけたら、是非お手にとってみてくださいね☆

かまちさん、この度は素敵な作品をお知らせいただきありがとうございます

今後のご活躍のお話も是非お聞かせくださいね

アメリア事務局 岩瀬

まさに初夏の陽気ですね

先日ピクニック用の大きなお弁当箱が入るクーラーバッグを

購入したので、これからいっぱい野外ピクニックをしたいです!

本日はアメリア会員の藤井美佳さんが字幕翻訳された

傑作ボリウッド映画を一挙に3作品ご紹介します!

[DVD][Blu-ray]:バルフィ!人生に唄えば

販売元:ポニーキャニオン

アマゾンによる詳細:こちら

 

聴覚障害の純粋な青年と、彼との出会いを通じて人生を変化させる

ふたりの女性を描いた人間ドラマ。耳が聞こえず、話せないバルフィは、

身振り手振りで豊かな感情を伝える人気者。

そんな彼に、ふたりの女性が想いを寄せ…。

[DVD]:ダバング 大胆不敵

販売元: Happinet(SB)(D)

アマゾンによる詳細:こちら

悪党から大金をせしめる汚職警官だが、その真の姿はロビンフッド・パンデーの

異名を持ち弱者を守る正義の男・チュルブル。ある日、ラッジョーという美女に

心を奪われ求婚するが、彼女の父親はアルコール中毒で…。

[DVD]:クリッシュ

販売元:アメイジングD.C.

アマゾンによる詳細:こちら

スーパーヒーローで科学者のクリッシュは、ムンバイで日々悪党を始末する

などし、活躍していた。そんなある日、地方都市で細菌による病気で

多数の死者が出る事件が発生し…。

どの作品も最高のエンターテインメントと非常に評判が高い作品です。

ぜひDVDを購入またはレンタルしてみてくださいね!

藤井さん、次の作品のお知らせも楽しみにお待ちしております

アメリア事務局 並木

アメリア会員の青山万里子さんのブログでアメリアをご紹介いただきました。

青山さん、ありがとうございます!

青山さんのブログはこちら→ブログ

翻訳はもちろん、美味しそうなランチや趣味のお話など

青山さんの素敵な日常が垣間見れて、楽しいブログです!

ぜひご覧ください

同じく、情報誌『Amelia』2015年5月号にご登場いただいた

実務翻訳家の関根マイクさんのブログでもご紹介いただきました!

関根さん、ありがとうございます!

関根マイクさんのブログはこちら→ブログ

「定例トライアル」を「これに受かれば、たぶん普通のエージェントであればどこでも受かるのではないだろうか。」とのお言葉をいただき、事務局スタッフ一同、大変嬉しく思っております!

「ひとこと翻訳大賞」へのご感想もありがとうございました。

翻訳や通訳にまつわる深い考察の数々、大変参考(いや勉強)になること間違いなしです。

ぜひチェックしてくださいね

アメリア事務局 河原

今日はまた一段と暑いですね~今朝はアメリアに着くなり、うちわであおいでしまいました

 

さて、本日はアメリア会員の村山美雪さんが翻訳を手がけられた作品を2点、ご紹介いたします

 

書名:世界標準のビジネスマナー

出版社:東洋経済新報社

アマゾンによる詳細:こちら

 

本書は2014年9月に開催されたスペシャルコンテストから生まれた本になります!

応募者多数の中、見事採用になり、こうして訳書を刊行されました。

村山さん、おめでとうございます!

 

冒頭の「日本の読者の皆さまへ」の部分を読み、どきっとしました。

アメリカではパーティーなどの際、初対面の人に話しかける時は、かならず「自己紹介してもいいですか?」と聞くそうです。

私なら、きっとそのような前置きはせず、まず自分の名前を言って、(アメリカなら)握手しようと手を差し出すと思います。

でも、そのような「前置き」は「マナー」であり、いきなりMy name is・・・なんて始めると、相手は面喰ってしまうそうです。

たかがマナー、されどマナー。知らずに恥をかいていること、たくさんありそうです…。

 

さて、もう一冊はKinde Singlesから配信になったこちらの小説

 

書名:ザ・ロングラン

出版社:Kindle Singles

アマゾンによる詳細:こちら

 

酒とドラッグに溺れていた著者が、ある日走り出したことがきっかけで、長距離ランナーに生まれ変わった、そんな経緯を綴った回顧録だそうです。

ちなみに著者のミシュカ・シュバリーさんはこちらのサイトでご覧いただけます。

このやんちゃっぽい風貌を見れば、どうしてそんな健康的な人間になってしまったのか気になる方も多いはず!

 

村山さん、お知らせいただきありがとうございました。

またのご連絡を楽しみにお待ちしております。

 

アメリア事務局 河原

今日の東京は真夏日なんですね

気持ちの良い晴天ですが、暑さにウンザリしてしまう日々も近いのでしょうか。

さて本日はアメリア会員である田辺千幸さんの訳書をご紹介いたします。

『家政婦は名探偵』 コチラ

捜査の才能は皆無(と言い切られて可哀想ですが)な警官と

名探偵の家政婦&使用人一同が事件を解決する

ヴィクトリア朝ミステリの新シリーズです。

今回の事件は毒キノコによるらしい殺人事件

有能な探偵団がどのように事件を解決するのか気になります

不具合が発生しているようでアマゾンの書籍画像を貼れないのですが

表紙がかわいらしく、楽しげな雰囲気なんですよー

ぜひお読みください。

本書の訳者である田辺さんはコンスタントに訳書を出される

引っ張りだこの翻訳者さん

アメリアWebサイトでインタビューをさせていただいたこともありますので

よろしければ コチラ もお読みください。

田辺さん、お知らせありがとうございました。

今後のご活躍も楽しみにしております

事務局 入江

続きまして本日はもう1冊ご紹介いたします

アメリア会員の佐藤絵里さんが翻訳を手掛けられた『紺碧海岸のメグレ』

アマゾンへのリンクは コチラ

佐藤さんからコメントもいただきましたのでご紹介いたします

戦前に抄訳が刊行されて以来、日本のメグレ・ファンにとって

「幻の作品」だった『Liberty Bar』の初完訳。

人情味豊かなメグレ警視の魅力が存分に味わっていただける、

古きよき時代の渋いフランス・ミステリです。

戦前に刊行されて以降の復刊本とは…

検索してみると熱い想いを語るファンの方が沢山

待望の一冊なんだと確信しました

佐藤さん、お知らせいただきありがとうございました

英語での翻訳、フランス語での翻訳と幅広くご活躍の佐藤さん、

またのご連絡を楽しみにお待ちしております

事務局 入江

人生における無駄で優雅なもの、ぜんぶ。がキャッチの

ブルックリンパーラー新宿店に行ってきました(少し前ですが)!

昨年9月にオープンした、ブルーノートジャパンが手掛けるカフェです。

音楽、そしてが融合した空間がコンセプトということで、

壁一面を埋め尽くす本棚がありましたが、残念ながら時間がなくて

本はよく見れませんでした。店内で読んでも良し、買っても良し、だそうです!

今度はゆっくり行って、置いてある本をリサーチしたいものです

本日はアメリア会員の三浦和子さんのご訳書を紹介します!!

あなたの個人情報は30円(28セント)で売買されている!

という衝撃的な帯の見出しが目に留まる本書は、

ネット閲覧、Gmail、スマホの位置信号…国家とハイテク企業が生み出した

無差別監視システムの脅威と現実、

そして個人データ売買マーケットの闇を暴きます。

ひょ~スマホで何でもかんでも済ませてしまう自分も

かなり無防備なのではないか…と、どきどきしてきます。

まさに時代を映すテーマである本書、ぜひお手に取ってお読みください。

三浦さん、最新のご訳書をお知らせいただきありがとうございました

アメリア事務局 並木