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週末の暑さにおののいていたら、やっぱり出ましたね~梅雨明け宣言

それにしても今年の梅雨は、東京ではあまり雨が降らなかったような…。

節電とともに水不足も気になってくると、そもそももっといろんなものを

大事にしなくちゃいけないんだよな、とあらためて思います…。

 

さて、今日は田辺千幸さんの大人気シリーズ続刊刊行のお知らせです

 

トゥルーブラッド8 秘密の血統 (ソフトバンク文庫)
(2011/05/20)
シャーレイン・ハリス
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既に8巻を読まれた方々からも「読み出したら止まらない

「次の巻が待ちきれない」という声がたくさん

本国アメリカのドラマはシーズン4に突入、日本でも6月よりシーズン2が放映中。

ますますヒートアップのヴァンパイア・ストーリーです

 

キリストのクローン/真実 (創元推理文庫)
(2011/06/29)
ジェイムズ・ボーセニュー
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そしてもう一冊、テーマ・スケールの大きさが半端ない衝撃作

 

 国連での地歩を固めたキリストのクローン、クリストファー。

 だが折も折、地球へ接近しつつある三個の小惑星が発見された。

 そのひとつが地球に衝突する軌道をとっているという。

 やがて全世界を覆う、まさに「ヨハネの黙示録」の実現たる災厄。

 クリストファーの口から語られる、旧約聖書に秘められた恐るべき真実。

 そして彼は、人類の運命について語りはじめた…。 (Amazonより引用)

 

本作の書評で必ず挙げられてるのが圧倒的な筆力で描写される

“黙示録”のすさまじさ。

本を閉じれば見えなくなるはずの「世界」のはずなのに、

とても冷静に読むことができないほどのインパクトを体感できるのは

まさに田辺さんの翻訳力あってこそ

前作から連続して読まれるのがおススメのようです。ぜひ

 

そして、先日ご紹介した『FBI美術捜査官』に関して

訳者の匝瑳さんからこんなエピソードを教えていただきました

(匝瑳さん、ありがとうございます)

 

本作がノンフィクションであることには触れていましたが、

なんと作中に第一容疑者と見られる人物として登場する

ボストン・マフィアのボス、ホワイティ・バルジャーが

ついに6月22日にアメリカで逮捕されたのだそうです

 

フェルメールの『合奏』やレンブラントの『ガリラヤの海の嵐』など、

超有名画家の名画を盗み(被害総額は5億ドルにものぼるとか)

20年あまりも未解決だったこの事件、今回の逮捕劇をきっかけに

真相が判明するかもしれません……

 

今後の展開がとっても気になる話題作のご紹介でした

 

 

アメリア事務局

中川

今週末も全国的に真夏日となるところが多いようですね。

無性に食べたくなって、昨晩は今年初のスイカを食べました~

むしむしお天気でも口元から体がひんやり。旬の食べ物って素晴らしい。

 

さて、本日は大沢章子さんの最新訳書

『欲しいものをすべて手に入れて思い通りの人生を生きる方法』

をご紹介します。

 

欲しいものをすべて手に入れて思い通りの人生を生きる方法
(2011/06/17)
マーク・パーマー、スコット・ソルダー 他
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ついつい人に引きずられてしまったり、

人に希望や意見を伝えることがどうしても苦手で…

という方もいらっしゃいますよね。

かくいう私も、積極的に相手に働きかけていくことが

あまり…いや、だいぶ苦手です

 

元々苦手意識が強いと「こうやってやればいいんだ

とイメージしてみてもなかなか実践には生かせないケースもありますが、

本書では、普段よくあるシーンでのケーススタディやすぐに

取り入れられる会話例がたっぷり。具体的な手法がばっちり紹介されています

訳者の大沢さんからはこんなコメントをお寄せいただきました

 

「交渉術」には、他人をうまく丸め込むといった悪いイメージもありますが、

 この本に書かれているのはそればかりではありません。

 

 いい意味での人間関係の技術や、自分の心をうまくコントロールする方法も紹介されています。

 著者のテンポのいい語り口に魅力を感じ、楽しみながら訳すことができました。

 

気さくな語り口にのって読み進めるうちに、

他者との関係作りのために、自分から色々なアプローチを

試していくことって、実は結構楽しいことなのかも

と、なんだかとっても気が楽になりました。

 

大沢さん、ご献本のお心遣いありがとうございました

ますますのご活躍をお祈りしています

 

 

アメリア事務局

中川

今日は30℃を下回り涼しく感じますね。

風があると過ごしやすいです~

 

さて本日は名誉会員である土屋晃さんの訳書をご紹介いたします。

以前にもご紹介したことのある「海洋冒険小説の雄 NUMAファイルシリーズ」。

今回は第弾 

 

運命の地軸反転を阻止せよ〈上〉 (新潮文庫)
(2011/06/26)
クライブ カッスラー、ポール ケンプレコス 他
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運命の地軸反転を阻止せよ〈下〉 (新潮文庫)
(2011/06/26)
クライブ カッスラー、ポール ケンプレコス 他
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「地軸反転、すなわち北極と南極が入れ替わってしまったら

地球の運命はどうなるのか――?」

 

各地の海で超大型の渦潮が観測されたのを機にNUMAのオースチンが調査に乗り出す。

調査の果てに数十年前にある科学者の行った研究に行き当たります。

 

謎の渦潮と地軸反転との関連は

そもそも巨大な渦潮が発生する理由は

 

ぐいぐい引き込まれる海洋冒険小説です

 

続きましてもう1冊。

 

こちらは土屋さんと会員の匝瑳玲子さんとの共訳です。

 

FBI美術捜査官―奪われた名画を追え
(2011/06)
ロバート・K. ウィットマン、ジョン シフマン 他
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こちらは美術館が舞台の作品。

美術館の壁から姿を消す傑作の数々。

レンブラント、フェルメール、ノーマン・ロックウェルなどなど…。

 

巧みに犯人をおびき寄せ、歴史的至宝を奪還

 

最初はフィクションかと思ったのですが、なんとこちらノンフィクションなのです

著者は美術品盗難事件を専門に扱う米国FBI捜査官として20年間にわたって事件を解決してきた凄腕。

美術商になりますまし、おとり捜査で犯人グループと接触、信頼関係を築いた上で一気に逮捕に踏み切ります

巨大官僚組織の中で仲間の妨害にあいながらも信念をもってストイックに動く、FBI捜査官の回顧録です。

 

 

土屋さん、匝瑳さん、ご献本いただきありがとうございました

今後のご活躍も楽しみにしております

 

 

アメリア事務局・入江

明日は七夕、そして東京国際ブックフェアが始まりますね

私は初めてのブックフェア参戦です

セミナー参加の予定ですがどんなお話が聴けるのか今から楽しみです~

 

さて、今日は東方雅美さんよりお知らせいただいた最新訳書のご紹介です。

2ヶ月続けての訳書刊行、おめでとうございます

 

世界一大きな問題のシンプルな解き方――私が貧困解決の現場で学んだこと
(2011/06/14)
ポール ポラック
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昨今新市場として世界的に注目されて始めている

“BOP”(Bottom of the Pylamid)ビジネス。

企業価値の向上や社会問題の解決にもつながることから

新たなビジネスモデルとして期待を集めています

 

本書の著者は、そのBOPビジネスに1980年代より

いち早く取り組み、現地の人々の声を聴き続けた著者による

本当に貧困を解決したい人たちへのメッセージ」。

 

東方さんからも、こんなコメントをいただきました。

 

 「世界一大きな問題」とは貧困問題で、「シンプルな解き方」とは、

 貧しい人たちが営む事業(主に農業)において、もっと収入を

 得られるようにすること、です。

 

 実際に貧困問題を現場で解決してきた著者が語る言葉は、とても説得力があります。

 世界はまだまだ良くすることができると、実感できる本です。

 

日々の生活からでは実感を持ちにくい大きな問題を

自分の足元につながる問題として考え始めるきっかけを

与えてくれる注目の一冊。

ぜひ多くの方に手にとっていただきたいです

 

 

アメリア事務局

中川

ほんとに暑い日が続きますね。すでに猛暑の兆し…先が思いやられます

節電も意識しつつも、無理しすぎないようしましょうね

 

さて、今日はマンガの日英翻訳を手がける

Tomo Kimura さんの最新訳書をどどーんとご紹介します

 

Kamisama Kiss, Vol. 2
(2011/03/01)
julietta Suzuki
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Kamisama Kiss, Vol. 3
(2011/06/07)
julietta Suzuki
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Skip Beat!, Vol. 23
(2011/04/05)
Yoshiki Nakamura
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Hoshin Engi, Vol. 22
(2011/03/01)
Ryu Fujisaki
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Hoshin Engi, Vol. 23
(2011/06/07)
Ryu Fujisaki
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Saturn Apartments, Vol. 3
(2011/05/17)
Hisae Iwaoka
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Black Butler, Vol. 5
(2011/04/26)
Yana Toboso
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Pandora Hearts, Vol. 5
(2011/04/26)
Jun Mochizuki
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Tale of the Waning Moon, Vol. 2
(2011/06/28)
Hyouta Fujiyama
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う~ん、すごい迫力です

この訳書、直近の3ヶ月ほどで刊行されたとのこと。

マンガ翻訳はハイペースなのでしょうか。Kimuraさん、とってもご活躍されています

 

ちなみに、“Saturn Apartments”(『土星マンション』)の著者さん、

既に単行本を何冊か出されていて、これからちょうど忙しくなるという

時期ごろにお会いしたことがありました。

ご本人もとっても素敵な方でしたが、めぐりめぐって作品に再会。

ご活躍されていてすごいこちらもまた嬉しいです。

 

 

アメリア事務局

中川

7月最初の朝は爽やかで穏やかな青空です。

今日もまたざーっと雨が降るのだとか…。

まだまだムシムシが続くのでしょうか

さて、今日は江口泰子さんの最新訳書をご紹介。

身近なテーマでユーモアたっぷりのノンフィクションや

人間味溢れる物語などなど、幅広い分野でご活躍中の江口さん。

今回もとっても面白い切り口の、タイムリーな1冊です

うわさとデマ 口コミの科学
(2011/06/23)
ニコラス・ディフォンツォ
商品詳細を見る

江口さんからは詳しいご紹介コメントをいただきました

************

本書は、アメリカの心理学者が「噂とデマ」について

社会心理学の立場からアプローチした1冊です。

そう聞くと、今年3月に発生した東日本大震災で

飛び交った噂やデマの現象を思い出す方も多いでしょう。

本書では「そもそも人間とは、噂とはなにか」といった疑問から、

「噂はなぜ広まるのか」「人間生活にどんな影響をおよぼすのか」

「人はなぜ噂を、さらにはとんでもないデマを信じてしまうのか」

といった話題についてまで、

様々な実験や著者のユニークな哲学的考察なども交えながら探っていきます。

インターネット社会における噂の広まり方や、

悪意あるデマの対処法についても紹介しています。

とはいっても、深刻な話題ばかりではありません。

噂と混同されやすい「ゴシップ」や「都市伝説」にも触れていますし、

不思議で人を楽しませる、あるいはぞっとさせる、

現代のアメリカで人気の都市伝説もふんだんに紹介しています。

************

人の噂も七十五日…とはよく言ったもので

あっという間、しかも知らぬ間に広がってしまう

厄介なものでもあるけれど、どこか楽しくも

不思議なものだな~という感覚は誰でも一度は体験したことがあるはず。

なんで広がっていくの、何を信じたらいいの

という今このとき、とっても気になるテーマです

江口さん、たっぷりのコメントをありがとうございました。

またお話をお聞かせいただけるのを楽しみにお待ちしています

アメリア事務局

中川

アメリア夏の一大イベント「翻訳トライアスロン」が今年もいよいよスタートいたしました!

「翻訳トライアスロン」は3ヶ月間で出版、映像、実務の3つの分野の課題に挑戦していただきます。

いつもと違う分野へのチャレンジ、または翻訳の基礎体力アップの機会としてもご活用ください。

今年も成績優秀者には、話題の“電子書籍リーダー”や、1つは持っておきたい“ルクルーゼのお鍋”など素敵な賞品をご用意しております。

賞品の詳細はこちらから⇒【翻訳トライアスロン2011 賞品】

第1種目となる今月は「出版」です。

翻訳トライアスロン2011 第1種目】 ※アメリア会員専用ページです。

★締め切り:7月25日18時

★審査員:出版翻訳家 村井智之 氏

完走目指してぜひご参加ください!

アメリア事務局 田中

先日、会員のナカイサヤカさんが訳書をもって事務局にお立ち寄りくださいました。

会員の方と直接お話できる機会は少ないのでお目にかかれて嬉しかったです

ナカイさん、お越しいただきありがとうございました

ナカイさんの最新訳書はこちら。

超常現象を科学にした男――J.B.ラインの挑戦
(2011/06/30)
ステイシー・ホーン
商品詳細を見る

本書のテーマである「超心理学」とは

超常現象は人間の発揮する能力によって引き起こされるとの考えに基づき

それを科学的に解明しようとする学問、だそう。

「超心理学」という言葉は本書に登場するアメリカの超心理学者J・B・ライン

広く普及させ、テレパシー透視予知といった言葉もライン氏の研究から生まれたそう。

近代超心理学の父とも呼ばれています。

本書には登場人物のお写真が掲載されていますが、こちら原書には無かったもの。

ナカイさんが著者と交渉しながら翻訳書に取り入れたそうです

写真があると親しみがもてますよね

ナカイさんは児童書も翻訳されているのですが、私はこちらのシリーズが大好きなのです

探し絵ツアー〈1〉世界一周 (探し絵ツアー 1)
(2008/03)
カミニ カンドゥリ
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こちらなんと持込がきっかけ

子ども向けの本ですが大人でも夢中になっちゃいます

ナカイさん、今後のご活躍も楽しみにしております

アメリア事務局・入江

朝は曇っていましたがランチに出たら青空が…

暑くてもやっぱり晴れやかな気持ちになります。

もうすぐ7月ですし、このまま梅雨明け宣言してくれないでしょうかね~

さてさて、本日は7月に公開・発売される映画2作品をご紹介します

いずれも字幕翻訳を手がけられたのは映像翻訳者として

ご活躍中の平井かおりさんです。

劇場公開『スペイン一家監禁事件』シアターN渋谷にて7/2よりレイトショー公開

平穏なマイホームに突如現れた覆面の男たち。

新しい生活に期待を抱いていた幸せな家族にとって

あまりにも過酷な夜が今始まる……

2010年オースチン・ファンタスティック・フェスでは

最優秀ホラー映画賞&最優秀ホラー監督賞のダブル受賞

はたした、密室監禁サスペンスの衝撃作

続いては同じ系譜の原点とも呼ばれる不朽の名作ホラー

待望のプレミアムエディションになって登場

DVD『鮮血の美学』

監督・脚本は『エルム街の悪夢』や『スクリーム』のウェス・クレイブン、

プロデューサーは『13日の金曜日』シリーズのショーン・S・カニンガム。

このタッグ、怖いのは間違いないです

こちらのDVD、特典映像がなんとおどろきの3時間越えです。

バタリアンズ・山口雄大監督×井口昇監督によるオーディオコメンタリーを

はじめ、キャスト・スタッフのインタビュードキュメンタリーや別編集版、

アウトテイクなどなど…

今年は例年よりさらに暑い夏になりそうですし、

くら~い映画館でのホラー映画鑑賞

ひんやりした気持ちになる一番の方法かもしれません…。

心臓ばっくばく衝撃体験をお楽しみください

アメリア事務局

中川

今日は少し涼しいかな~と思いきや、お昼頃にいきなり大降りの雨が…

ベランダの洗濯物は無事かしら……梅雨明けが待ち遠しいです

気を取り直して、本日は会員の寺町朋子さんが

共訳をされた『アインシュタイン大全』をご紹介します

図説 アインシュタイン大全―世紀の天才の思想と人生
(2011/05)
アンドルー ロビンソン
小山慶太監訳/寺町朋子訳
商品詳細を見る

20世紀を代表する偉人、アインシュタイン。

本書には直筆の書類を含む貴重な写真・図版が

なんと200点も入っているのだそうです

相対性理論をきちんと知らなくても、

アインシュタインが残した本質を突く言葉の数々、

チャーミングな様々な表情の写真などを目にしたことが

ある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか

私も物理はちんぷんかんぷんですが…、

それでもアインシュタインはすごく気になる偉人。

つい思い出すのは舌をべろっと出して茶目っ気たっぷりの

魅力的な表情の写真なのですが、本書の表紙はきりりとした面持ちです

本書は“大全”の名にふさわしく、物理学者としての功績だけではなく、

反核・反戦主義を貫いた社会運動家としての側面、

そして家族や宗教、人生観などの人間性…と多方面から

アインシュタインその人に迫っています。

多方面にわたるリサーチは本当に大変だったのではないかな…と

思いますが、訳者の方の丁寧なお仕事のお陰できっと多くの方に

読み継がれる大事な1冊となっていくのでしょうね。

寺町さん、刊行のお知らせをありがとうございました

またのご連絡を楽しみにお待ちしています

アメリア事務局

中川

もうすぐ7月…昼も夜も暑い日々がやってきますね。

お洗濯日和の青空は嬉しいですが、夏バテ対策もしっかりしなければ…

まずはよく寝て、よく食べることですかね

さて、本日は心理・脳科学や環境関連などなど

幅広い分野でご活躍中の小野木明恵さんの最新訳書をご紹介します。

小野木さん、ご献本ありがとうございました

響きの科楽
(2011/06/10)
ジョン パウエル
商品詳細を見る

音楽にまつわる本には様々な切り口があります。

数が多いのは、ギターやピアノなど楽器の教則本や音楽史、偉大な音楽家の伝記など…

一方、音楽を科学的に解き明かす試みの本はこれまでにもあったものの、

それらの多くは数値や図、グラフなど音楽からはなんだか遠く感じてしまうような

研究者じゃないと読みこなせないようなものばかり

本書の著者、ジョン・パウエル氏は常々感じていた

そんな疑問をきっかけに本書の執筆を始めたのだそうです。

クラシックからポピュラーミュージックまで(日本語版では

さらにわかりやすくするために日本の曲に差し替えての説明も

身近なトピックを例に音楽の「何が」や「なぜ」を

とってもわかりやすく解きほぐしてくれます。

音楽を科学的に説明するなんて興ざめだ~と

お感じの方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません

音楽は科学だけで成り立っているわけではないと思いますが

芸術の土台が科学の力によって構築されていることを知ってなお、

音楽から得られる喜びは損なわれるどころか

ますます心を動かされるようになるはず

曲を作る人ってまるで神様みたいだ、と

私は子どもの頃から不思議でしょうがありませんでした。

楽譜や音符が並んでいれば「音楽」なのか。

あるいは、“感性”のままに奏でられた音が「音楽」

でもどうも、そうじゃない気がする。

その秘密を知りたい方、ぜひ。

アメリア事務局

中川

今日は夏至ですね~一日が長いとなんとなく得した気分になりますが、

すっかり夏本番の暑さでたじろいでしまいました…

さて

本日は会員の渡辺庸子さんの訳書、『世界の終わりと妖精の馬』をご紹介します。

世界の終わりと妖精の馬 上 (時間のない国で3) (創元ブックランド)
(2011/05/28)
ケイト・トンプソン
商品詳細を見る

世界の終わりと妖精の馬 下 (時間のない国で3) (創元ブックランド)
(2011/05/28)
ケイト・トンプソン
商品詳細を見る

時間にまつわる、不思議ながらも滋味深い味わいの

<時間のない国で>三部作、いよいよ完結編です

時間がどんどん流れるむこうの世界は、

環境が破壊され人々は貧窮にあえぎ苦しんでいた…

一方、時間の流れていない“ティル・ナ・ノグ”では

太陽は沈まずお腹もすかない。

平和な空気と明るい日差しのこの世界では

誰もがリラックスし、感覚が麻痺するほどの心地よさ……

物語はこの二つの世界を行き来しながら展開していきます

一作目では15歳の少年だったリディ家の長男JJも

二作目では4人の子どもたちの父親になり、

三作目となる本作では老齢を迎え、時間のない世界の住人として

むこうの世界の動きを見守ります。物語の中心は、

すっかり成長して世界に大きな影響力を持つようになった子どもたち。

本シリーズが生まれたアイルランドは神話や伝承、

豊かな伝統音楽が市民たちに浸透している国

魅力的な作家、詩人を沢山輩出しているアイルランド、

本作のふわりとしたなんともいえない世界観はやはりお国柄なのでしょうか

浮遊感もただよう不思議な世界観ながら、物語はテンポよく展開し

気付くと時間を忘れてよみふけってしまいます

ガーディアン賞、ウィットブレッド賞、ビスト最優秀児童図書賞と

名だたる児童文学賞を次々と受賞した本シリーズ。

10代の読者のみならず、大人にもおススメです

シリーズ全体を通して読んでもっともっと楽しんじゃいましょう

アメリア事務局

中川

東京は梅雨の中休みか、少し晴れ間がのぞいています

九州~関西地方では大雨が続いているようで心配です。

お住まいの方はくれぐれもご注意ください。

さて、今日は名誉会員の田中武人さんが字幕翻訳を

手がけた劇場公開作『おじいさんと草原の小学校』を

ご紹介いたします。

『おじいさんと草原の小学校』公式サイト

ギネスにも認定された世界最高齢「84歳の小学生」こと、

キマニ・マルゲさん。本作はキマニさんの実人生に基づく

心を揺さぶるヒューマン・ドラマです

ケニア独立のため戦士として闘ったキマニさんは

独立の39年後の2003年、ついにはじまった小学校無償化にともない

84歳にして初めて小学生になります。

入学を認められるまでも何度も門前払いにあったりからかわれたり…。

けれど、学びたい、文字を読みたいという一心に動かされ、

子どもたちと机を並べ勉強を始めます。

学ぶことの楽しさを初めて体験しながらも、

独立戦争の戦士として味わってきた壮絶な過去の記憶は執拗に

彼を苦しめます。そんな過去に打ち克つため、そして未来を変えるために

一心に学び続ける彼の情熱は周囲を巻き込んでいく……

私にとって自由とは、学校に行き学ぶこと。

 私はもっともっと学びたい

公式HPにも紹介されているキマニさんのこの言葉、

胸にぐさりとささります。

7月30日(土)より、東京・神保町の岩波ホール(学生のときバイトしていた愛すべき映画館です)、

大阪・テアトル梅田を皮切りに今夏ロードショー。

お見逃しなく。

アメリア事務局

中川

今日は電子書籍、そして英訳書のご紹介です~~

会員の方からも電子訳書のご報告が少しずつ増えてきました。

そして電車の中でも液晶画面のリーダーを操作する人がほんとに増えましたね。

私は紙の積読書が大量にあるので依然として紙の本を持ち歩いてしまうのですが

さっそくご紹介

Marriage and Divorce in Ancient Heian Japan

本書の英訳を手がけられたのは池上陽子さんです。

原書は『平安時代の離婚の研究』栗原弘著(弘文社1998年)とのこと。

Amazon のページから冒頭部分がサンプルで読めるのだそうです

気になる方はぜひチェックしてみてくださいね

平安時代のことを英訳する。

英訳といえばやはり英語ネイティブの方が手がけるケースはもちろん

多いと思いますが、とはいえ1000年近く前のテーマとなると

異なる背景を持つ海外の方が文化や時代背景を踏まえて

説明するのはなかなか難しそうですよね

手がけれらた池上さんも、

「日本語の微妙なニュアンスや文化は

 日本人じゃないと分からないことも多いので

 日本人英訳者が増えるといいですね」

と仰っていました。

精確に読み取れるかどうかは仕上がりに大いに影響があるもの

読解力を生かして、日本人訳者の方が英訳でも

どんどんご活躍されることを私も願っています。

アメリア事務局

中川

湿度は高いものの過ごしやすい日が続いていますね。

明日は貴重な晴れ間一気に洗濯物を片付けようと思います

さて本日は会員の大谷敏子さんが手がけた訳書をご紹介いたします

静かなカオス
(2011/05/31)
サンドロ・ヴェロネージ
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妻の死を乗り越えようとする男と娘の物語

Amazon から引用しますと……

大切な人の突然の死をどうやって受け止めればいいのか・・・  自分の心と

向き合うことで妻の死を乗り越えようとする男と娘の物語 生きていることが

あたりまえの日常の中で、 突然、大切な人が死んでしまった時、 残された男は、

どう悲しんだらいいのかわからなかった・・・   社会に抑制され感じるままに

行動していないうちに、 感情の受け止め方すらわからなくなってしっている

のかもしれない・・・   表面的に日常を過ごしすぎてしまい、 自分はほんとうは

何を感じているのかさえ、 あやふやになってしまっている。   自分なりの

方法で大切な人の死を受け止め、 そして生きていこうとする物語。

本作品はイタリアで2005年に発表され、2006年度のストレーガ賞を受賞し

2008年には映画化もされたそうです

500ページ近くある大作です。

雨音を聞きながらじっくり味わいたい作品ですね

大谷さん、ご連絡いただきありがとうございました

今後のご活躍も楽しみにしております

アメリア事務局・入江

本日はご紹介するのは名誉会員の吉澤康子さんの最新訳書、

『ロザムンドの死の迷宮』です

吉澤さん、ご献本ありがとうございます

ロザムンドの死の迷宮 (創元推理文庫)
(2011/05/28)
アリアナ・フランクリン
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第一作『エルサレムから来た悪魔』で英国推理作家協会の

最優秀歴史ミステリ賞を受賞した女医アデリア・シリーズの第二作目

同賞には二作目となる本作もノミネート。折り紙つきの歴史ミステリです。

タイトルにもなっている「ロザムンド」は、

12世紀に実在した“麗しのロザムンド”、またの名を

“世界のバラ”と呼ばれた絶世の美女

12世紀、イングランドからフランス西南部一帯を領有した

ヘンリー2世の愛妾でしたが、嫉妬にかられたヘンリー2世の妻、

王妃エレアノール(アリエノール)がロザムンドに毒を盛り

殺したという説話も…

本書ではこの説話を下敷きに、本シリーズの主人公で

本作では母になった女医・アデリアがロザムンド殺害の

真犯人を突き止めていきます

どんな推理で犯人にたどりつくのでしょうか

著者のアリアナ・フランクリンは今年一月に残念ながら

逝去されたそうなのですが、こちらのシリーズは第四作目まで

刊行予定とのこと。

淋しさも感じつつ、次回作の刊行が今から待ち遠しいです。

またのご連絡を楽しみにお待ちしております

アメリア事務局

中川

梅雨の晴れ間が続きホッとしますね。

お洗濯の合間に見かける大家さんのお庭の梅の実、

相変わらずぷくぷく成長しています

さて、本日はしかけ絵本とビジネス書をご紹介します。

精緻なイラストで幻想的な世界に思わずうっとり~

みましょうこさんの訳書です。

フラワー・フェアリーズリリーと秘密の手紙 (とびだししかけえほん)
(2011/04/15)
シシリー・メアリー バーカー
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しかけ絵本も色々な世界観のものがあるのだな~と

驚かされる一作です。

ガールズたちだけでなく、大人の女性にも

はまっている方が多いみたいですよ

アマゾンやYoutubeでしかけも見れちゃいます。

本当に素敵な世界で癒される~

そしてもう1冊は東方雅美さんのビジネス訳書です。

脱「コモディティ化」の競争戦略
(2011/05/30)
リチャード A.ダベニー
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いまや業種、業界を問わず逃れられないかのようにみえる「コモディティ化」。

ややもすると足の引っ張り合いの消耗合戦になりかねない

現状から脱却するためにはどうしたらよいのでしょうか……

アップルやヒルトンホテルなど現場からの豊富な実例とともに

“世界でもっとも影響力のある戦略理論家”に選ばれた著者による、

コモディティ化の罠」に立ち向かうための実践的戦略がぎっしり

東方さんは来月にも刊行予定の本があるとのこと。

お二方とも大活躍。またのご連絡を今から楽しみにしています

アメリア事務局

中川

じめじめムシムシしたシーズンにはいり、

事務局では今週から背の高い扇風機をまわしはじめました。

するとオフィス全体が一気に快適に。すごいぞ、扇風機

さて~今日はロマンス2冊のご紹介です

まず1冊目は木下淳子さんが翻訳を手がけられたこちら

ヒストリカル部門のRITA賞受賞作です

運命の夜に抱かれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
(2011/05/23)
ペネロぺ・ウィリアムスン
商品詳細を見る

舞台はアメリカ西部開拓時代

父親の暴力から逃れるため、花嫁募集の広告に応募する

17歳のヒロイン。広告主である紳士的な医師に会い

惹かれるのだが、花嫁を募集していたのは紳士の隣人だった。

未来の夫の元へ向かう道中で惹かれあう二人だったが、

その先には過酷な運命が……

厳しい時代背景の中で、健気に愛を育み前向きに成長していくヒロイン。

まわりの登場人物たちも魅力的なのだそう。

アマゾンのレビューや一般読者の方のブログなどでも

既に好評がたくさんあります

そしてもう1冊。

霧に包まれた恋人 (ラベンダーブックス)
(2011/05)
ヴィクトリア ホルト
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手がけられたのは松本都さん。

最近のロマンスとは毛色の違う作品なのだそうで、

熱のこもった紹介コメントもいただきました

(ありがとうございます!)

作者は「ゴシック・ロマンスの女王」とも呼ばれるヴィクトリア・ホルト。

 生涯に200冊以上の小説を著し、全世界での売上が累計一億部以上という

 人気作家です。

 1900年代後半に活躍し、1993年に亡くなりましたが、いまだに

 多くのファンから親しまれています。

 若いころから何度も読んでいるがちっとも飽きない、という熱狂的な読者が

 少なくありません。

“ゴシック・ホラー”とは違うので不気味さや怖さなどはまったくなく、

“『本格』の風格”を備えた作品なのだそう。

「ロマンスファンのみならず、今までロマンスを読んだことのない人、

 ロマンスはちょっと……と敬遠してきた人にも、是非おススメしたい一冊です。」

と松本さん。物語を堪能したい方はぜひ

木下さん、松本さん、これからもご活躍のお話を

楽しみにお待ちしております

アメリア事務局

中川

先日、着物友達と歌舞伎を見に行ってきました

私にとっては初めての歌舞伎。寝てしまうのではないかと自分が心配だったのですが

イヤホンガイドのおかげで、存分に楽しめました

着物への興味を機に広がる和の世界。日本文化は素敵です。

さて本日は会員の御供理恵さんの訳書(共訳)をご紹介いたします。

1日1時間で成功する! Facebookマーケティング
(2011/05/28)
クリス・トレダウェイ、マリ・スミス 他
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Facebookを使ったマーケティングの入門書

御供さんによると、

Facebookを用いたマーケティングはコストが低く手軽に始められる点がポイント

とのこと。

御供さんはノルウェー在住ですが日本在住の共訳者との二人三脚で

翻訳を進められたそうです。お互いの作業の同期をとりつつ履歴を取るためのツールなどを

使ってスムーズに進めることができたとのこと。

本書には翻訳者の方にも参考になる情報がたくさん載っているそうですよ

御供さんはHPもお持ちなのでご紹介いたします

 → http://www.arcticrainbow.com/

インターネット普及のおかげもあり、どこにいてもできる翻訳の

お仕事は魅力的ですよね。海外在住ながらご活躍の会員さんも多数おられますし

御供さん、ご連絡いただきありがとうございました

今後のご活躍も楽しみにしております。

ノルウェーでの生活も応援しております

アメリア事務局・入江

今日は暑くなりましたね~いよいよ夏が近づいてきました。

通勤電車沿線のあじさいの一群がそろそろ花開きそう…

さて、今日は気付きと学びに出会える訳書と著書をご紹介いたします。

まずはこちら

直観力の育て方
(2011/05/18)
アンドレイ・リッジウェイ
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翻訳を手がけられたのは会員の野津智子さん。

野津さんは自己啓発書、一般ビジネス書などのやわらかい分野を中心に、

ハートウォーミングな小説の翻訳なども手がけていらっしゃいます

本書は誰しもの中に潜む“直感”を軸にした読みやすい啓発書。

それぞれのトピックがコンパクトにまとめられていて

どのページからでも、気になったテーマから読み進めることができます

ふと立ち止まって自分と向き合いたいときにおススメの

スピリチュアル・エクササイズのガイドブックです

そしてもう1冊はアメリア名誉会員の竹田悦子さんほかによる共著書です。

読む力 中級
(2011/05/27)
竹田悦子/久次優子/丸山友子/八塚祥江/尾上正紀/矢田まり子
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本書は外国人日本語学習者向けの教科書

教材となる文章は乙武洋匡さんや香山リカさん、村上龍さんなどの

著名人による読み応えのあるエッセイや新聞記事など。

内容・言語それぞれの理解度や得意・不得意な部分を確認しながら

しっかりと日本語の文章を読む訓練ができるのだそうです

「読む」とは何をすることなのかを追求した1冊」と竹田さん。

翻訳に携わられている方々はもちろん、日本語が母語の方にとっても

得ることが大きいのではないでしょうか。

ことばを読むこと、書くことについて考えたいときに

アメリア事務局

中川