アメリア公式ブログ

翻訳者ネットワーク「アメリア」が、
最新情報やアメリア会員の方の
翻訳実績を綴ります♪

『Sunny』

2011-04-01

翻訳会館お隣の桜の大木に少しずつ花が咲き始めました

あわ~いきれいなピンク色に癒されます

本日は会員の宮嶋まりえさんが「英語監修」というかたちで携わった

ラブリーな作品をご紹介いたします。

Sunny ~ RISA HIRAKO & ADO MIZUMORI ~
(2011/03/18)
平子 理沙
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平子理沙さんと水森亜土さんのコラボ・フォトエッセー集

平子さんの綺麗なフォトとエッセイ、亜土ちゃんの可愛らしいイラストに加え、

宮嶋さんが監修をされた素敵な英語がちりばめられ、とてもキュートロマンティックな一冊です。

数名の方にアメリアよりトライアルをお願いし、見事採用された宮嶋さん

こんなに素敵な本に仕上がり私もとても嬉しいです

「自分の名前が作品に掲載されることは、翻訳者として大きな目標のひとつでした。」と

仰る宮嶋さん。ぎりぎりまでハードなスケジュールが続いたそうですが

書店に並ぶ本をご覧になった時は感無量だったとか。

私も『Sunny』が目立つところに置かれているのを発見した時は

心のなかで「おーーー」と興奮してしまいました。

宮嶋さん、この度はお知らせいただきありがとうございました

今後益々のご活躍を心から期待しております。

アメリア事務局・入江

会員の山形聖さんより、訳書刊行のお知らせをいただきました

まずは、日本のヒーリング業界でも近年急速に注目を集めている

シータヒーリング”に関する書籍です。

シータヒーリング
(2009/11/18)
ヴァイアナ・スタイバル
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脳波には4種類あるそうなのですが、そのうち

θ(シータ)波に注目した

ヒーリング手法。シータ波は、よく耳にするα(アルファ)波より、

さらに深い瞑想状態にあるときに出る脳波なのだそう

誰もがもっている直感にしたがい、気持ちを静めてより深く、自分の内側を旅すること…。

日々の生活の中でこうした時間を持つのはなかなか難しいものですが

本来の自分の力を引き出すためにも自分にあった方法をみつけ、

試してみる価値はあるかも

そしてもう1冊はスピリチュアル・SFファンタジー

マトリックスの女王―フィールドをあやつる宇宙の騎士たち― (魔法の王国シリーズⅠ)
(2011/02/24)
ジャスムヒーン
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山形さんから詳しいご紹介コメントもお寄せいただきましたのでご紹介します

「プラーナなどの研究・講演活動を世界的に展開している

 オーストラリア人のジャスムヒーン氏が、自らの研究などを通じて

 知り得た宇宙の情報を物語に込めたシリーズものの第1弾。

 近未来の世界にあるスペースシップ・エリュシオン号を

 主な舞台に、若き宇宙の騎士たちが過去や未来の時空を

 旅しながら理想の世界を想像していく物語です。」

数あるSF・ファンタジー名作に負けず劣らず、夢にあふれた物語なのだとか

現在山形さんは3冊目の翻訳に取り掛かられている最中とのこと…

次回作のお知らせも楽しみにお待ちしています

アメリア事務局

中川

会員の南沢篤花さんより2冊目の訳書刊行の

お知らせをいただきました。

南沢さん、ありがとうございます

セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで
(2011/03/18)
ロバート・W・ブライ
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原書は広告の父デイヴィッド・オグルヴィも称賛する

Copywriter’s Handbookの第3版。

本書は南沢さんがリーディング段階から手がけ、

その魅力と一緒に時代遅れな点などもレジュメできちんと伝えたところ

その意見が採用され、監修を立てて刊行する運びとなったのだそうです

翻訳段階でも編集者、監修者の方々と意見を交わし、

まさに日本語版の立役者としてご活躍されたのだとか

米国で1985年に刊行されてからロングセラーとなっている

原書のエッセンスはそのままに、現代日本向けのアレンジが

随所に盛り込まれた実践的なアドバイスがたっぷり

マーケティング担当の方やコピーライターさんのみならず、

「売る」ための文章を書く方は要チェックですぞ~

また、南沢さんは本書の印税から今回の震災義援金へ寄付もされるとのこと。

温かいお気持ちも、多くの方々に届きますように。

アメリア事務局

中川

本日は3月15日にご紹介した『最新脳科学でわかった 五感の驚異』の翻訳者、

齋藤慎子さんの最新訳書をご紹介いたします。

続々と刊行ですね~

伝説のコピーライティング実践バイブル―史上最も売れる言葉を生み出した男の成功事例269
(2011/03/18)
ロバート・コリアー
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『伝説のコピーライティング実践バイブル』は70年以上、読み継がれてきた名著

ベストセラー『ザ・シークレット』でも紹介された伝説のコピーライター、ロバート・コリアー氏が

初めて明かす人を動かすコピーライティングメソッド

「表紙タイトルは金の箔押し」と齋藤さんに伺っていたので早速、書店に足を運んでみました

厚み&重みのある辞書のような、百科事典のような雰囲気。

手に取るとずっしり 厚みのある本ですが中身は辞書のように細かい文字が羅列されているわけではなく、

とても読みやすく実例が満載まさに「実践バイブル」です。

あまりにも豊富な具体例が満載でこんなに惜しみなく公開してもいいのだろうかと

心配になるほどです

会員さんの中にはコピーライトの翻訳を手がけられていたり、

キャッチーな訳文を求められるお仕事に携わっている方も多いと思います。

しっかり読み込み、自分の血肉にするにはある程度の時間がかかるかもしれませんが

言葉の実例が豊富なのでおすすめしたい1冊でした

監訳者の神田昌典氏とは既に何度かペアでお仕事していらっしゃる齋藤さん。

「元はといえばアメリアのおかげ」ととても嬉しいことを仰っていただきましたが、

いえいえ、齋藤さんの実力とお人柄の賜物です

こうしてご活躍の場がぐんぐんと広がっておられるご様子、本当に嬉しいです

アメリア事務局・入江

本日は、会員の野津智子さんが翻訳を手掛けられた

自分を信じて行動するための啓発書籍をご紹介いたします。

スタンフォード・インプロバイザー ─ 一歩を踏み出すための実践スキル
(2011/03/11)
パトリシア・ライアン・マドソン
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インプロビゼーションは音楽や舞台など、

表現の現場でよくつかわれる方法、スキルの一つです。

本書はスタンフォード大学で30年以上の実績を持つ

人気講義から生まれたのですが、著者のパトリシアさんに

大きな影響を与えたのは日本の心理療法と文化だったのだそうです

インプロは、“自己主張”だけが上手になるための方法ではありません。

むしろ、和を尊び他者との関係を大切にするばかりに

生じてしまうような失敗を恐れる心とうまくつきあい、

「自分自身の力を信じる方法」を見につけるための

実践的なスキルです。

それは決して、他者を受け入れ思いやること、また謙虚な気持ちと

相反するものではないのだと本書はやさしく教えてくれました。

被災地、また被災地域以外の方々も、今回直面した震災の

あまりの事の大きさに、言葉にならない思いが心や身体に

ぱんぱんに詰まっている状況にある方は少なくないと思います。

このようなとき、すぐに前向きに頑張り始めることは難しく、

まずはじっとエネルギーを蓄える時期も必要なのだろうと思います。

日常や落ち着きを取り戻してきたとき、また

いま、ここから一歩を踏み出したいというそんなとき。

そのためのアドバイスを授けてくれる1冊です。

アメリア事務局

中川

本日は世界各国をかけめぐるロマンスをご紹介します

海賊の王子にとらわれて (ライムブックス)
(2011/02/10)
ロナ・シャロン
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大ヒット映画や漫画のヒーローとして描かれる海賊

広大な海で危険な目に遭いながら、仲間と一緒に

世界を股にかけて宝物を追いかける存在…

ロマンをそそるモチーフです

(実社会でもここ数年でソマリア沖の海賊による凶行が

 報道されるようになりましたが、物語で登場するような

 荒くれ者だけどかっこいいイメージも抱いていたもので、

 本当にいるんだ、しかもこんなに怖い存在なんだ…

 という驚きがありました。)

本書の翻訳を手掛けられたのは会員の岡本由香子さん。

フィクションを中心にご活躍されている岡本さんは

ロマンスの訳書も多数手掛けられておりますが、

本書は

「ヒストリカルのなかでは訳していても断トツにおもしろかったです。」

と仰るほど

訳されているときの躍動感が伝わるご紹介コメントもいただきました

「舞台がジャマイカからアルジェリア、モロッコ、フランス、イタリアと

 目まぐるしく変わるので、フランス語、イタリア語、アラビア語、ラテン語と

 いろいろな言語や食べ物、歴史的建造物が出てきて

 調べるのが大変&楽しかったです。

 アルジェのカスバ(要塞)なんて、古い古い地図をネットで検索したら

 本当にそのとおりの描写になっててうっとりしました。」

アルジェのカスバ、画像を見つけましたが本当に素敵です…

読みながら色々な景色を思い浮かべてうっとり…というひとときも

大切な息抜きですよね

いまはいつか手掛けてみたかったと仰るYAに着手されているとのこと。

そちらのお話もとっても楽しみです。

またのご連絡、ワクワクしながらお待ちしています

アメリア事務局

中川

会員の笹山 裕子さんが翻訳を手掛けられた

ニュースにまつわる児童書をご紹介します

ニュースはねむらない (池上彰のなるほど!現代のメディア)
(2011/03)
ジョン ディコンシーリョ著、池上彰 日本語版監修
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児童書、絵本を中心にノンフィクション分野の訳書も

出されている笹山さん。

本書のような小学生向けのノンフィクションという内容は

まさに笹山さんがお得意の分野なのでは…

とお話を伺いワクワクしてしまいました

そして日本語版の監修は、

専門用語が沢山ならんで難しいニュースを

子どもにわかりやすく伝える名手、池上彰さんが

担当されているのだそうです。

今何が起きているのかを伝えてくれるニュースは

私たちにとってとても大事な情報源

そのニュースを丁寧に読み解くためのヒント

いっぱいつまっているシリーズです

アメリア事務局

中川

事務局も少しづつ日常に近づいてきました

停電、余震、原発のことなどまだまだ落ち着かない日々ですが

日本全体が一日も早く元気になれるよう頑張っていきましょう

さて本日二冊目のご紹介となりますが会員の中山宥さんの訳書です。

海と月社のMさん、ご献本いただきありがとうございました

トルネード キャズムを越え、「超成長」を手に入れるマーケティング戦略
(2011/02/28)
ジェフリー・ムーア、Geoffrey A. Moore 他
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トルネードとはご存知の通り竜巻のこと

もちろん本書は自然現象である竜巻の解説書ではなく

新しい製品(商品)が出ることで需要がつむじ風のように巻き起こり数十億ドル規模の市場が出現し関連企業が「急成長」を遂げる=トルネードをテーマに扱った一冊です。

関連して「キャズム」「ボウリング・レーン」「メイン・ストリート」など

不勉強は私はは知らない用語が沢山でしたが、 とてもわかりやすい説明のおかげで

ふむふむと「トルネード」の全貌を理解することができました。

小難しい話だけではなく大切な人間同士「パワー」に触れている人情味あふれる部分もあり

仕事において大切なことを改めて認識させてくれるありがたい本です。

ハイテク業界ではなくとも「金融サービス」「保険」「医療」「電力」「出版」などなどの

業界に携わる方でも参考になる情報も多いと思われます。

ご興味ある方はぜひ手にとってみてくださいね

アメリア事務局・入江

アメリア事務局では少しずつ、通常の業務を行えるようになってきました。

厳しい状況にある方々がどれだけいることか、そのことを思うと手放しでは喜べませんが

一日一日、自分たちができることに誠実に向き合わねば、と思っています。

今日は舞台・戯曲作品からノンフィクション書籍まで幅広い分野の

翻訳を手掛けられている山内あゆ子さんの最新訳書をご紹介いたします

山内さんからはご献本もいただきました。お心遣いありがとうございます

ダニエル・カーネマン心理と経済を語る
(2011/03)
ダニエル カーネマン
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2002年ノーベル経済学賞受賞のダニエル・カーネマン博士の

スピーチ、自伝、論文を集めた、日本オリジナルのアンソロジーです。

「ブラックスワン」「予想どおりに不合理」等々で話題の

行動経済学”という学問分野を切り拓いた張本人であるカーネマンの

論文までふくめた待望の著作。

既に同分野で訳書を出されている山内さんのような方でも

本書の翻訳には本当にご苦労なさったのだそうです…

でも、「自伝部分は、ユダヤ人として第二次世界大戦を経て

苦労した幼少期から青年期や、共同研究者のトヴェルスキーへの

愛に溢れていて、感動的」とのこと

シンプルで手に取りたくなる素敵な装丁もさることながら、

大き目な文字、そして程よい間隔の段組など

読みやすさが増すような配慮が沢山

専門用語もできるだけわかりやすい言葉に噛み砕かれていて

予備知識ゼロの私のような素人でも、

向学心を刺激されながら読み進めることができます

人生の満足について、これからの生き方について。

根本を問い直すきっかけとなるような骨太の1冊です。

アメリア事務局

中川

本日は齋藤慎子さんの刊行訳書をご紹介いたします。

齋藤さん、ご連絡いただきありがとうございました

 

齋藤さんは海外在住ながらコンスタントに訳書を刊行していらっしゃる引っ張りだこの

訳者さんです

3月にももう一冊刊行されるそう。ご連絡を心待ちにしております

 

最新脳科学でわかった 五感の驚異
(2011/02/25)
ローレンス. D・ローゼンブラム
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数年前に開催したスペシャルコンテストがきっかけでご縁ができ、

今回の訳書に繋がったとのこと

会員さんと協力会社との間に新しいご縁ができるのは本当に嬉しいですね~

 

「初の科学もの」ということで翻訳、調べ物にはご苦労なさったとか。

 

でもこんなコメントもお寄せいただきました

 

いろんな人たちのエピソード、特に、映画制作関係者のエピソードが

映画ファンのわたしには興味深く、まさに「おもしろ苦しい」翻訳作業の日々でした。

 

 

「感覚の不思議さ」をすぐに実感できる実験のページもあり

「科学の不思議」とか「実験」というキーワードが大好きな私は

簡単に試せて「なるほど!」な実験を楽しんでしまいました。

 

難しそうな印象もありますが、楽しく読めて勉強になる一冊です

 

 

 

……最後になりますが、東北地方太平洋沖地震、および信州地方地震により

被害を受けられた皆さまにお見舞い申し上げます。これ以上被害が

拡大いたしませんよう、また一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

報道を見るたびに胸の詰まる思いで言葉もありません。

とにかく、どんなに小さなことでも今の自分にできることを実施していきたいと思っています。

 

なお地震の影響により発送物やお問い合わせへの対応など少々遅れ気味です。

申し訳ございません。

 

多くの方から事務局スタッフの安否を気にかけてくださる温かいお言葉も頂戴いたしました。

スタッフ全員、怪我もなく無事です。ありがとうございます。

 

会員の皆さま、ご家族・ご友人の皆さまのご無事を心から願っております。

 

 

アメリア事務局・入江

今回は、なんと話題の電子書籍の翻訳

お知らせをいただきました

英和対訳 クリスマス・キャロル

翻訳を手がけたのは、会員の近江美佐さん。

英文学の古典をやさしい現代文の対訳で読みながら

英語の勉強ができる、iPhone・iPad向けの電子ブックです

カラーコミックなので文章の解釈もしやすく

想像力が広がった、と仰る近江さん。

英語の語彙や文法、英国文化に対する解説も作成されたのだそう。

名作コミックとして読むことはもちろん、

「日本語」・「英語」表示を簡単に切り替えることもでき

電子書籍の特徴を生かして楽しく学習できるアプリです。

ちょっとした時間に手軽に試せそうなのも魅力的ですね

電子端末を持っている方、じわじわと増えていますね。

会員のみなさんからも電子書籍の翻訳のお話を

お聞かせいただけるかも…。そちらも楽しみです。

近江さん、お知らせいただきありがとうございました

これからもご活躍をお祈りしています。

アメリア事務局

中川

昨日の東京はまた雪が降りました

いくら季節の変わり目とはいえ、不安定ですね~~

みなさん体調を崩さないように早めに休養をとりましょう。

さて、本日は中央ヨーロッパが舞台のミステリと

幻の名作ロマンスの新訳2作をご紹介します

まず1冊目は会員の林啓恵さんの『冷血の彼方』です。

冷血の彼方 (創元推理文庫)
(2011/02/24)
マイケル・ジェネリン
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スロヴァキアの女性警官ヤナが欧州全体を舞台に

活躍するミステリ・シリーズの1作目。

チェコ共和国との連邦解消やNATO、EUへの加盟など

90年代~00年代にかけてのスロヴァキアの情勢がしっかりと織り込まれ、

登場人物たちもその影響を着実に受けています。

広域犯罪のミステリと同様と共産主義政権下に暮らす

家族の物語としても読み応えがあるはず

著者は弁護士、政治関連コンサルタント、脚本家等々

多彩な能力を発揮するマイケル・ジェネリン

現在シリーズ四作目も執筆中とのこと…今後の活躍が益々期待されますね

そしてもう1冊は超人気ロマンス作家、ダイアナ・パーマーが

初期に生み出した幻の名作、ついに新訳となって登場です

純真な歌姫 (ハーレクイン・プレゼンツスペシャル)
(2011/02)
ダイアナ パーマー
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翻訳を手がけられたのは名誉会員の泉智子さん。

ダイアナ・パーマー定番中の定番の設定というテキサスの「牧場」を舞台に

裕福で傲慢だけれど魅力的なヒーローと、

彼のわがままに振り回される純真向くなヒロインの愛物語

初版が刊行されたのは1983年、なんと25年以上も前なのです

それだけの時を経てもなお色あせないロマンスの王道。

これまでにどれだけ多くの読者から支持を集めたことでしょうか

普遍的な世界が新訳でよみがえります

アメリア事務局

中川

暖かくなったかと思いきや昨日は雪が降りましたね

花粉も飛び始めたようで……とうとう花粉症デビューしてしまったかもしれず……

くしゃみが止まりません

さて本日は翻訳家の河野万里子さんの訳書をご紹介いたします。

河野さん、ご献本いただきありがとうございます

どこ行くの、パパ?
(2011/02/26)
ジャン=ルイ フルニエ
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著者であるジャン=ルイ・フルニエ氏はフランスのユーモア作家

ユーモラスなキャラクターが登場する子ども向け人気テレビアニメの原作者であり、

また200本近いドキュメンタリーの制作を手がけるなど長年にわたりテレビ業界で活躍。

ブラックユーモアに満ちた20冊以上の小説・エッセイも刊行しています。

そんな著者が70歳を目前に明かした私生活を描いたのが本書です

家に帰ると待っているのは重度の身体的・知的障害を抱えた二人の息子たち。

軽いタッチの明るい文章のなかに、著者の複雑な思いが描かれ

胸がしめつけられるような想いを感じずにはいられませんでした。

ぐっとくる場面も多く、涙が出そうになることも

でも次の瞬間には著者独特のブラックユーモアでふっと笑顔になれたり

根底には息子達に対する深く温かい愛情の存在を感じます

本国フランスでは2008年度フェミナ賞を受賞し、国内で47万部の

売り上げを記録したそうです。翻訳権も37ヶ国に売れているとのこと。

ぜひ読んでみてくださいね

河野さん、素敵な訳書をありがとうございました

今後のご活躍も楽しみにしております

アメリア事務局

入江

今日は久しぶりの快晴

青空は気持ちよいですが風が冷たい…

今日は会員の小巻靖子さんが手がけた

食いしん坊さん注目の書籍のご紹介です。

ハンバーガーの歴史 世界中でなぜここまで愛されたのか? (P‐Vine BOOKs)
(2011/02/18)
アンドルー・F・スミス
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ハンバーガーってたまに無性に食べたくなるときありませんか

私は大好きです。チェーン店もたくさんありますが、

こだわりハンバーガー屋さんも色々なところにありますよね。

ハンバーガーの登場は色々な説があるようですが

1890年代頃、アメリカの街角から生まれたのですって。

手づかみでかぶりつくスタイルは新しかったのでしょうね

おいしいけれどやっぱり気になるカロリーや栄養。

本書ではキング・オブ・ファーストフードのハンバーガーをとりまく

様々な問題について食以外の視点からアプローチしています

カラー写真や貴重なレシピもたっぷりで

目にも美味しいハンバーガー本。

読んだらきっと食べたくなっちゃいます

アメリア事務局

中川

先週末の関東地方は春一番が吹き、

東京はなんと20度越えの暖かさになったようです。

いきなり花粉が本格化して本当にひどいことになってしまいました…

このまま暖かくなるのかしら…と思いきや今日はまた冷たいが。

月曜の雨はやけに冷たいですね…

さて、そんな憂鬱な気分を吹き飛ばすような

ロマンス2作をご紹介しましょう

まず1作目は『孤城の気高き人質』。

孤城の気高き人質 (RHブックス・プラス)
(2011/02/10)
シャノン ドレイク
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手がけられたのは会員の村上知美さん。

本作はベストセラー作家、ベザー・グレアムの別名

シャノン・ドレイク名義での作品です。

貢ぎ物目当てに館に乗り込んできた敵国の騎兵隊に

「自分を連れ去ってほしい」と懇願するヒロイン、クリスティーナ…。

ドラマティックな正統派ヒストリカル・ロマンスです

そしてもう1作は会員の富永佐知子さんが手がけられたこちら。

麗しの男爵と愛のルール―背徳の貴公子〈3〉 (MIRA文庫)
(2011/02/15)
サブリナ ジェフリーズ
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こちらは強烈なキャラクターばかりが登場する超個性的なシリーズ

今回はドSな美中年“「凶暴な猛獣」で「スカートをはいた軍人」で

「歩く武器庫」の未亡人”(冨永さん談)というカップリングとのこと。

皇太子にまつわるある“私物”をめぐり、

高級社交クラブのオーナーの愛人になりすますヒロイン。

最初は「ふり」だったはずがいつしか本物の愛人に…

怪しげで大人な展開…濃厚そうです

実に多彩なロマンス。

翻訳者のみなさんの手腕に脱帽です

アメリア事務局

中川

本日は会員の大塚道子さんが翻訳、また木谷志於美さんが翻訳協力をされた

『目で見る政治 国家のしくみと私たちの選択』をご紹介します。

事務局にもご献本をいただきました。

大塚さん、木谷さん、ありがとうございます

目で見る政治―国家のしくみと私たちの選択
(2010/12)
アンドルー マー
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無関心は、将来への建設的な思考を一番遠ざけてしまうもの。

身近な話題としてまずは関心を持つことが大切ですよね

本書では、

よく耳にしながらぼんやりとしかわからない専門用語や、

すっかり理解している気になっている制度や仕組みなどが

易しい言葉とイラストで説明されていて、

基本の枠組みや考え方がしっかりとおさえられるはず

歴史や現代社会、公民などさまざまな分野にまたがる

豊富な情報量は大人にとってもとても勉強になります

折しもチュニジア政変に始まりエジプト、リビアなど

アラブ諸国の民主化要求の波が高まる現在。

今世界で、日本で何が起きているのか、

そして私たちには何ができるのか…

子どもと一緒に手に取り、じっくり考えるきっかけとしても

お勧めです

アメリア事務局

中川

マンガの英訳

2011-02-22

今日はちょっと珍しいです~

すべて、日本のマンガの英訳のお仕事です。どど~んとご紹介

Kamisama Kiss, Vol. 1
(2010/12/07)
julietta Suzuki
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Skip Beat!, Vol. 22
(2010/12/07)
Yoshiki Nakamura
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Hoshin Engi, Vol. 21
(2010/12/07)
Ryu Fujisaki
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Black Butler, Vol. 4
(2011/01/25)
Yana Toboso
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Pandora Hearts, Vol. 4
(2011/01/25)
Jun Mochizuki
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Dragon Girl, Vol. 2
(2011/02/22)
Toru Fujieda
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手がけられたのは会員のTomo Kimuraさん。

Kimuraさんは有名作も多数手がけていらっしゃいます

海外での爆発的なマンガブームも、

最近は少しずつ落ち着いてきているという話も聞きましたが

さまざまなテイストの作品が紹介されているのだな~と改めて感じます。

それぞれのマンガのテイストを理解し、

現地読者の心を掴む台詞を限られたスペースにあてはめてゆく…。

日・英いずれもネイティブスピーカー同様の感覚・スキルが要求されますよね。

Kimuraさん、すごいです

これからもぜひご活躍のお話をお聞かせくださいね。

楽しみにお待ちしています

アメリア事務局

中川

本日は、会員の小巻靖子さん、松浦弘さん、安藤貴子さんほかの方々が

共訳をされた『人類の歴史を変えた発明 1001』をご紹介します

人類の歴史を変えた発明1001
(2011/01/25)
ジャック チャロナー、 他
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「これって誰が考えたんだろうな~」とふと気になること、

結構ありますよね

本書は人類の数え切れない発明の中から、

歴史を変えてしまったと思われる1001の発明について

うまれた理由やきっかけ、その後の流れなどを

写真やイラストも交えわかりやすく解き明かしてくれるのだそうです

最初はたった一人の人間の小さな発見が発端でも、

その変化=発明を享受する人間が

同時代に何百人、何万人、何億人といれば…。

たった一つの発明は、

歴史が大きく変わる瞬間そのものなのかもしれません

教科書で習った歴史的な大発明から

いまや日々の暮らしで欠かせない身近なアイテムまで。

「発明」品たちの知られざる歴史が明かされます

アメリア事務局

中川

昨晩の東京は暴れん坊の雨風でした

でも、どことなく風に暖かさが感じられてきましたね。

このまま春に近づいていけばいいなぁ…

さて、本日は幅広く出版翻訳を手がけている会員の谷垣暁美さんの訳書、

とびきりのファンタジー2作をご紹介いたします

ストレンジ・トイズ (ストレンジ・フィクション)
(2011/01/16)
パトリシア・ギアリー
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河出書房新社さんの新しい叢書、

ストレンジ・フィクションの第二弾となる本作。

「謎解きやオチを期待すると肩透かしを食いますが、

 好きな人には不思議な魅力がある小説だと思います」

と谷垣さんも仰るほど。

舞台は60年代のアメリカ。家族を救えるのは9歳の少女だけ…

現実と非現実、日常と非日常…その境界線はぐにゃぐにゃゆがみ始め、

読むことでしか体験できない幻想の世界へ誘われます。

文字通りストレンジ そしてなんともいえない世界観です

そして、こちらはゲド戦記の作者として日本でも

有名なアーシュラ・K・ル=グウィンの『ギフト』が文庫本になりました

ギフト 西のはての年代記Ⅰ (河出文庫)
(2011/02/04)
アーシュラ・K・ル=グウィン
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西のはての年代記1部作の1作目です。

文庫本だとどこでもトリップできて嬉しいですよね~

老若男女、たくさんの方々に世界を自由に

駆け巡る喜びを感じていただけますように…。

(私ってば逃避好き過ぎでしょうか)

谷垣さんからは2冊ともご献本いただきました。

いつも温かいお心遣い、本当にありがとうございます。

あなたも「頭を空っぽに」して、

すぐ隣にある不思議な扉を開いてみませんか

アメリア事務局

中川

先日の雪もつかの間少しずつ暖かくなってきましたね。

海外・国内問わず全国各地にいらっしゃるアメリア会員の皆さん。

「近所の梅がほころびました」などなど、身近な春の到来を

メールに添えてくださる方もいて、色々なところで春の息吹が

あるのだなぁとほっこリあたたかな気持ちになります

(全国各地と言えば、新燃岳の噴火は心配ですが…)

さて、今日はほっこりな気持ちをおすそ分けできそうなラブロマンス&

少し過激にホットな気分になっちゃう熱くセクシーなロマンスをご紹介

まずは、市ノ瀬美麗さんが手がけられた『復讐は恋の味』。

復讐の味は恋の味 (マグノリアロマンス)
(2011/02/09)
シャーリー ジャンプ
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まるでバービー人形のような誰もがうらやむ

抜群のプロポーションと魅惑的なブロンドを誇るヒロイン・アリーも

高校生の頃はいじめられっこだった。

(今の姿からは到底想像できないけれど、当時の体重は130キロ

そんな彼女が7年ぶりに帰郷すると、高校時代の思い出の人であり

復讐したいと願っていた相手・ダンカンからお誘いが…

「題名に「復讐」とありますが、ドロドロした話ではありません。

 明るく楽しく、ホロリとする場面もあり、最後は心がほっこりする、

 とても素敵な物語です。お気に入りの作品のひとつになりました」

とおっしゃる市ノ瀬さん。ヒロインの複雑な心の裏側に共感できる乙女も多いのでは…

そしてもう1冊はテンガロンハットの女性がインパクトな表紙の

『テキサスの夜に抱かれて』です。

テキサスの夜に抱かれて (イソラ文庫)
(2011/02/05)
デリラ デブリン、Delilah Devlin 他
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本書の翻訳を手がけられたのは木村浩美さん。

舞台はテキサス。ずばりヒーローはカウボーイ

木村さんのお話によると、

「厳しい自然の中で生きるカウボーイたちは勇敢でやさしくて…

 ちょっとオレ様っぽい強引なところも魅力的。

 ヒロインたちもとても芯が強くて面白かったです。」

とのこと…。人間同士のぶつかりあいが、

物語を味わい深くするポイントの一つなのでしょうね。

(木村さん曰く、「テキサスの恋は戦い」なのだそうです

まったく彩りの違う2つのロマンス。

好きなテイストのドキドキを見つけて浸っちゃいましょう

アメリア事務局

中川