【アメリア】Flavor of the Month 10 白幡さとこさん
読み物
Flavor of the Month
<第10回>   全3ページ


第10回

好きなことにはとことんのめり込んでしまう私 そんな性格を翻訳の分野で生かしたい!
  白幡さとこさん
Satoko Shirahata

文章を書くことが好きで何となく始めた翻訳 今は大好きなファンタジーの世界にはまっています

坂田:今回のゲストは白幡さとこさんです。こんにちは。

白幡:こんにちは。よろしくお願いします。

坂田:よろしくお願いします。白幡さんはさっそく『会員プロフィール検索システム』に登録されたとうかがっています。後ほど、その話も聞かせて下さいね。ではまず、翻訳を始めたのは、いつ頃、どんなキッカケだったのか教えてもらえますか?

白幡:大学を卒業して、社会人になって3年目ぐらいだったと思います。会社の語学研修で通った外部の語学スクールで翻訳学校の入学案内を目にしたんです。そこには、「翻訳はいわゆる英文和訳とは違う」といったことが書いてありました。もともと文章を書くのは好きなほうなので、翻訳ってなんだか面白そうだなと思い、通信教育で翻訳の勉強を始めました。

坂田:それまで、仕事で英語や翻訳に関わっていらっしゃったのですか?

白幡:いいえ、英語には接していませんでした。私は大学で中国語を専攻していましたので、その頃勤めていた会社では国際部中国室に所属していました。ですから、中国語の専門記事を日本語に翻訳するということは仕事の一部だったのですが、英語の方は全く使っていませんでした。

坂田:ではなぜ、中国語ではなく、英日翻訳の勉強を始められたのですか?

白幡:当時勉強を始めたのが中日翻訳ではなかった理由は、自分でもはっきりとは覚えていないんですが、まず、中日の翻訳学校がほとんどなかったこと。それから仕事で英語に関わっていなかったことから英語力をさびつかせたくなかったので、翻訳で英語と接していたいと考えたのだと思います。それに、英語の方が需要が多いことも理由だったと思います。

坂田:今はどのような形で翻訳の勉強をなさっていますか?

白幡:通信教育のあと、通学で学んだりもしましたが、今は独学です。アメリアの会員としては、主に文芸、時々実務のトライアルに応募したりしています。ただ、最近はそちらのほうはあまり積極的には参加できていなくて、もっぱら、自分の好きなファンタジーの分野を楽しんでいます。原書を取り寄せて読んだり、そのうちに自分でも翻訳をしたくなって、好きな作品をコツコツと翻訳したりして。

坂田:ファンタジーというと、具体的にはどのようなものを読まれているのですか?

白幡:そうですね、今まで原書で読んできたものは、C・S・ルイスの「ナルニア王国物語」シリーズとか、アーシュラ・K・ルグウィンの「ゲド戦記」シリーズ。それから日本ではあまり知名度は高くないのですが、ディヴィッド・エディングスという作家の「ベルガリアード物語」などが好きです。

坂田:スラスラと名前が出てきましたが、私にはあまり馴染みのない名前ばかりなのですが……。その分野に関しては、かなり自信がありそうですね。

白幡:はい、大好きですから(笑)。今あげた三作品はすでに翻訳版が出ているんですが、まだ翻訳されていないものも読んでいます。「マジック・ザ・ギャザリング」ってご存じですか?

坂田:名前は聞いたことがありますが、詳しくは知りません。確か、カード・ゲームですよね。

白幡:そうです。トレーディング・カードゲームと呼ばれるもので、アメリカで大ブームになり、日本でも一部のファンの間ではかなりのブームを巻き起こしているんです。私は2年ほど前に友人からこのゲームのことを教えてもらい、もともとファンタジー好きだったので、すぐにファンになりました。このゲームには背景になっている物語があって、すでにペーパーバックで20冊近くが出版されているのですが、通勤電車の中で読みはじめて、ほぼすべて読破しています。最近、1冊目の最初の部分から、少しずつですが翻訳を始めたんですよ。

坂田:ご自分で翻訳しようと思ったのは、どうしてですか?

白幡:何となくペーパーバックの翻訳をしてみたいなと思ったことがひとつ。それから、マジック・ザ・ギャザリングにはゲーム仲間がいて、時々大会を開いてみんなでゲームをするのですが、その優勝賞品に私の翻訳文を渡すことになったんです。先程言ったとおり、まだ翻訳版が出ていませんので、私の訳でもみんなに喜んでもらえるかなと思って。今まで3人ぐらいの友人に渡しましたが、突き返されるようなこともなかったので、受け入れられているんだなとポジティブに受け止めています(笑)。

坂田:読んでくれる人がいるというのは、大いに励みになりますよね。

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